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日本は欧州化するのか?
① 【スクランブル】「業績相場」高まる期待感
日米欧の株価指数の予想1株あたり利益(12カ月先ベース)をみると、日本は足元で鈍る米欧とは対照的に伸びの勢いを保つ。「株価の調整局面は拾うチャンス」(米運用大手の日本株担当者)。米景気鈍化懸念など世界の株式市場はリスクを抱えるが、日本株の相対的な優位性が浮かび上がる余地を秘める。
中間決算も全体としてみれば期待通り良好で、引き続き米欧をアウトパフォームする展開になりそうな予感にゃ。リオープン、値上げ、円安といったところが3本柱となって業績を支えてるのが大きかにゃと思うんだけど、これって結局はいち早くコロナとの共生に舵を切って経済を回復させてきた米欧の二番煎じ的なことにゃんじゃにゃいのか、いま米欧が景気減速しかけてるということは日本もそのうち…という心配もしたくにゃってくるにゃ。
果たしてそうにゃるのかにゃらないのか、特に厳しい局面に立たされている欧州を見てみると…
② 欧州株、三重苦で出遅れ LVMHは21%安
欧州株の低迷に拍車がかかっている。発表が進む主要企業の2023年7~9月期決算は前年同期比10%の減益見通しと日米に比べ厳しく、投資家の先行き不安を強めた。マイナス成長に沈む欧州景気、企業の中国経済への高い依存度、景気敏感業種主体の産業構造という「三重苦」が重荷になっている。
いま欧州を苦しめている3要素が低成長、中国依存、自動車を中心とした景気に敏感な製造業が中心の産業構造。これってまさに日本と全く一緒にゃ。日本と同じく自動車産業が中心のドイツの景況感を表す指標が実は日経平均株価との連動性も高いと言われてて、つまり欧州の置かれてる今の状況は日本の未来にゃのか?って思っちゃうけど、前段で触れた記事の通り、今のところ日本が急激に景気が悪くなるような兆しはにゃいにゃ。確かに、中国の景気減速の影響で業績が低迷してるところもポツポツ見られるけど、全体として見れば堅調。
この差は一体どこからきてるのかにゃ?
③ 金利ある世界、国債利払い懸念 補正予算案13.1兆円
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その答えは単純明快。欧州は高金利で日本は未だマイナス金利だから。このグラフを見ても分かる通り、日本経済が世界を席巻していた89年よりも国家予算は倍以上に。失われた30 年で経済はゼロ成長なのにしっかりと増えている。これを可能にしてるのは低金利環境下で国債が増発できるから。
似たような産業構造にも関わらず欧州と違って日本はけがせずに済んでいるのは低金利のおかげと言ってもいいにゃ。この環境が続く限りは、少なくとも来年は日本が欧州化する心配はあまりにゃいかもしれにゃいにゃ。
金利が復活する前にしっかりと体力をつけることができるかどうかも銘柄を選ぶ上で大事なポイントになってきそうにゃ。
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