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席替え

① 【社長100人アンケート】賃上げ「5%台」最多 物価高や人材確保意識

1年前の調査では50社が回答し、最多は「3%台」で34%だった。今回調査で尋ねた23年実績は「4%台」が26.6%で最多。経営者は、慎重に賃上げ率の落としどころを探りつつ、1年前より高い賃上げを想定していることがうかがえる。
(中略)
中長期で賃上げする意欲も高まっている。今後5年間の基本給の水準を「大きく増やす」「やや増やす」とした企業は計91.1%だった。1年前の調査での同様の回答は7割。持続的な賃上げが、経営の前提と捉えられるようになってきた。

日本経済新聞

意外と賃上げ機運は高いにゃ、というのが率直な感想😸 去年と比べたら別世界レベルの意識の変貌ぶりに驚いてるにゃ😳 ただ、アンケートに答えたのは名だたる大企業の社長さんばかり😼 日本の99.7%は中小企業にゃので、この流れが全体へ波及するにはもう少し時間がかかりそうにゃ⏳ この調子でいけばひょっとしたら1月のマイナス金利解除もありうる❓ いずれにせよ、コストに関する考え方が着実に変わってきていることは確かにゃ😺

② 【スクランブル】半導体投資、途切れぬ需要

 供給網のリスク軽減を進めているのは中国も同様だが、国産化の道のりは遠い。HSBCグローバル・リサーチのフランク・ホー氏は「エンジニアリング力を含めた(世界との)格差を縮めるには何年もかかる」とする。当面は米国の制裁をかいくぐり製造装置や部材を手当てするしかない。
 中国には半導体工場が44カ所あり、32カ所が建設または計画中――。台湾の調査会社トレンドフォースは11月、こんなリポートをまとめた。国産化の歩みと足元のギャップは日本企業の商機だ。
(中略)
 東エレクやSCREENホールディングス、ディスコの半導体事業に占める中国比率は足元で3~5割に達する。半導体の国際団体SEMIによると、製造装置の市場規模は25年に1240億ドルと過去最高になる見込み。10年前の3倍の水準だ。
 製造装置の市場規模と米フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は長期的には連動してきた。楽天証券経済研究所の今中能夫チーフアナリストは「少なくとも24年は中国需要と人工知能(AI)が推進力になる」とみる。足元の建設計画や資金調達をみる限り、市場拡大は続きそうだ。

日本経済新聞

変わってるといえば世界のサプラチェーンも米中を軸に再構築中だけど、にゃんとなく分断分断と言われ続けてきて、中国の巨大市場から遠ざかってると勝手にイメージしてたにゃ💭 だけど中国も中国で再構築を急いでいて、実はそこに日本としては入り込める余地が大きくにゃってるというのが本当のところっぽいにゃ😼 製造業、特にものづくりに元となる製造装置の分野では、中国での売上が大きい企業にとっては来年、恩恵を受けられる可能性が大きいかもしれにゃいにゃ🏭

③ 【Deep Insight】日鉄と日立の地政学パズル

逆にいえば、企業は当面、世界を「完成しないジグソーパズル」とみなして経営する考え方が必要になる。パズルのピース、つまり地政学要因でどこかが欠ける可能性はあるものの、企業は成長し、生き残らないといけない。
日鉄にも世界をいくつかに割ったジグソーパズルは存在しているはずだ。「中国を捨て、米国にかじを切った」という単純な構図ではないのだろう。ピースを一つ一つ慎重に見極めた。そして、とるべき時にリスクをチャンスと比較した。そういうことだ。
完成しないパズルの中をどう動けば、グローバル経営の恩恵を享受し続けられるか。2024年もそんな究極の判断を迫られる企業は多いだろう。

日本経済新聞

そんなこんなで国内外が大シャッフル中のいま、どこかに安定することを目指すよりも、不完全な状態でも確実に果実を得ていく心構えが必要、というご意見を目にしてまさに目からウロコでしたにゃ🐟 投資においても一方の流れに偏るのではなく、何かひとつ欠けたとしても全体としてパフォーマンスを上げていく戦略がますます重要になってきますにゃ😺

いまは何年かに一回の席替えが行われてる最中と言えますにゃ。

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