南米旅行(フィッツロイ・イグアス・ブエノスアイレス・パイネ)
大学の卒業旅行でアルゼンチンのパタゴニアに行きました。
パイネ国立公園やイグアスの滝、フィッツロイ、ブエノスアイレスなどを10日間くらいで訪れました。弾丸です。。
コロナで暇なので思い出や記録がてら書いていこうと思います。
一般の旅行ブログのように細かい写真はありません。
精一杯文字におこします。
パタゴニアについて
パタゴニアといえば、洋服ブランドをイメージする人も多いのではないでしょうか。
パタゴニアは南米大陸の南部に位置するアルゼンチンとチリにまたがる南北に長いエリアにあります。
つまり日本の裏側、一番遠い場所といっても過言ではないでしょう。世界の最南端のウシュアイアはパタゴニアに含まれるので、南極大陸とは目と鼻の関係です!
激寒!!!!
パタゴニアは一言でいうと超大自然。
広大な大地と氷河、湖、素晴らしい山々に囲まれています。
トレッキングなどもできるので自然を感じたい方、登山をしたい方、美しい風景を撮りたい方、などにおすすめです!
パタゴニア地方でしか見ることのできない名峰や野生動物もいました。
日にち・航空会社
2019年12月19日(木)~ 2019年12月30日(月)
パタゴニアは日本と季節が真逆なので、この時期は夏になります。
寒すぎて11月~3月くらいの期間でないと観光できないそうです。
クリスマスを含む超ハイシーズンに行きました。
航空会社はエミレーツです。
19日 23:00 成田発
20日 6:00 ドバイ着(DXB)
8:05 ドバイ発(DXB)
20日 20:40 ブエノスアイレス(EZE)着
です。
33時間くらいかかりました。27時間くらい飛行機に乗っていました。
旅慣れしてるボーイフレンドと2人で行きましたが
さすがに20時間くらい飛行機に乗っていたのは初めてで、死にそうでした(笑)
ちなみに、帰りは
29日 4:10 ブエノスアイレス(EZE)発
7:10 リオデジャネイロ(GIG)着
8:10 リオデジャネイロ(GIG)発
30日 4:50 ドバイ(DXB)着
8:35 ドバイ(DXB)発
22:45 羽田着
という感じです。なんか分かりづらいですね。。
細かく書きましたが、スカイスキャナーで検索したらパックでてきました。
往復で17万円くらいです。
ドバイ経由ということはめちゃくちゃ遠回り。
普通はアメリカ経由なんですけど、航空券35万とかだったので、
ドバイ経由にしました。。。。
私達は海外慣れしてるので飛行機大丈夫だろうと思ってたんですけど、
本当にこの旅の飛行機は長すぎてしんどかったです。
1日目(アルゼンチン到着)
さぁ。ようやくエセイサ国際空港に着きました。
飛行機が遅延して着いたのは22時くらいでした。
長時間飛行機に乗っていたのでめちゃくちゃに疲れていましたね。
でも私たちは現金を持っていなかったので、とりあえず空港内にある換金所に向かいました。
ここで★トラブル発生です。。。。。。
私たちは日本円しか持っていなかったのですが、
そう。アルゼンチンではドルかユーロからしか換金できなかったのです!!
もう絶望でしたね。キャッシュレス社会になってきたのはいえ、現金は必須です。
とりあえず、彼がキャッシングカードを持っていたので、そこから下ろしてもらいました。手数料めちゃくちゃ高かった。。。
*近年アルゼンチンでは通貨下落が続いています。
2017年は1ペソ…7.5円だったのが、私が行く頃には1ペソ…2円
今や1ペソ...1.5円に!!旅行者には嬉しいですが、情勢が少し心配です。
なんとか現金を手にいれ、ウーバータクシーでホステルに向かいました。
この日の宿は空港から30分くらいのPyxis Hostelです。
http://www.booking.com/Share-Nq9UE0
この宿は彼が選びましたが、汚かった。。。笑
でもとても安かったです。空港からも近いし、1泊1500円!
この日は1:30 就寝。
2日目(エルチャルテン)
この日はいよいよパタゴニアに移動します。
日程としては、
8:31 ホルヘニューベリー発
11:46 エルカラファテ着
エルカラファテ→エルチャルテン(バス)
エルカラファテはパタゴニアの拠点の街です。
エルカラファテからウシュアイアやペレトモレノ氷河など
様々な場所に行くことができます。
私たちは空港からエルチャルテンにバスで移動しました。
空港からエルチャルテンまでの行き方を調べていなかったので、少し困りましたが、たくさんバス会社があるので各バスデスクで聞いてみるといいと思います。
確か、ホテルと空港の往復で1人2500円くらいだった気がする。
エル・カラファテ空港にて
大絶景を横見に、3時間もバスに揺られ、ようやくエルチャルテンに着いたのです。
バス途中下車
エルチャルテンは広大な岩山に囲まれる、大自然豊かな街でした。
街自体はすごく小さいけど、とても長閑で過ごしやすかった!
そして!この日は!フィッツロイの朝焼けを見るために登山します!
*フィッツロイとは?
フィッツロイは洋服ブランドのパタゴニアのロゴにもなっている山で、
パタゴニアを象徴する美しい山です。
私のBFはフィッツロイの朝焼けを見るためにパタゴニアに来た!と言っていました。
そのくらいものすごい絶景です。
このフィッツロイを登山するわけではなく、フィッツロイを見るために他の山を登ります。ビジターセンターに行けばマップなどがもらえます。そこから彼は登山口を見つけていたと思います。(そのとき彼に任せきりだった)
エルチャルテンに着いて、まずは散策!
