愛を欠いて

認識に関する欠損のために
私の心はゆがんでいた
思うことには対象が必要であり
私は対象を得ることが難しかった
愛というアイディアが伝わることが
対立をおさめる
私は誰かのアイディアを観察したが
何ひとつとして満足はできなかった
私の欠損は根底的なもので
私の世間を騒がせた
たくさんの人に会い
たくさんの人と仲違いした
完全に人への愛を送り続けた人のことを知って
私は自分の欠損を治す気になった
私は自分で欠損のことを認識できなかったのだ
ただ寂しいと思い
死すべき運命に一度はと思った
つまらないことばかりしてきた自分に
うんざりだった
本当の喜びはそこにある
私は届くだけ懸命に手を伸ばしている
いずれ夜になり夜は開けて
朝になる
朝起きたら
一人で眠っていたと気づく
眠りの中でも孤独であったと
気づく
永遠には続かない人生の
ピースをはめよう
立派な絵が描ける
曲がりくねった道の先にある我が家
憩いの我が家亭
どんどんピースは埋まっていく
私の願いはもっと高くなっていく
それが良いことだという確信がある
別に何かを否定したかったわけじゃない
皆がピースをはめて行くようになれ
立派なジグソーパズルを完成させよう
心のパズルを完全にはめて
心が完全になれば
より偉大なる愛の法則によって
完全なるものが到来する
その予感はいよいよ強い
嵐のように雨風が吹き荒れて
この世の全ては
何者か何事かの完全なる働きが成就して
いざやって来るだろう
生者も死者も
喜び勇んで
祝福されるのだ
歓喜せよ若人乙女らよ
誰一つ漏らさないと仰った阿弥陀仏の願いが叶い
この世の最良の現実をつかみ取ることができる
未来は我らの手の中に
手を開けば花が溢れて
世界中にこぼれ落ちる

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