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レプリカ・ミッシング・リンク:ニンジャスレイヤーTRPG第二版用シナリオ

この記事は「ニンジャスレイヤーTRPG二版」用のシナリオです。
このゲームのシナリオには、「隠された背景」や「マップの構造」など、プレイヤーは読んでいない方が楽しめる要素が含まれているため、基本的には進行役のニンジャマスターだけが読みます。

◆シナリオサマリー

 対象:成長の壁を1~2個超えたソウカイヤのニンジャ3~4人
    または、16ポイントスクラッチのニンジャ
 難易度:ノーマル~ハード程度
 キャラロスト:あり
 余暇:標準(4スロット)

【シナリオ概要】

オムラ・メディックが開発した新技術。それは記憶と人格の物質化。
すなわち、生体チップに記憶を転写する技術だった。理論上、肉体の機械化によって対象者は疑似的な不死を得る。数兆円の価値を持つ技術だ。

しかし、本社から不採算の烙印を押されプロジェクトは凍結されてしまう。諦め切れない技術者たちの元に現れたのは、アマクダリのエージェントだった。彼らの資金的、技術的な支援を受けて、ついに試作品が完成した。

だがセクトは用済みになった技術者を抹殺し、プロトタイプを手に入れることでパテントの独占を目論んだ。このままでは蘇った技術者の娘、『ユンコ・スズキ』はアマクダリによって捕縛され、自由を奪われてしまう。

死ぬ間際に送ったソウカイヤとオムラへのSOS。それを受けて、PCたちはソウカイヤの利益のためユンコの保護とアマクダリの撃退を行うことになる。

PCたちは果たして、襲い来る敵を排除し目的を達することが出来るのか?


【ダンゴウ】

『五万円〜』

陽気なテクノポップが広告マグロ・ツェッペリンから流れてくる。目元をサイバーサングラスで隠し、完璧な笑顔で完全同期ダンスを踊る非人間的アイドル『ネコネコカワイイ』の姿が大写しにされていた。
オイランドロイド。美しく、従順で、力強い。人間よりも人間らしい機械の登場によって、何万人もの女性が夢を諦めマイコセンターに向かったとも冗談混じりに言われている。

確かなことはオイランドロイドの登場以来、人間が人間を必要とする割合が少し減ったということだ。

「もうすぐ目的地に到着します」

運転クローンヤクザが君たちに声をかけた。なぜ自分たちがヤクザリムジンに乗っているのか、話は数時間前に遡る。

ヤクザリムジンで移動しているPCたちは、数時間前にあったトコロザワ・ピラーでの会合を回想する。PCは会議室に集められた。簡単なアイサツを行うとモニターにソウカイシックスゲイツ、ダイダロスの顔が映し出される。

「ドーモ、集まりましたね」

部屋が暗くなり、モニターにダイダロスの顔が映し出される。

「あなたたちにはとある少女を警護してもらいたい。
 カネモチ・ディストリクトのスズキ邸まで向かってください。
 そこで少女をピックアップし、ピラーまで護送するのです」

ダイダロスの顔が縮小し端の方に寄った。画面には新しく少女の顔が映される。LANケーブルを頭から垂らし、派手な化粧をしたサイバー・ゴス。写真の下には『ユンコ・スズキ』と名前が入れられていた。

「重要なのは、彼女が父親から託されたデータです。
 『スズキ・マトリクス』のデータを彼女とともにここまで運ぶのです。
 ユンコ=サンは多少抵抗するかもしれません。
 依頼主は彼女の親族ですが、了承を取り付けていないんです。
 痛めつけても構いませんが、殺さないでください。金が得られなくなる」

「ユンコ=サンの父、トコロ・スズキはオムラ・メディックの研究員です。
 でした、というべきでしょうか。すでにクビになっているのですから。
 有能な技術者で、あるテクノロジーを開発したために追われています。
 彼女の安全と引き換えに特許はこちらに渡る手筈になっています」

ダイダロスは念を押した。彼女を生かしてトコロザワ・ピラーに連れて来られなければ特許は手に入らず、ソウカイヤは損失を被ることになる。
ダイダロスから命令を受けた君たちは、彼が用意した運転ヤクザに案内されカネモチ・ディストリクトにあるスズキ邸に向かった……

回想シーンを終えると、視点はヤクザリムジンへと戻る。
ある程度ロールプレイを行ったら、シナリオを進める:

