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【テンプレート付き】フリーランスのための最強Notionダッシュボード大公開

みなさん、今日もNotion使ってますか?
Notion芸人こと、フリーランスライターの黒木です。

これは、ライターギルドblanks主催の #ライターアドベントカレンダー の2日目の記事です。

私がNotionを使いはじめたのは、かれこれ4年前?くらい。まだ日本語にローカライゼーションされていない頃でした。
それからというもの、たくさんのNotionオタクの皆さまの技を盗みながら、自分なりのNotionの使い方を模索してきました。
(使い込みすぎた結果、飽きて別のアプリに浮気したこともありました……懺悔)

私は現在、広報の業務委託を2社、編集を1社、単発のライティング契約を1社と結んでお仕事をしています。他にも、1ショットのみのお仕事や、中長期だけどそのプロジェクト限りのクライアントさんなどもいらっしゃいます。

今年の夏頃までは、フルコミット1社でお仕事をしていたので、Notionではないアプリでも事足りていたのですが、また複数クライアントとのお仕事が始まって、痛感したのです。

Notion……やっぱりお前じゃないとダメだったよ……

ということで、前置きが長くなってしまいましたが、2022年の私のお仕事を支えてくれたNotionの全貌をご紹介します!

※画像の関係で、スマホよりPCやタブレットでの閲覧を推奨しています。

全貌

まずは、全体像を。


長えぇ……

Notionの使い方として、上記のようにダッシュボード(ポータルページ)を作る運用と、サイドバーを活用しそれぞれ独立したページで運用する、大きく分けて2つのやり方があるかと思います。
私は、そのどちらもをやってみた結果、ダッシュボード運用に落ち着きました。

理由は、1ページに何もかもが揃っているほうが楽だから。

要は、仕事中に関しては、このページさえ開いておけば、すべて事足りるので、動作がミニマムで済みます。ページや階層が分かれていると、その分行き来が増え、結局めんどくさくなって使わない……ってこともしばしば。

自分にとって、最適なページ構成はどのようなものかを見極めるのも、Notionの楽しい面かと思います。

そんなわけで、それぞれのセクションごとに細かくご説明していきます!

1年の目標

一番上には、1年の目標を書いています。まあ当然、守れていませんが!!!!!
守れていなくても、なんとなく毎日目に入るところにあるだけで、意識が変わる気がします(きっと)

「疲れたら休め、彼らもそう遠くへは行くまい」は確かチェーホフの言葉だったと思います。大好きな歌人・河野裕子さんのエッセイで知って以来、人生のテーマにしています。

日々のTODO管理

ここは大きく分けて3つに分かれています。

  • Ovardue(期限を超過しているタスク)

  • 期日や行動日が決まっているタスク

  • 期日や行動日が決まっていないタスク

期日が決まっているタスク・期限のないタスク

同じデータベースを2つのフィルターで表示させています。

左側が、期日や行動日が決まっているタスク。
右側が、期日はないけどやるべきこと。

仮に、右側のタスクに期日や行動日が発生したら、左側のデータベースに移します。

そして、左側の期日が決まっているタスク。
ここでは、NotionのFormula(関数)使って、「今日から期日まであと何日」まで表示させています。
右端のゴリラは、「期日を過ぎたよ」のマーク🦍(期日がマイナスになると出現します)

overdue(期限切れ)

🦍フィルター

このゴリラをフィルターにし、「overdue(期限切れ)」の欄に表示させています。
毎日、まずはこの欄を見て、即時対応が必要か、先延ばししても問題ないかを判断しています。(そして延々とここからタスクが消えないこともしばしばあります)

メンタル観測

これは鋭意最適なやり方を模索中エリアです。
私は日々の気分や体調を、“それだけ”を呟くツイッターアカウントを作って、運用しています。
いろいろなアプリや、Notionでの管理も試してみたのですが、ツイ廃なこともあり、ツイートするのが一番性に合っているのではと考えたからです。

