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悶々銭湯~リラックスはどこへやら~

私は銭湯が好きで、週に一回は行っている。

大きなお風呂で四肢を最大限まで伸ばすのは解放があって、
それはそれは気持ちが良い。

銭湯での時間がどれほど癒しとパワーをくれることか。

特に、運動した日は必ず行くようにしている。
銭湯での温冷浴と自宅での温冷浴は、
その後の筋肉痛の差がとても大きくて、
行かずにはいられない。

世の中がざわついていても、私の銭湯通いはこれまでと変わりなく続けている。お気に入りの銭湯も、世のざわつきを感じないくらい、これまでと同じように混んでいる。
だから少しだけ、今のざわつきから離れられてホッとできる。

普段のお掃除だけでも大変だろうに、各種対策など仕事が増えてることを思うと、営業してくださっているのが本当に有難い。
役立っているかどうかは不明だが、自分が使った桶やイスは念入りに洗って戻すようになった。

そんな銭湯では最近、リラックスを妨げる存在がいて、
遭遇してしまうともうダメだ。

それは、
マスクをして入浴している人

基本的には、各々好きにすればいいさ、と他人に興味を持つことはないが、
理解できなさがあまりに大きく、彼女たちから目が離せなくなってしまう。

もう、不思議で仕方がない。

えーっ、何それ!?
息できてんの?

マスク濡れてますけど、息できてますかー?

そういう拷問ありましたよ?
息、出来ないんですよー。

なぜなのぉーっ!?

なんでマスクしてまで銭湯に来るのーっ!?

彼女たちに聞く訳にもいかず、謎は深まるばかり。
目を閉じても頭の中で「なぜ?」がグルグルしてしまう。

クラクラしてきて目を開けると、
その人が顔を真っ赤にして湯船に浸かっていたりして、
その姿には、心配を通り越して恐怖を感じる。

一体、彼女たちは何を思ってマスクをしてまで銭湯に来るのだろうか?

私には一生かかってもその気持ちを理解できそうにない。

唯一、ハッキリ、きっぱりと思うことは、

汚っねぇ~~~~っ!

ということだけだ。

不衛生だと思えて仕方ないのだけれど、どうなんでしょ。

余計なことを考えたくないので、次回はこういう人と遭遇しないといいな。

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