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【ネタバレ注意】ウマ娘プリティーダービーSeason 2 第3話【感想記事】

第3話「出会い」

 前回は挫折から吹っ切れて、新たな夢を定めたトウカイテイオー。そんな彼女が最初に行ったのが壁のボードに目標として掲げていた「めざせ!!無敗の三冠ウマ娘!!」ってところから三冠を消すことでした。開幕早々ジャブ打ってくるのやめてくれ……。そして次の夢は無敗のウマ娘。正直、無敗三冠よりもキツイ奴や…。

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 朝早くからテイオーは練習に励みます。苦しいリハビリを耐え、頑張ったかいがあってようやく回復したテイオーの脚。自分の脚で走れることに彼女は再び自信溢れる笑顔を取り戻していきます。

スピカメンバーたちで新年の初詣!

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 ニッコニコのスペちゃん…すっかり食いしん坊に…また太るぞ。
 ゴールドシップは占いをしますが結果は大凶。一番下まで落ちれば後は上がっていくだけだから良しとしましょう。
 美味しそうに甘酒を楽しむテイオーがカワイイ。そしてトレーナーがそろそろ願掛けと厄落としに向かうと告げます。ダービー以降骨折したテイオーや、彼が言うにはどうやら去年の秋の天皇賞にジャパンカップ、更に有馬記念でまさかまさかの2着という負けが続いたマックイーンの厄払いをするそうですね。そのことを気にしていたマックイーンはトレーナーをシバキます。清楚なお嬢様キャラに見えますが、やはり根は癖の強いウマ娘です。流石はゴルシのお祖父ちゃんだ。

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 初詣にはカノープスのナイスネイチャとツインターボ師匠も来ており、大型新人が入ったとテイオーに紹介します。ついにカノープスの最後のメンバー「マチカネタンホイザ」の登場です。カワイイ。アプリのえい、えい、むん!がきゃわいすぎる。何度も聞いたわw

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 この神様へのお願いのところでゴルシが自分を優先せず「テイオーとマックイーンが最高のレースを出来ますように」と真っ先に二人の為にお願いするところがマジ好きすぎる…。ホントにアニメのゴルシはいい子だ。アプリではあんなんだけど。
 みんな思い思いの願いをしていると、テイオーは大きな声で「無敗のウマ娘になる!」と宣言します。

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 トレーニングでウオッカとダイワスカーレットの二人を抜いて、先にゴールするテイオー。その時彼女の瞳には様子を見に来ていたリギルのメンバーがいるんですが、テイオーには真ん中のシンボリルドルフだけがハッキリと映ります。ここで上から見守る会長の眼差しが優しい。毎話見守っていますが、それはルドルフがテイオーに確りと期待している証拠でしょう。

 今年度のURA賞に選出!

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 壇上でピースサイン。前回のピースは怪我をしていたこともあり痛々しかったが、今回は明るさがハッキリと伝わる。

 ここからいよいよメジロマックイーンのライバルとしての存在感がましていきます。
 二人は新たな勝負服を授与されたあと、今年の目標を尋ねられテイオーは無敗を、マックイーンは天皇賞(春)の2連覇を目標に掲げます。
 この会場で二人が戦ったらどっちが勝つかと、会場の人たちの会話にテイオーとマックイーンの二人が耳をピコピコ動かし聞いているのがカワイイ。雑音の多い中、会話を聞き取る描写ですが、やはりウマ娘の聴力って人と比べてやはり高いんでしょうか?

カノープスの矢文作戦

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 カノープスが部室のテレビを見ているシーンです。そこでマチカネタンホイザが今はスピカがトップなんだねと呟き、現状の説明をさらりとします。

 そしてツインターボがチーム目標を妥当スピカにし、矢文作戦と称して練習そっちのけで部室を飛び出してしまいます。意外と乗りがいいメンバーで、真面目枠かなと思わせるマチカネタンホイザがターボ師匠の後を追い、ネイチャやイクノもついて行きます。

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 矢文作戦は無事成功、ですが妥当スピカって…ターボ師匠メッチャ達筆やん。ワイの何十倍も上手いわ。