カネモチ・ディストリクトにあるトコロ・スズキの邸宅。比較的小ぢんまりとしているが、モダンな外見で品がいい。小さな庭があり、きちんと整理された庭木と花壇がゼンめいたアトモスフィアを醸し出している。
君たちはチャイムを鳴らした。反応はない。何度押しても同じだ。
なにかがおかしい。周囲を見渡してみると、2階の窓が破られていた。なにかがここであったのだ。

破られた窓の向こうにあったのは書斎であり、中年の男性が物言わぬ死体となって転がっている。トコロ・スズキ、ブリーフィングで見たあの男性だ。
邸内も荒らされており、クローンヤクザの死体や弾痕、焼け焦げの痕が見て取れる。ターゲットであるユンコ・スズキの姿はどこにもなかった。

ひとまず無駄足にならずに済んだようだ。だが、何者かがここを襲撃してきたことは間違いない。ユンコはどこかに逃げてしまったようだ。
探し出さなければ。襲撃者よりも早く。

【情報収集フェイズ】

PCは1人につき1回、『情報収集判定』を行うことが出来る。調査を行うことが出来る項目は以下の通りである:

ユンコ・スズキについて

判定に使用する能力値:【ニューロン】
最も適切な知識技能(+2):ファッション、現代的アート
次に適切な知識技能(+1):ドラッグ、カチグミエリア

判定に成功した場合獲得出来る情報:
ユンコ・スズキは無軌道大学生で、カチグミ・エリアのクラブに出入りするサイバーゴスだ。退廃的な生活を送っており、勉学よりも日々の享楽を優先するタイプ。その中でも「ウゴノシュ」に入り浸っており、ミッドウィンターのハンドルネームで呼ばれる常連だったようだ。
だがここ一年ほどは顔を出していない。

出目【6】成功時に獲得出来る情報:
いまから数日前、父親であるトコロ・スズキは突如として彼女の前に現れ、カチグミエリアに構えられた自宅に彼女を連れて帰った。それまで彼女がどこで暮らしていたかはよく分かっていない。恐らくは中層エリアにある一般的なアパートであると考えられる。

出目【6,6】成功時に獲得出来る情報:
電子アーカイブからは削除されているが、当時出版されていた紙ベースの雑誌『日刊コレワ』に記事が残っていた。

「ハイウェイの惨劇! 無軌道サイバーゴス衝突死!
 ……ハイウェイで死亡したのはユンコ・スズキなど数名。
 彼らは薬物でトリップしており、運転が出来る状態ではなかった。
 こんな愚かな若者に免許を取らせる政権は速やかに交代だ……」

室内の戦闘痕跡について

判定に使用する能力値:【ワザマエ】
最も適切な知識技能(+2):重工業系メガコーポ、大型兵器
次に適切な知識技能(+1):オイランドロイド、銃器

判定に成功した場合獲得出来る情報:
寝室には血痕が残されている。トコロ・スズキがここにいたのだろう。
その下にあるリビングにはマッポの死体が多く転がっている。湾岸警備隊にも採用されているオムラ社製アサルトライフルによるものだ。
壁には爆発痕跡があり、いまもチリチリと焼けているところもある。なんらかの爆発物が用いられているのだろうか?
一機のオイランドロイドが破壊され、横たわっている。戦闘に巻き込まれたか。カチグミエリアの調度品だが、どこか場違いにも思える。

出目【6】成功時に獲得出来る情報:
オイランドロイドはカスタム品であり、偽装されたいくつもの武装が隠されていた。どうやら、この殺戮を起こしたのはこのドロイドで間違いない。
トコロ・スズキが用意した護衛だろうか。しかし、敵はこれを容易に撃破出来るだけのニンジャを備えている。
警戒感を高め、PCたちは『緊急回避ダイス』3個を得る。

マッポの活動状況

判定に使用する能力値:【ニューロン】
最も適切な知識技能(+2):セキュリティ、カチグミエリア
次に適切な知識技能(+1):アマクダリ、公僕の流儀

判定に成功した場合獲得出来る情報:
当初ユンコからの通報で出動したマッポだったが、なぜかそこでユンコを現行犯逮捕している。そこで抵抗を受け十数名が死傷し、ユンコは逃亡。広域指名手配されることとなった。警察の対応は早過ぎる。現在、彼女を追ってマッポ部隊がクラブ「ウゴノシュ」に向かっている。

