#10 開業後の営業スタート!最初の一歩を踏み出そう
こんにちは、kurokoです。#個人事業主になるには の最終回!「#10 開業後の営業スタート!最初の一歩」というnoteを書きたいと思います。
「開業したけれど、営業ってどう進めればいいの?」と悩む方も多いのではないでしょうか。名刺を配るだけでなく、SNSを使ったPRや顧客対応のコツなど、営業にはさまざまな方法があります。今回は、個人事業主としての営業活動を始めるためのステップやポイントを分かりやすく解説します。一歩ずつ着実に進めていきましょう。
営業活動の種類と方法
営業と聞くとどんな手法を思いつきますか?一昔前なら営業=電話のイメージが強かったかもしれませんね。
以下に主なアプローチ方法3つを紹介します。自分の事業内容やターゲット顧客に合わせて最適な方法を選んでトライしてみてください!
1. 直接営業(ダイレクトセールス)
ターゲットとなる顧客や企業に直接アプローチする方法です。
メリット: 顧客と直接コミュニケーションが取れる。ニーズをその場で聞き出せる。
デメリット: 初対面で信頼を得るのが難しい場合も。
主な手法:電話、メール、問い合わせフォームへの投稿、クラウドソーシングサービスでの受注
2. 紹介営業
知人や過去の仕事関係者に紹介してもらう方法です。
メリット: 紹介元が信頼の橋渡しをしてくれるため、スムーズに関係を築きやすい。
デメリット: 紹介依頼が頻繁にはできないため、活動範囲が限られる。
3. インバウンド営業
ブログやホームページ、SNSなどを活用し、顧客からの問い合わせを待つ方法。
メリット: 自分のブランド力をアピールできる。長期的な効果が見込める。
デメリット: 成果が出るまでに時間がかかる場合がある。
主な手法:ブログ・ホームページの立ち上げと問い合わせフォームの設置、SNSの運用
SNSを活用した営業方法
SNSは、個人事業主にとって営業活動の強力なツールになります。以下のステップで始めてみましょう。
1. プラットフォームの選定
Instagram: 視覚的なコンテンツ(写真や動画)で訴求力を高められる。
Twitter/X: 短文でタイムリーな情報発信が可能。
LinkedIn: BtoB向けのネットワーク作りに最適。
2. ターゲット層に合わせた投稿
例えば、料理教室を始めた場合なら、時短レシピや成功例を投稿することで興味を引きます。顧客のニーズを常に意識したコンテンツ作りが重要となります。
なお、SNS運用による営業活動は一般にアカウントが一定規模になるまで結果を出すのは難しいため、他の営業方法との併用をおすすめします!
3. フォロワーとのコミュニケーション
コメントへの返信やDMでの対応を丁寧に行い、信頼を積み上げると効果的です。ただし、返信やDMを受け付ける場合、反応しなかったり返信が遅かったりすることでネガディブに捉えられる可能性もあります。いつ、どこで、どのようにコミュニケーションをしていくのか、コミュニケーション戦略もあわせて考えておくと安心です。
4. 定期的な発信とキャンペーンの実施
SNS運用をする場合、1日1投稿など定期的な発信をしていくことが基本となります。運用頻度については、運用負荷とのバランスで決めてみてください。また、「フォロワー限定の特典」などを提供すると、より多くの人に見てもらえる可能性もあります。多くのアカウントで実施している例があるので、企画する場合は事例分析をして、どのようなキャンペーンにするか作戦を練ってみましょう!
顧客対応のポイント
営業活動がみのり、顧客とのコミュニケーションが始まったら関係を良好に保つために以下の点を意識するとよいです!
1. 迅速な対応
当たり前ですが、問い合わせにはできるだけ早く答えることを意識しましょう。小さなことですが積み重ねにより信頼感を高めることに繋がります。
2. 顧客のニーズを深く理解する
顧客が本当に求めているものを把握し、サービスや商品に反映させましょう。営業と考えると自らのサービス内容を伝える、自分のことを話すなどに意識が向きがちですが、実は「相手の話を聞く」ことのほうが重要です。
以下に「話を聞く」ときに有効なメソッドを3つ紹介しておきます。
①アクティブリスニング(積極的傾聴)
アクティブリスニングは、話している相手に対して「しっかり聞いていますよ」と示す方法です。具体的には以下のテクニックがあります
相槌を打つ:「うん」「そうなんですね」といった自然な反応
視線を合わせる:目を見て話を聞くことで集中を伝える
繰り返す:相手が言ったことを要約して確認する。「つまり、○○ということですね」という形で言い直す
効果:相手は自分の話が理解され、尊重されていると感じる
②ミラーリング
ミラーリングとは、相手の話し方や言葉遣い、姿勢を自然に模倣する方法です。
言葉を真似る:相手の言葉の一部をそのまま使うことで親近感を生みます
身振りを合わせる:相手がリラックスしているなら、こちらもリラックスした姿勢を取る
効果:無意識に「この人は自分と似ている」と感じさせ、安心感を与える
③オープンクエスチョンの活用
相手の気持ちや考えを深く理解するために、オープンクエスチョン(答えが「はい」か「いいえ」以外の質問)を使いましょう。
例: 「そのとき、どう感じましたか?」「具体的にはどんなことがありましたか?」
目的: 自由に話しやすい環境を作り、相手の考えを引き出します。
効果: 相手の話が広がり、自分では気づいていなかった感情や意見を表現するきっかけを与えます。
3. 丁寧なフォローアップ
契約後も定期的にコンタクトを取り、満足度を確認します。長期的な信頼関係を築くことが、リピートや紹介につながります。
メルマガの運用などもその1つといえますが、事業開始当初から始めるのは負担も大きいので、頭の片隅においておいて、時期が来たらはじめてみるのも良いかもしれません。
まとめ
始まり編の最終回いかがでしたか?開業準備が整って、いよいよ営業するぞ!というとき、ワクワクが止まらない人もいれば、ハードルが高く腰が重いと感じる方もいるかもしれませんね。1つ1つ計画を立てて仕組みにして取り組むことで、ハードルを感じすぎず行動ができるようになると個人的には思っています。直接営業や紹介営業、SNSを活用したインバウンド営業など、手法は1つでなくても大丈夫。自分に合った方法を選んで、まずは初めてみましょう!
次回お知らせ
最終回…といいながら次もあるのかー!と言われそうですが、次回からは新しいシリーズで書いてみようと思っています。題して「個人事業主が知っておくべき◯◯」。第一回は「個人事業主が知っておくべき税金の基本」をテーマに、書いてみようと思っています。ではまた〜。