 今年は追われる立場にあるチームスピカ。前作の時とは大違いだ。立派になって…。
 トレーナーがテイオーの復帰プランの話を切り出すと、テイオー本人が春の天皇賞に出たいと告げます。彼女は無敗のウマ娘であり続けたい、でもそれは強い相手を倒してこその無敗でないと意味がない、とテイオーは考えています。目標や理想が高いことは悪いことではありません。ですが視聴後にこのシーンを見ると、複雑な気持ちになります…(泣)

 目標を叶えるためライバルのメジロマックイーンと勝負し勝つことを目指します。史実のこともありますし、それに強いウマ娘になるとシンボリルドルフに誓っていることもあるので、本人が春の天皇賞を目指すという流れになり、マックイーンとの対決を望むという形にしているのは流石です。

 テイオーは天皇賞前の大阪杯へ、そしてマックイーンは阪神大賞典に挑むこととなります。このことはまだ秘密だとトレーナーがいうんですが、ゴルシが間髪入れずに紙とペンを持って飛び出し、噂を広げにいきます。

打倒スピカ! 作戦会ギ!

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 今作、チームスピカは重めのイベントが多いんですけど、それを中和してくれるのがカノープスの面々です。メンバーが作戦会議をしているシーンとかついついほっこりします。ホントにこの作品は緩急の付け所がいいんですよ。世間がトウカイテイオーVSメジロマックイーンで賑わい、二人が厳しいトレーニングでスポ根してる間に挟む清涼剤でしょう。

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 テイオーはトレーニング後にハチミツ買うシーンです。ここでも再び夕焼けの場面ですね。しかし、前回と違い、テイオーが夕日を浴びて明るく描写されています。前回二話の時点では、夕日を背に浴びる所とか、診察帰りに歩道を悲しそうに歩いていました。同じ夕日のシーンだけでも全然違うなと思うんですよ。

二人の出会いと過去回想!

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 テイオーとマックイーンは同時期にトレセン学園へ入学していたんですね。初々しいテイオーがカワイイ。
 新入生代表としてメジロマックイーンは登壇スピーチします。その時シンボリルドルフ会長が満足そうに頷く姿を見て、テイオーはヤキモチのような対抗心を燃やします。

 それから二人は記録で競い、どっちが長い間トレーニングするかで競ったりとライバルとして意識していきます。二人が大変な負けず嫌いであるのが分かりますね。

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 二人とも疲れを隠し、強がってみせるシーン。お互いに素直じゃない似たもの同士という関係性が非常に好物です。

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 ↑上のマックイーン美人すぎひん? 風になびく艷やかな髪とテイオーの横顔を見つめる瞳がもう美しすぎてヤバいわ…。

阪神大賞典

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 そしてマックイーンが実力を遺憾なく発揮する阪神大賞典です。このとき観客席に応援に駆けつけているスペシャルウィークの頭上にずっとケーキが乗っていますが、これはこのレースの元ネタである1992年3月15日の阪神大賞典が、当時のマックイーンの鞍上「武豊」騎手の誕生日だからだと言われています。それでゴルシの隣にちょっとだけ出てきたのが、厩務員の今浪さんです。ウマ娘はこういうちょっとしたネタの宝庫です。

 出走前からマックイーンは他のウマ娘たちからマークされていましたが、わたしの走りさえできれば誰にもまけません!とマックイーンの自信が漲っているのが分かります。そしてマックイーンはレースで2着に5馬身差をつけての圧勝をし、圧倒的な強さを見せつけます。テイオーと戦うに相応しい強さを証明しました。

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 3話はじっくりとテイオー、マックイーンのライバル関係を深堀して描いてくれました。一期の頃からテイオーはマックイーンをライバルと言っていましたが、一期はあくまでも主人公はスペシャルウィークとサイレンススズカの二人がメインでした。この3話でテイオー、マックイーンの過去、どのようにして出会い、ライバルとして意識したのかという過程を確りと描写してくれて満足です。

 ED後の新衣装でテイオーの復活と大阪杯へと繋げる引きは見ていた当時、来週が楽しみになるほどワクワクしていたのを覚えています。

 ウマ娘はまるで映画を見ているような気分になります。最初の1−3話はまるで映画の導入部、それぞれのメインキャラが出てきて、目標がハッキリと定められ、そして今後の展開を期待させます。というわけで3話はここまでです。

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