出目【6】成功時に獲得出来る情報:
担当チーフマッポはアマクダリに協力する悪徳ニンジャ『キングピン』だ。当局の素早さはアマクダリの介入によるものだろう。
この事実を突き止めたPCは警戒により『緊急回避ダイス』を3個得る。

もし【ユンコ・スズキについて】か【マッポの活動状況について】の両方に成功しなかった場合、PCたちはユンコの行き先を突き止められなくなってしまう。その場合、PC全員が『体力』と『精神力』を1ずつ失って最低限の情報を得られたことにしてシナリオを進行させる。

【メインフェイズ】

メインフェイズでPCはユンコを見つけ出し、護送しなくてはならない。妨害のため現れたアマクダリ・セクトの刺客を退け、スズキ・マトリクスをその手に収めるために。

ウゴノシュでの一幕

PCたちはテクノクラブ『ウゴノシュ』に行き着く。
クラブの中に入ることは、ニンジャの暴力を使ったり、ソウカイ紋を見せれば容易なことだ。バウンサーはニンジャやヤクザの暴威に恐れ入って責任者のところに案内してくれる。
クラブの大物、人気DJのヘイトディスチャージャーはかつてのユンコを知る友人であり、彼女のことを話してくれる。

「ユンコ=サンがここに?
 冗談だろう、彼女は死んだはずだ。葬式には出ていないが、そう聞いた」
「このあとステージに登らなきゃならないんだ。
 思い出話をしてもいいが……」

ヘイトディスチャージャーが隠し事をしているのがPCには分かる。彼の心を開き、本当のことを喋らせるには【ワザマエ】による『交渉判定』を行わなければならない。

判定に使用する能力値:【ワザマエ】(難易度:HARD)
最も適切な交渉技能(+2):駆け引き、共感

交渉を行う前に暴力的な手段を用いて彼の口を滑らかにすることも出来る。その場合、直ちに『DKK』を1獲得し、『交渉判定』の難易度が1低下する。話を聞いたあとで彼を始末するような非道行為を行うなら、更にd3の『DKK』を獲得させる。
判定に成功した場合、彼は助けを求めてきたユンコを拒絶したことを明かす。指名手配されたユンコを抱えておくことは『ウゴノシュ』にとってリスクにしかならないからだ。
その代わり彼はマッポにも行き先を告げる気はなかった。彼は気丈にもユンコの助命を嘆願する。

判定に失敗した場合、彼はマッポ部隊が突入してくるまでなにも喋らない。もはやここで何の情報も得られなくなったPCは、アマクダリの動きを手がかりに彼女を探すほかなくなってしまう。

ユンコとの対話

『ウゴノシュでの一幕』のヘイトディスチャージャーとの交渉に成功していた場合、PCはアマクダリに先んじてユンコを見つけることが出来る。彼女との信頼関係を築ければ、この先を有利に進めることが出来るだろう。

雨が降り始めてきた。鈍色の雨打たれて、壊れた電光カンバンばバチバチと音を立てて漏電。『オ』『シ』『マ』『イ』の四文字が暗示的に瞬いた。
薄汚れたストリートにユンコは立ち尽くしていた。一日の間に父を殺され、指名手配され、挙句自分が死んだはずだと告げられた。その苦しみはいかほどのものだろうか。

「……誰!?」

驚くほどの鋭敏さで彼女は闇に潜んだニンジャを感知してみせた。姿を表し、真摯に話すしかないだろう。

PCはユンコの心を『交渉判定』によって開き、警戒を解く必要がある。代表者1人が以下の判定を行う:

判定に使用する能力値:【ワザマエ】(難易度:HARD)
最も適切な交渉技能(+2):共感、鼓舞
*《現代的アート》、《ファッション》の知識技能を持つ場合、1つにつき+1

ユンコは反骨心が人型になったような人物であり、暴力や脅迫は彼女の心を頑なにさせるだけだ。PCの態度に応じて、NMは判定のダイスを1〜3個減少させてもよい。

判定に成功した場合、ユンコは少なくとも君たちを敵ではないと見做してくれる。不安な心境を吐露し、助けを求めてくる。

しかし、彼女はPCたちが求める情報についてなにも知らない。父とは疎遠であり、再会してからもギクシャクしていたというのだ。
父から渡されたという『スズキ・マトリクス』のデータについて尋ねても、彼女は知らないという。実際のところ、彼女は知らないうちにそれを持っているだけで、自覚していないのだ。

