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海外視点
① 【チャートは語る】ストの波、働く価値問う
英国は2022年、物価上昇率が7.9%と40年ぶりの高さになった。「生活費の危機」が叫ばれ、公共サービスなど様々な分野にストが及んだ。労働者が仕事をしなかった損失日数は251万日と33年ぶりの規模になった。23年も匹敵するペースで膨らむ。
(中略)
争議の背景にはインフレにとどまらない構造要因も浮かぶ。8月の労働損失が410万日を超え、この20年で最大になった米国。およそ16万人が加入する米映画俳優組合―テレビ・ラジオ芸術家連盟が7月にストに入り、5月から9月まで続いた脚本家の労組によるストと重なった。AIに創作の領分を侵されることへの不安が根底にある。
また何十年ぶり系の話題だけど、米英で200万日、400万日という規模のストが起きている一方で、日本は2000日にも及ばず、100分の1以下の低さ。40年前まで遡れば日本も100万日を超えてたらしいから、ストがいいか悪いかはともかく、ちょっと減り方が異常ですにゃ。そういう意味ではたった1日とは言え、ストに踏み切ったそごう西武の組合の判断には意義があったと言えるのかにゃ?
② 【NIKKEI Asia】路地裏からゲーム王誕生
パキスタン全土で、10歳ぐらいの少年たちが狭い路地裏や古ぼけたショッピングセンターにあるゲームセンターに集まってくる。彼らは何時間も前かがみになり、格闘ゲーム「ザ・キング・オブ・ファイターズ」や鉄拳で戦っている。鉄拳の最新版は来年1月に登場する予定だ。
パキスタンの国外ではあまり知られていないが、これらの雑然としたゲームセンターが世界レベルの鉄拳プレーヤーを誕生させた。韓国のペ氏は19年の鉄拳ワールドツアー決勝戦の前に、パキスタン北部のラホールを訪れて現地の選手と対戦したほどだ。
これも意外でへえと思ったんだけど、パキスタンのアルスラーン・シディークさんって方が「鉄拳」の世界一のプレーヤーなんだそうにゃ。リアルなスポーツになると設備とか環境とかに左右される部分が大きいのかもしれないけど、eスポーツはそういうハンデを取っ払う可能性も秘めてるのかもしれにゃいと思ったにゃ。
③ 〈直言×テクノ新世〉「不死の科学」は残酷な噓 シェリー・ケーガン氏
「死んだペットのクローンを作ることはべつにかまわないだろうと私は思う。だが人間のクローンを作ることは間違っている。クローンの人間にも当然、心がある。その人が、自分は誰かの肉体の模造品だと知ったら、どんな気持ちになるかを想像するといい」
「私は70年近く生きてきたと思っているが、実は15分前に誰かの記憶を移植されたクローンだとする。『あなたは実はクローンだ』と知らされても、その事実を簡単に受け入れることはできないだろう。記憶まで移植するのは極端としても、誰かの身体をもとに別の肉体を作る行為は、人間存在に対してこの上なく残酷な噓をつくことだ」
クローンって作る側の倫理的な問題と捉えられているけど、作られた側の立場を考えたことって確かに全然にゃかったぁと考えさせられたにゃ。常に他者の気持ちや視点を忘れずにいたいものにゃ。
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