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ルーナサ(第一収穫祭)サバト儀式のやり方と蜜猫的考察。
ルーナサ。8月1日に光の神ルーを祝うこの行事は第一収穫祭(夏の収穫祭)として、世界各地にあるだいじなお祭りだ。今回はこの季節行事を儀式化した魔女のルーナサのサバトについて、わたしが実際にやって感じたことや、気付いた点を深堀りしたいと思う。
オスタラの種蒔き、ベルテーンの聖婚、リーザの魔力を経た最初の収穫祭ルーナサは、自然信仰者にとってなくてはならないものであり、呼び方は違えど様々な地域で「夏祭り」として現代に残っている。その特徴をはじめに挙げておく。
1)「最初の」収穫祭は特別なもの
自然信仰が残る地では、作物が育った「最初の収穫」は特別視される。世界各所の風習を見ても、それらは呪術的な儀式を交えて、作物の一部を自然の神(spirit)に献上することが多い。「最初」は神に捧げるという思想が根強いのだ。よって、ルーナサの第一収穫祭は、わたしたちが作物の恵みを享受し生きていくために欠かせないサバトである。
2)男神を「食べる」、女神を「模す」
収穫祭ゆえに供物が美味しいサバトでもある。特徴的なのは、そのサバトのパンの形状が人型であり、これは男神を表すとされる。最初の収穫の小麦は、男神の太陽のエネルギーを持っており、わたしたちが戴くことでそのエネルギーを体内に宿すことができる(聖餐)と言われている。
また、小麦やトウモロコシの皮(日本では加えて稲藁が主となるが)で作った人形を祭壇に飾る。これは大地の女神を模す。第二・第三と続く収穫に向けて大地に感謝し、供物の一部を大地に撒き、返還する。
このふたつは呪術的儀式である。
ルーナササバトをやってみた
8月1日。夏真っ盛りのルーナサの頃。
その前から、フルーツ県の山形ではさくらんぼ、すいか、メロン、ぶどうなどがスーパーに地元特価で並び始めるし、農家の知り合いから貰ったり物々交換したりして、食卓にあがるのだ。
そのためルーナサのサバトはフルーツが美味しい。特にわたしのサバトではこうした瑞々しい果実と野菜が半分以上を占める。わざわざ庭にパラソルを広げて儀式を行ったあと、バーベキューをしながら果実を頬張るという時もある。
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