PCがユンコが死んでいることについて尋ねると、彼女は押し黙ってしまう。やはりなにも知らず、困惑しているのだ。
ある程度ロールプレイを行ったら、NMは描写を行う。ユンコは協力者である知性マグロが発する違法電波を受信し、道標を得たのだ。

話していると、ユンコが突然痙攣した。

「スズキ・マトリクス……?」

その時、漢字サーチライトの激しい光が君たちに降り注いだ。

描写を終えたら、次のシーンである『ハイデッカーとの戦い』に進む。

ユンコ救出

ヘイトディスチャージャーの説得に失敗した場合、PCたちはマッポたちの手から逃れ『ウゴノシュ』から離れることになる。
すでに周辺にはハイデッカーが展開しており、ユンコは取り囲まれてしまっている。ユンコを確保するためにはハイデッカーを排除しなくてはならない。次のシーンである『ハイデッカーとの戦い』に進む。

ハイデッカーとの戦い

このシーンではユンコを狙い襲いかかってきたハイデッカー部隊とそれを指揮するニンジャ『ターボアサシン』との戦いが起こる。戦闘の混乱に乗じてユンコは逃げ出し、スズキ・マトリクスを巡る陰謀は一層複雑な状況に陥る。

バラバラバラバラ。重苦しいローター音を上げてハイデッカーの輸送ヘリが威圧的に旋回する。その最中、ヘリのスキッドからなにかが跳んだ。
それはビルの貯水タンクに降り立ち、慇懃にアイサツした。

「ドーモ、ターボアサシンです」

遅れて路地から完全武装のハイデッカーたちが現れ、君たちを包囲した。
一触即発、敵を退けなければ!

戦闘時には以下のMAPを使用する:

【レプリカ・ミッシング・リンク】MAP - Google スプレッドシート

このMAPにはボス級のNPCとして『ターボアサシン』が配置される。
敵をすべて戦闘不能にしたら、戦闘は終了する。

◆ハイデッカー (種別:モータル/バイオ生物/クローンヤクザ)
カラテ    3  体力   2
ニューロン  1  精神力  1
ワザマエ   4  脚力   2
ジツ     –  万札   1
攻撃/射撃/機先/電脳  3/4/1/1

◇装備や特記事項
 オナタカミ・ライオット・ショットガン: 銃器、連射1、ダメージ2

『◉バイオヤクザフェロモン』:
 クローンヤクザ同士の戦闘が発生した場合、後期型番(数が多いもの)に対して
 攻撃を行う前期型番クローンヤクザは、『近接攻撃』の難易度が+1されてしまう。

戦闘開始直後、ユンコは一瞬の隙をつき逃げ出す。捕えようとしても、ハイデッカーの銃撃が邪魔をする。ユンコはMAPから取り除かれ、あらゆる攻撃の対象にならなくなる。

もしユンコとの交渉判定に成功していたなら、彼女を逃さずその場で守ることも出来る。その場合、ユンコはともに戦闘に参加する。ターボアサシンはニンジャをまず倒そうと攻撃を行い、彼女への攻撃は主にクローンヤクザが行う。この時、決して死亡させないよう手加減する。
ユンコは当初、一切攻撃を行わない。しかし、一度でも攻撃のターゲットになり回避判定を行なったならモーターAIが起動し、内蔵された恐るべき火器の数々がアクティベートされる。次のターンからユンコは所持しているすべての武器を使用して戦闘に参加することが出来る。

ベンダーにはドリンクがあり、隣接した状態で手番を終了すると回収することが出来る。内容については以下の通り:

ドリンクベンダ―
d6を振って内容を決定する

1~3.濃縮バリキドリンク
4~6.濃縮ザゼンドリンク

※ハードモード
戦闘が簡単過ぎると考えるなら、2ターン目の開始時にハイデッカーの応援としてレッサーマッポを連れた『キングピン』を配置してもよい。

『キングピン』をG-8に、『レッサーマッポ』をG-7、H-7、H8に配置する。
キングピンは強いニンジャではないが、強力な武器で武装しておりターボアサシンをサポートする。ターボアサシンが爆発四散するか、自身の『体力』が半分以下になった場合、キングピンは逃亡する。