RPGの世界に入り込んだみたいだった。
さぁ、腹ごしらえ。晩御飯は南米といえば、ステーキ!を食べました。
とても大きくて。300gで1500円!赤身でやわらかくて、コスパ最強でした!!お店の場所は忘れたから、後に追記します。。
でもホステルが併設されていたのは覚えている!
そして、エルチャルテンで宿泊したホテルはこちら
http://www.booking.com/Share-Syr3TC
一泊2人で¥5,859だった!
エルチャルテンは完全に第三次産業の街だから、これくらいは普通だと思う。でも朝食もついていたし、きれいだし、街の中心にあって満足です♡
Wi-fiはひどかった記憶がある。。。。
午前一時登山開始
さて、先程も記載した通り私たちの目的はフィッツロイの朝焼けをみること。「Lag de los Tres」という山を登ります。Lag de los Tresは片道10kmで、暗闇を登ることを考慮すると、だいたい4時間くらいかかります。
私は登山初心者なので、何も分かっておらず、普通の運動靴・リュックサック(以下中身りんご・スマホ・水・懐中電灯(これは宿泊したホテルの斜め前のキャンプグッヅ等のレンタル屋さんで借りました。BFと1つずつで800円くらいで借りた。)を持っていきました。
天候は小雨でした。
登山中の写真がこちら。
登山初心者の私の感想としては、、
きつい!!!!!!!!!!疲れた!!!!!!
真っ暗で(当たり前)道もわからなくて、BFがいなかったら、10000%無理だし、遭難していました。
道中には1kmごとに道しるべ(矢印の看板)があり、何となくはわかりましたが、それでも登山に慣れている人でないときついと思います。
辛かったけど、BFと一緒だったし、歌ったりしながら、なんとか登っていたんです。
ラスト1㎞で事件が、、、、、、、、、、
わぁー!やっとラスト1㎞の看板に出会えた!!!!!!!
もうすぐだね!頑張ろう!と話していたんですが、
ラスト1km鬼キツイ。
私たちが登った時の天候は割と最悪。ずっと小雨か通常の雨でした。
足元はぐちゃぐちゃ。
そのため体力も奪われていたこともありますが、
普通にラスト1kmがきつすぎる!今までは土?草?を歩いていましたが、突然ラスト1㎞で岩というか、崖になりました(笑)
しかも!!ラスト1kmの看板だったのに、絶対絶対絶対、最後3㎞くらいあった!
登頂まであと少しと思っていたけれど、岩を登れど登れど全く到着しない。
この時点で少しあたりが明るくなってきてしまいました。
朝焼けを見るために上ってきたのに・・・!
彼は私に気を使いながら歩いてくれていたけど、断然遅くて。
南米に来たのはフィッツロイの朝焼けを見るためと言っていたのに私のせいで見れなくなるのが非常に申し訳なくて、、
だから、先に行って!!!!!!!!朝焼け見れないよ!!
と心配してくれていたけど、先に行かせました。
ここから地獄の始まり。
私のこれまでの人生といえば、めちゃくちゃ自分に甘く生きてきたのです。
きついこと、嫌なことはやらないというスタンスです。
だから、正直ここまできつい経験はしたことなくて、、、
土砂降りのなか、体力もなく、ただただ一人で黙々と頂上が見えない崖を登る。やめることもできないし、頑張るしかなかったのです。
本当にただがむしゃらに登っていたのですが、
やばいことに?いやまじで、やばいことに、
どこを登っているか分からなくなってしまったのです。
気づいたころにはもう遅し。
周りを見ても同じ崖。パニックになったからかわからないけど、本当に自分が上に上っているか、下に降りているかすらもわからない状態に。
BFの名前をずっと叫んだんですけどね、全然声が響かなくて。
このときの心情は、
うーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん。どうしよう。。。
あ、私、ここで死ぬんだ。。。。。。。。
食料、リンゴしかないや。。
ママとか婆々が悲しんでしまう。。
みたいなことを体育座りしながら考えてましたね。。
なんか涙も出てませんでした。
たぶん、30分くらい経って、ボーーーーーーっとしていたら
「○○(私の名前)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
そう。BFが私のことを見つけてくれました。。。。。。。。。。。。。。
もうお互い駆け寄って、ワンワンワンワンワン泣きました。
人生で初めて、死にかけたときでした。
BFと運命の?再開をして、さぁ降りよう。となったのですが、
このときは土砂降り。
体力と精神の限界がきていましたが、お互い必死で無言で下山しました。
雨の日の登山ってめちゃくちゃ危険ですね。
足元は滑るし。
・・・・・・・・・・ということで、そうなんです。
結局私はフィッツロイの朝焼けを見ていません。
ちなみにいうと、BFも見ていません。
BFは日の出には間に合いましたが、その日はめちゃくちゃ曇っていたので、フィッツロイも霧の中に。。。
このことはBFも私も一生悔やみます。
そのときの写真がこちら
①朝焼け時
そして、ホテルに戻り、お風呂にはいり、朝ご飯を食べ、
お互い死んだように無言で過ごしました。。
私たちはエル・カラファテ空港にて、エル・チャルテンからエル・カラファテの宿泊先に送ってくれるバスを予約していたので、
12:00くらいにバスに乗って移動しました。
エルカラファテには15:00くらいに着いたのかな?
長くなってしまったので、エルカラファテの話はまた次に書きます。
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