見出し画像

惑星護符の召喚魔術儀式のやり方説明書。蜜猫考察。

こちらは惑星護符の召喚魔術のやり方説明書。かの有名な魔術書「ソロモンの大いなる鍵」に記載されている、惑星護符を使用した儀式である。何度もこの儀式を行っている蜜猫の考察を踏まえながら記したい。

先立って惑星護符の召喚魔術の特徴を述べておくと、「惑星という身近な天体を使っている分イメージがしやすく、他の魔術よりもある程度リスクがあるのできちんとイメージできれば願いが叶いやすい」点だ。
召喚魔術と言えば、悪魔、天使、精霊など様々な目に見えないものを対象にできるが、それらはあまりにも漠然としている。しかし惑星は実際にある天体で、惑星護符使いたいコアな人はきっと占星術とか12星座占いとかある程度の興味と知識がおありだろう。とにかくイメージしやすい。

後者は、実はこの儀式は1か月に1日しか行うことができない。それは魔術でお決まりの「月の満ち欠けによって儀式日を決める」必要があることに加え、「惑星時間(プラネタリーアワー)」で時間まで制限されるからだ。これはつまり、リスクが高い分(いつでもできない分)、必死だからやるわけで、故に脳へかけるストレスと意識が高くなる。

儀式日と惑星時間の選定

・物事を増幅させる魔術の場合⇒上弦の月~満月前日の期間
・物事を減退させる魔術の場合⇒下弦の月~新月前日の期間

更に使用する惑星護符の種類によって

太陽⇒日曜
月⇒月曜
火星⇒火曜
水星⇒水曜
木星⇒木曜
金星⇒金曜
土星⇒土曜

更に、目的の日の日の出・日の入りの時刻を調べ、プラネタリーアワーを算出。

・日の出から1時間以内
・日の出8時間目から1時間以内

・日の入り3時間目から1時間以内
・日の入り10時間目から1時間以内

更にこの時間帯にボイドタイムが重なっていないかを調る。
ボイドタイムが重なっていなければその時間に儀式が可能。
プラネタリーアワーはいずれか1つを選ぶ。

最低限の基礎知識

繰り返しになりるが、惑星護符の召喚儀式を行うにあたって必要なことを記しておく。各々学んでおくこと。

・惑星の意味の理解
昔の人々は惑星の運行の神秘に「神」の名と意味を与えた。使用する護符の惑星の意味や神の特徴を知っておきたい。

・護符の文字
各護符には古代ヘブライ語(またはラテン語)が記されている。エノクの神や天使の名、聖書の一説が多く書かれている。これ各々勉強するのはさすがに難しいため、黒猫魔術店では辞典を製作中。YouTube動画にて惑星護符の聖書朗読も行っている。

・4大元素の理解
火、水、風、土のよっつの元素が生成と分解を繰り返して、顕現するということ。

・視覚化訓練
五芒星から流出する元素のエネルギーを「視覚化」=魔術の言葉で「イメージすること」。仏教で言えば観想することに似てる。イメージはユング心理学の元型アーキタイプと結びつけ訓練されたし。

ここから先は

3,022字 / 1画像

¥ 1,000

サポートして頂けたら、魔術研究の支援に使わせて頂きます。皆様により良い情報とデータを開示することで生き生きとした魔女活・魔術ライフになるよう願っています。