◆レッサーマッポ (種別:モータル)
カラテ    2  体力   2
ニューロン  1  精神力  1
ワザマエ   3  脚力   2
ジツ     –  万札   1
攻撃/射撃/機先/電脳  2/3/1/1
							
◇装備や特記事項
 マッポガン: 銃器、連射1、ダメージ1
 警棒: 近接武器、ダメージ1

ユンコ捜索

戦闘が終了したら、逃げ出したユンコを追いかけなくてはならない。ユンコを追うため、PCは全員で【ニューロン】判定を行う(難易度:U-HARD)。『ユンコとの対話』のシーンで交渉に成功していれば、彼女は逃げる前にPCたちに行き先を耳打ちしてくれるのでる難易度は1低くなる。

いずれにしてもアマクダリの展開から彼女が郊外の無人スシ・バー跡地に向かったことが分かる。この判定に成功すれば、彼女の秘密と陰謀についてより深く知ることが可能だ。

戦闘時、ユンコを逃さずに守り切ったのなら判定を行うことなく進行することが出来る。
PCたちはソウカイヤのセーフハウスに一時身を寄せて態勢を立て直し、そこでユンコに流れてきたメッセージの内容を聞くことが出来る。
少しロールプレイを行う時間を設けて、NMはユンコとの交流をさせるとよい。彼女は自分を守ってくれたPCたちを少なからず信用する。
彼女はいま、父を失い、警察に追われ、ワケの分からない怪電波に導かれている。内心の不安を彼女は吐露し、誰か頼れる人を探している。

明かされる真実

ユンコの捜索に成功した、もしくは一緒に行動している場合、このシーンを描写する。失敗した場合は、ここをスキップし次のシーンを描写する。

PCが無人スシ・バーに到着すると、戦闘用にカスタムされたオイランドロイドが出迎えに来る。
ドロイドはPCを敵と認識し、武器を向けるが、館内放送が制する。

「ゴボボ……彼らは協力者だ」

くぐもった合成音声がスピーカーから流れた。ドロイドは武器を収める、君たちを完璧な笑顔で出迎えた。

「よくぞやってきた。ガイドビーコンに従ってこちらまで来てくれ。
 我々には時間がないのだ」

青い非常ランプが点灯し、君たちを地下空間まで誘導した。オイランドロイドたちは隠された武器を展開し、スシ・バーから打って出た。アマクダリ戦力を足止めするためだろう。

……君たちはコンクリート打ちっぱなしの薄暗い廊下を進んで行った。

やがて、銀行の金庫を思わせる重厚な扉が見えた。重苦しい音を立てて開いたその扉の奥には、LED光で照らされた巨大なイケス・プールがある。

「ドーモ……ユンコ=サン」
「どこなの? どこにいるの!」
「君の目の前だ」

しかし、彼女の前にあるのはイケス・プール。そこを泳ぐマグロのみ。
もしや……目の前のマグロが、そうだというのか?

「ゴボボ……僕は君の父親だ」

マグロの目がユンコを見た。知性ある目で。

PCたちの目の前にマグロが現れ、ユンコ・スズキにまつわる恐ろしい真実を明かす。彼は知性マグロと呼ばれる存在で、人間の脳をマグロに移植し人類を超越した知能を得たものたちだ。以下の記事に詳しい:

シャード・オブ・マッポーカリプス(40):知性マグロ|ニンジャスレイヤー公式/ダイハードテイルズ (diehardtales.com)

如何にニンジャといえど、知性マグロを目の当たりにすれば動揺は必至だ。
PCは全員【ニューロン】判定を行う(難易度:U-HARD)。失敗した場合、そのキャラは『精神力』ダメージd3を受ける。

知性マグロは非常に苛烈かつ身勝手な思い込みによってユンコを最強の殺戮兵器に仕立て上げ、全ニンジャ(特にニンジャスレイヤー)を殺そうとしている。彼のロールプレイ方針に関しては、『レプリカ・ミッシング・リンク』セクション7などが詳しい。

【レプリカ・ミッシング・リンク】|ニンジャスレイヤー公式/ダイハードテイルズ (diehardtales.com)

トコロ・スズキは娘ユンコを蘇らせるためにオムラ兵器AIであるモーター回路とオイランドロイドの制御AIであるマイコ回路の両方を組み込み、自我を安定させた。知性マグロはこれを不要なノイズと考え、モーター回路を直結させ完全な戦闘兵器を作り出そうとしている。彼はこれをトコロ・スズキの遺志だという間違った確信を持っている。

