【再ブレイク銘柄】 エフアンドエム
予想増収率30%超と再急成長中!エフアンドエム(4771)
2000年に当時のJASDAQに上場し、2006年にはザラ場で3230円の上場来高値を付けたエフアンドエム。その後は業績が伸び悩み低空飛行を続けていましたが、今年になって終値ベースで高値を更新。再ブレイクが期待される時価総額330億円のコンサル系企業にゃ。東証スタンダードの銘柄だけど、ひとつひとつ指標を見ていくとかなり魅力的にゃ。
おすすめの理由①:増収率30% 高いエクイティ・スプレッド
ご覧の通り、22年3月期を境に売り上げが急上昇中で、来期にかけての増収率は実に32%。成長エンジンが再び加速中にゃ。
その源泉となっているのが「オフィスステーション」っていう人事労務のクラウドソフト。
売上に占める割合としては23%と主軸ではないんだけど、伸び率は前年比+45%と他のセグメントと比べると群を抜いているにゃ。
利用している企業もトヨタを筆頭に有名どころが名を連ね、継続率99.3%を誇る超優良ストックサービスにゃ。宣伝広告にも積極投資してるみたいだから、DX化の波に乗ってこれからもまだまだ成長が期待できそうにゃ。
ROE(予想18.7%)から資本コスト(4.4%)を引いたエクイティ・スプレッド、価値を生み出す力も14.3と堂々の二桁。ROIC(17.2%)とWACC(8.9%)で見ても見劣りしない価値創造力を持ってるにゃ。
おすすめの理由②:キャッシュフローベースで見ても割安
売上の拡大と同時に営業キャッシュフローも伸びていて、PCFR(株価キャッシュフロー倍率)は11.8倍と、PBRこそ3倍と割安感はないものの、営業CFベースで見るとかなりの割安水準にあると言えるにゃ。PERも16倍と過去の高値平均26.2倍と比べても十分割安にゃ。
また、理論株価の推移を見ても、売り上げが急拡大する前の20年、21年は実際の株価が理論株価を上回る割高な状況だったけど、22年以降は理論株価の方がはるか上を行っていてまだまだ株価が追い付いていない、とも解釈できるにゃ。
おすすめの理由③:10期連続増配中
ダメ押しなのが、ただいま10期連続増配中で来期も4円の増配見通しにゃ。会社の配当政策として「必要な内部留保を確保しつつ、安定した配当を継続」としていて具体的な配当性向は打ち出していにゃいけど、10期も連続して増配してる実績は素晴らしいにゃ。
目標株価:3000円
今期の第一四半期の進捗率が20%ちょいとやや低調な出だしだけど、好調な「オフィスステーション」の伸び率は60%超とさらに伸びてきてるから、期待を込めて3000円あたりを目指して頑張って欲しいにゃ。