双極症を持って「働く」ということ。
病気をうまくコントロールして、という表現があるが私は病気はコントロールできるものではないと思っている。
病気はうまく付き合っていくもの。
この表現がぴったりくる。
昨年4月に、元の職場にパートとして仕事復帰してからの一年を振り返りたいと思う。
まず、復帰する前に、体力づくりも兼ねてデイケアに週4〜5で通うようにしていた。
復帰してからの慣らし期間は、
1ヶ月目は 1日4時間勤務×週1働き、
2ヶ月目は 1日4〜6時間勤務×週2働き、
3ヶ月目から1日4〜6時間×週2〜3働くようになった。
この間、毎週デイケアで医師と話す機会をつくったり(今でもそれは続いている)、2週間に1度のタイミングで診察を受けていた。
この1年、欠勤や遅刻はなかったが、3ヶ月目のときに、出勤の前日突然すごい睡魔がやってきて一日中寝て過ごしたときに、飛びいり診察をしてもらったことがあった。(そのとき追加で出されたのは漢方だけだった)
もちろん波はあって、寝るために頓服を飲んだり、ある問題が生じてカウンセリングを受けたりもした。
が、なんとか仕事に差し支えなかったのも幸いして、繁忙期には週4働くこともできた。
このことが、自分への自信回復につながって、少しずつ、今までセーブしていたやりたいこと(勉強会への参加など)もやるようになっていった。
病気はコントロールできない。
でも、うまく付き合っていくことはできる。
それは、自分の身体の声や心の声に耳を傾け、
自分に無理させず、
自分を大切にする、ということだ。
病気はパートナー。
病気の症状を悪者と決めつけず、私を大事に思っての表現だととらえることはできないだろうか。
これからも病気からのメッセージを真摯に受けたいと思う。
3月30日は世界双極性障害デー。
双極性障害への理解や知識がより広まりますように。