知性マグロはオイランドロイドボディをより巨大で、より醜悪で、より強力なモータードクロ素体のボディに変換しようとしている。そうなればユンコの自我は消滅し、奇跡のようなスズキ・マトリクスの遺産は失われる。

これを阻止するためには知性マグロを殺さなければならない。
知性マグロを殺すために判定は必要ない。PCがなにもしなければ改造処置を進めるが、『ユンコとの対話』のシーンで『交渉判定』に成功しているならば、彼女は改造に抵抗し知性マグロを自ら殺害する。

ここまでやってきたものの、知性マグロはスズキ・マトリクスに関する有効な知識や資料を何一つ有していない。そうしている間にアマクダリの部隊が無人スシ・バーを包囲してしまう。
ユンコは託されたデータを探そうとする。PCはそれまで時間を稼がなければならない。

【クライマックスフェイズ】

クライマックスフェイズでは無人スシ・バーを舞台に陰謀の総決算とアマクダリとの死闘が繰り広げられる。
このシーンはミッションの成否のみならず、ユンコの、そしてPCの運命を決定する重要なものになるだろう。

戦闘MAP

戦闘時には以下のMAPを使用する:

【レプリカ・ミッシング・リンク】MAP - Google スプレッドシート

戦闘MAPには知性マグロが防衛のために配備した兵器が配置されている。

◆機銃タレット (種別:戦闘機械)	
カラテ    2  体力   1
ニューロン  1  精神力  -
ワザマエ   3  脚力   -
ジツ     –  万札   2
攻撃/射撃/機先/電脳  2/3/1/1

◇装備や特記事項
 マシンガン: 銃器、連射3、ダメージ1、『●射撃スタイル:掃射3』
◆オイランドロイド (種別:戦闘兵器)
カラテ    4  体力   6
ニューロン  4  精神力  –
ワザマエ   3  脚力   3
ジツ     –  万札   3
攻撃/射撃/機先/電脳  4/3/4/6

◇装備や特記事項
 ハンドガン: 銃器、連射1、ダメージ1
 機械の体: 近接武器、ダメージ1

『◉絞殺攻撃』:
  殺人オイランドロイドは無表情や笑顔で攻撃対象に近づき、押し倒し、馬乗りになって首を締め上げる。
  もしくは両手で首を掴み、ネック・ハンギング・ツリーの要領で高く掲げる。
  このオイランドロイドは『拘束攻撃(脱出:HARD)』ルールを持つ。
  次の自分の手番まで拘束状態を維持できていた場合、
  自分の手番開始フェイズにその敵に回避不能の1ダメージを自動で与える。
◆ヘヴィアームドロイド (種別:戦闘兵器)
カラテ    4  体力   6/-1
ニューロン  4  精神力  –
ワザマエ   6  脚力   3
ジツ     –  万札   6
攻撃/射撃/機先/電脳  4/6/4/6

◇装備や特記事項
 ガトリングガン・アーム: 銃器、連射6、ダメージ1、バースト4x4、射撃難易度:NORMAL
 
 『●射撃スタイル:銃弾の雨1』:
  通常の射撃(連射6)かこの射撃スタイルか、どちらか片方をターンごとに選択する。
   このスタイルは、視線が通っている3x3の範囲に対して自動的に1ダメージを与える(回避:HARD)。
◆戦闘ヘリ  (種別:戦闘兵器、クローンヤクザ*)
カラテ    2  体力   10
ニューロン  3  精神力  2
ワザマエ   6  脚力   6(飛行のみ)
ジツ     –  万札   6
攻撃/射撃/機先/電脳  -/4/4/4

◇装備や特記事項
 ミサイル: 銃器、連射1、爆発(カトンLV2)
 ガトリングガン: 銃器、連射6、ダメージ1、バースト4x4

 『●飛行移動(6マス)』、『轢殺攻撃2』(機銃掃射)

※クローンヤクザが操縦しているため、精神攻撃の対象となる。

また、トレジャーボックスも配置されいてる:

