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ダイナミズムの源泉


① 円売りに急ブレーキ 147円台前半、2カ月ぶり高値

市場が急変動の「犯人」とみているのは、休暇入りを控えた投機筋による円売りポジション(持ち高)の解消だ。
23日には日本が「勤労感謝の日」、米国も「感謝祭」と日米の祝日が重なる。米国では感謝祭から12月のクリスマスまで長期休暇シーズンとなり、売買が減少する。十分に稼いだ投資家は利益を確定し、新年まで市場に戻らないケースもある。
(中略)
円相場の行方を巡り市場の見方は定まっていない。市場参加者が休暇から戻れば円売りが再び優勢となり「円安が進む可能性がある」(三菱UFJモルガン・スタンレー証券の植野大作チーフ為替ストラテジスト)との指摘があった。

日本経済新聞

8月の夏枯れ相場といい、クリスマス休暇も入れたら海外勢の実働期間って年間10カ月ほど? そういう人たちから見たら、がむしゃらに働き続けるのは負け組っていうことににゃるのか? でもそういうメリハリの付け方がアメリカの強い経済を支えているダイナミズムの源泉ににゃっているような気がするにゃ。締めるところは締める、ゆるくいけるときは徹底的にゆるく、そんな風な視点でこれからご紹介するふたつの記事を見ていくと、言ってることややってることに対してにゃんだか自然と腑に落ちるにゃ。

② 「米の急速利下げ、確率わずか15%」

――早期の景気後退を予測した多くのエコノミストは何を間違えたのでしょうか。
金利上昇の影響を過大に評価していると思う。金利上昇は経済に決定的な影響を与えるものではない。FRBは米経済に大きなダメージを与えることなくインフレ率を2%台に戻せると考えてきた。それは今のところうまくいっている。ソフトランディングがもっとも可能性の高いシナリオだ」
(中略)
「金融市場は景気後退を予測する能力を過信している。経済活動が低下し、積極的な利下げに踏み切るシナリオはあり得る。だが、景気後退は40年に4回しかなく、そこから踏まえると急速な利下げの可能性は15%程度だ。最も可能性の高いシナリオではない」

日本経済新聞(聞き手はワシントン=高見浩輔)

ありふれた市場コンセンサスからみるとちょっととんでも予想みたいにゃ内容だけど、まあ、こん詰めて考えすぎてもよくにゃいね、と思ったにゃ。なんせこれを言ってるのはアメリカで連銀総裁も務めたジェームズ・ブラードさん。そんな方に景気後退は40年に4回しかにゃいにゃんて言われたらちょっと気が楽ににゃるわね。ある程度守りを固めた上で、それくらい身軽に構えてた方がチャンスを掴める確率も上がるような気がするにゃ。

③ 中国、「世界初」の供給網博覧会

外国企業のうち20%が米国企業で、テスラとアップルに加え、アマゾン・ドット・コム、インテル、クアルコム、HPなども出展する。グーグルも幹部がフォーラムに参加する。ハイテク以外では中国市場で事業展開するスターバックスなども参加する。

日本経済新聞

これもクソ真面目に米中摩擦、分断とか額面通りに受け取ってたら理解できにゃいことにゃ。以前からテスラのイーロン・マスクさんは積極的に中国を訪れてたりしてたけど、いろんなバイアスとか雑音とかを排除して徹底的に利を取りにいく姿勢はアメリカも中国もさすがにゃ。われわれも常に耳を澄ませて宝を探り当てていく気持ちで行きたいにゃ。

今年もあと1カ月あまり、いろいろと潮目の変化を感じる今日この頃にゃ。

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