志望動機(アドミッションポリシー)
くろかわさんです。
もうすぐ4月ですね。くろかわさんちの家の周りも桜が咲いてきました。
くろかわさんの住んでいる都道府県では、公立高校の受験時に志望動機(自己申告書)を提出します。これは願書と一緒に出します。知人の話によると大阪では通称『アドミッションポリシー』と呼ぶそうです。
しかしアドミッションポリシー=志望動機ではありません。アドミッションポリシーとは本来の意味は学校の受入方針、つまり「こんな生徒を求めていますよ」というもの。他の都道府県では、教育方針など、各校ホームページにも載っています。
でもなんかカッコイイので、ここではアドミッションポリシーで通します。笑
さてさて、このアドミッションポリシー(に沿った志望動機)を書くことが重要となりました。
なぜか。
それはこの文書が合否判定に使われるからです。またまた大阪の知人の話ですが、大阪ではすごく明確に判定基準があるそうです。
簡単に言えば合格と不合格のボーダーラインの人を点数順ではなく、部活動などの内申書やアドミッションポリシーによって決めるものです。
例えば募集定員が100人としましょう。90人まではテストや評定の点で自動的に決めます。残り10人は91位から110位までの人、つまりボーダーラインの人で、内申書とアドミッションポリシーに照らして決めるというわけです。(あくまで大阪の話)
くろかわさんの都道府県も同じ感じだそうです。よって気合を入れて書くように命じます。ちなみに1200字程度。大人でもしんどいです。冬休みを使って、書くように先生からは言われました。
書いたものを読む。添削できるほど文書力はありませんし、添削は先生がやってくれるのでまずは安心だと思いました。
「できたよー」
はーい。よしよし。あーよかった!
…ところが
アート系JKを目指す娘の父親のスイッチが入ります。
読むなり「やり直し」だそうで。
理由を聞くと2つ。
理由その1:文字数が少ない
そう、1200字のところ400字しか書いていなかったのです。曰く「これは小論文みたいなもんだから、1200といわれたらちゃんと9割は埋める」とのこと。正しいかはわかりませんが、ごもっともと思いました。
理由その2:言いたいことがバラバラしている
曰く「統一感が無い」とのこと。
これは伝えるのが難しいのですが、最初に書いた文面は、色々なことに取り組んだこや、1つのことに集中したことを織り混ぜて書いていました。
キーワードを1つ決めて、それを軸に書くように言っていました。例えば『粘り強さ』です。そしてキーワードに関連した具体的なエピソードを出させて、中学、高校、将来へとつなげて作らせていました。
娘は「書いてみせてよ」と言いますが書きません。書くとどうしても自分の言葉ではなくなる、とのこと。
そして自分で書きます。何とか800字。
今度は統一感が出て、エピソードもあるけど足りないね、とバッサリ。
もうこれ以上書けない。。。
最後はアート系JKを目指す娘にヒアリングして使える名詞やエピソードをピックアップする父親。例えば中学校で頑張った思い出深いエピソードを聞いたり、成功体験より失敗談、将来何がしたいかなど。
で、あっという間に1400文字オーバー。
曰く「多く書くのは簡単。全体を通すコンセプト=言いたいこと・結論を決めて、それに付随する体験や世間一般論、想いなどを組み合わせればだいたいできるとのこと。難しいのは短くして、かつ言いたいことをまとめること。」だそうで、普段のお仕事でも偉い人に専門用語を使わずにわかりやすく、簡潔に伝えるかで苦労しているご様子。
表現の違いで短く略したり、冗長なところなど削除。これで1200字。
結果、年が明けて、先生の添削は誤字脱字が数か所のみ。
まああの文章が良かったのかどうかはさておき「これって親が介在し過ぎじゃないか」と思ったのですが「800字の時点でだいたい出来てた。もう少し厚みとか話の順序が良ければよかったね」とのこと。あとで800字バージョンを見せてもらったら、確かに概ね言いたいことが整理できている!
アート系JKを目指す娘、意外と作文できるなーって思ったのでした。
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