ツイート→Notionの転記は、Yuji TsuburayaさんのTwi Notionというサービスを利用しています。(神アプリ)

こんなふうにツイートが自動で溜まっていく
カレンダービューにしても面白い

これだけでも十分なのですが、つぶやきの数とメンタルの浮き沈みに相関関係があるのかな?と思い、Formulaでツイート数を数え、Notion Chartsというサービスでグラフにしてみました。……が、特に相関関係は見られなかったので、このグラフとはバイバイしそうです👋

相関関係があったら面白かったのにな

クライアントワーク管理

タスク管理の次に頻度高く使っているのが、このセクションです。
大まかに

  • クライアント管理

  • プロジェクト管理

  • タスク管理(TODOではない)

で構成されています。

クライアント・プロジェクト管理

新しいクライアントワークが始まったら、まずはここに記入をします。
クライアント名、公式ウェブサイトなどの基礎情報のほか、契約書DBとリレーションを組んでいるので、該当の契約書をすべて紐づけます。

契約書のDB内のリレーションにクライアントを紐づけていきます

プロジェクトは、各クライアントで行う業務を管理する箱です。
例えば、A社で、ライティング業務と広報業務を行う場合、プロジェクトには2つ起票し、A社とリレーションで紐づけます。

そして、Backetと呼んでいるのが、プロジェクトに紐づくタスク(小プロジェクト)です。

先ほどのTODO管理のDBをもう一度見てみると、ここにBacketとのリレーションが入っています。つまり、全体で見ると下記のような構造になっています。

クライアント(パートナー) 
└プロジェクト(ex.採用広報)
 └Backet(ex.〇〇さんインタビュー)
  └TODO(ex.〇〇さんインタ文字起こし)

やや分かりにくいですが、このような相関図です。

報酬が1本単位のものであれば、backetはひとつでよいのですが、たとえば、月額固定制で丸っと広報業務を任されているような場合は、Backetには「11月(B社)」と雑に放り込んでおき、日々の業務で発生するタスクを、TODO DBに登録して管理しています。

こうすることで、BacketのDB上で粗利と、Backetごとのタスク量(工数)をざっくりと把握することができます。

ざっくりとしたバジェットと外注費で粗見積もりをとっておくと心が安らぐ

売上管理

フリーランスで一番重要な売上。いろんな管理方法があるとは思いますが、私はNotionでざっくりと収支管理を行い、より細かなものは会計ソフトを利用しています。

売上サマリ

ざっくりとした計算なので、発生主義ではなく実現主義(入金・出金タイミング)で管理しています。(反対に、会計ソフトでは発生主義での管理です)

右側のグラフは売上のグラフです。先ほどご紹介したNotion Chartsでデータを作っています。(今年の2/3がフルコミットの仕事をしていた関係で、グラフの形がおかしくなっていますが、悪しからず……)

売上と支払の個別管理

この売上と支払が、請求書の数字です。一行=1請求書になっており、それを上の収益管理にリレーションすることで、収益が計算されるようになっています。

リレーション→ロールアップで金額を抽出し自動で計算するようにしています

毎月、月末月末・月初に、売上、支払ともにチェックボックスで請求書の送付、入金消込、支払い完了を確認し、漏れがないかチェックしています。

まとめ

この一年、試行錯誤しながら作ってきたダッシュボードですが、当然これが正解でも最適解なわけでもなく。お仕事の内容や状況が変われば、また適切なページ構成も変わってくるので、あくまで暫定の「最適テンプレ」です。

が、このページ一つあれば、タスク管理も売上管理も丸っとできちゃうので、マイナーチェンジはしつつも、来年もこのダッシュボードと一緒にお仕事を頑張るのではないかと思っています!

おまけ

というわけで、「このテンプレ使ってみたいよ!」という方は、下のURLのページを複製してご自分のワークスペースにコピーしてくださいませ。

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