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反転攻勢への準備
① 円の実力、過去最低
これまで過去最低だった1970年8月(73.45)を53年ぶりに下回った。足元の円安が1ドル=360円の固定相場制だった当時よりも円の価値が相対的に割安になったことを示す。
固定相場制の時代よりも安いだにゃんて衝撃的すぎるにゃ。みずほ銀行の唐鎌大輔さんは「海外との賃金格差が実質実効レートの低下をもたらした」と指摘しているにゃ。
グラフの推移を見てて思ったのはショックは遅れてやってくるものなのだなと改めて実感したにゃ。円の実効レートのピークが1995年。バブル崩壊の6年後にゃ。ということは不動産不況に陥っている中国もあと5年は大丈夫かにゃ?
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② 【ポジション】円、日米5年金利差に連動
野村の後藤氏によると、5年の日米金利差にもとづく円の適正値を推計すると146円だという。実勢はやや円安で、金利差以上に円売りの勢いが強いといえそうだ。
後藤氏は「原油先物相場の上昇で日本の貿易収支が悪化して円売りが強まるとの思惑や、米経済の軟着陸期待、さらに為替相場の変動率低下で(円を借りて高金利のドルで運用する)『円キャリー取引』の活発さが金利差以上の円の減価につながっている」とみる。
50年ぶりに円が弱くなったということはそろそろ底打ちかにゃと思いたいけどそうでもなさそうにゃ。為替介入があってもこの流れはなかなか変わらないかにゃ?
③「投資される国」へ環境整備
日本の運用会社が強くならなければ、個人マネーは海外に流出してしまう。海外株で運用するアクティブ型投資信託のうち、国内の運用会社が自社運用するのは1割にとどまり9割は海外の運用会社に委託している。国内の運用会社が海外の運用会社に払う委託調査費は主要9社で約1080億円(23年3月期)と純利益を70億円強上回る。
反転攻勢の準備もできてるにゃ。けど効果が現れるとしても10年は先かにゃ? しばらく安い日本は続くとしてもどこかでトレンド転換があるかもしれない、頭のどこかに置いておきたいにゃ。
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