トレジャーボックスA
d6を振り内容を決定する
1~2.【万札】1
3~4.カートリッジ(『リチャージ』を行う際、即応ダイス1分として使用出来る。【万札】2)
5~6.オーガニック・トロ・スシ
トレジャーボックスB
d6を振り内容を決定する
1~2.バズーカ
3~4.ZAPライフル
5~6.▶▶シンボルを持つ基礎サイバネ1つ

勝利条件

大まかに、戦闘の勝利条件は『ユンコとの交渉判定に成功した場合』と、『そうでない場合』に分かれる。

・ユンコとの交渉判定に成功した場合
判定に成功した場合、ユンコはPCとソウカイヤを信用しデータを託してくれる。アマクダリとの戦闘に勝利し、データを送り届ければ勝利だ。
配置されたボス級NPCすべてがMAPから取り除かれた場合勝利となる。
この場合、配置されるモブ敵は以下のように変更される:

機銃タレット……マシンガン装備のクローンヤクザ
オイランドロイド……ハイデッカー・オフィサー
ヘヴィアームドロイド……モーターヤブ

・そうでない場合
ユンコは頼れるものがいない中で生き延びるためニューロンを研ぎ澄まし、自分が持つデータを無価値化すれば生き延びることが出来るのではないかと考える。彼女はスズキ・マトリクスのデータをネット上に特許フリーの状態で流出させようとする。

彼女はデータを4ターン目の開始時に発見し、7ターン目終了時にネットへの流出を完了させる。これを阻止するためには、ユンコを少なくとも『戦闘不能状態』以上にするか、隣接した状態で『交渉判定』による対抗判定を行い成功させる必要がある(【ワザマエ】による対抗判定、難易度:NORMAL。ユンコは交渉ダイス7を持ち、交渉技能による修正は受けられない)。

障害物

MAP上に配置された障害物は『通常移動』で通り抜けることが出来ない。『連続側転移動』などにより飛び越えることは可能だが、このマスの上で手番を終了することは出来ない。また、射撃攻撃の際射線を遮らない。
また、PCが射撃攻撃を受けた際にこれを盾にすることも出来る。
ダメージを計算する際、1ダメージを隣接する障害物1つに移し替えることが可能だ。移し返された障害物は破壊され、通常マスとなる。

例:
ボブのニンジャ、ファイアイーターはモーターヤブから銃撃を受けた。驚くべきことに、連射6のガトリングガン射撃はすべて成功し1x6回のダメージを受けることになってしまった! 回避判定は……失敗だ。

この時、彼は3つの障害物マスと隣接していた。そこで、6ダメージのうち3を障害物に移し替えることにした。3つの障害物マスは通常マスとなり、ボブは3ダメージを受けるだけで済んだ。

ガトリングガンの掃射を、ボブはスシ・バーのカウンターに隠れてやり過ごしたのだ。無傷では済まなかったが、直撃するよりはマシだった。

この処理が煩雑だと考えるなら、単純に障害物越しの射撃を行う際に射撃判定の難易度を+1にするだけでも構わない。

スズキ・マトリクス

スズキ・マトリクスに関するデータはユンコが父から託されたロケットの中に隠されている。NMは適切なタイミング(アトモスフィアがHARD、ないしはU-HARDになったターンの開始時、またはユンコの『体力』が0になった直後)にこの事実を明かす。

アマクダリニンジャの行動

アマクダリのニンジャはユンコのいる部屋を目指して最短距離での移動を試みる。彼女の『体力』が0になった場合、スズキ・マトリクスに関するデータを奪われてしまう。データは速やかにアマクダリに送られ、元データはすぐに破壊されてしまう。そうなればミッションは失敗だ。
これを妨害するには、攻撃を行わなければならない。アマクダリニンジャはPCから攻撃を受けた場合、次の手番は攻撃を行ってきたPCへの反撃を優先して行う。

『パンデモニウム』は死ぬまで戦闘を継続するが、『エルダーコング』と『シャドウドラゴン』は自身の『体力』が半分以下になった場合撤退を開始する。
ボス級NPCの全員がMAPから取り除かれた場合、戦闘は終了となる。

ユンコの処遇

戦闘が終了したら、アマクダリの戦力は撤退する。PCはユンコの処遇を決定することが出来る。

・ソウカイヤに引き渡す
ユンコは現状唯一のニューロンチップ蘇生者であり、利用価値がある。彼女は軟禁され、カネモチからの投資を募るための見せ物にされることだろう。
引き渡した場合、PC全員が(【万札】プールにではなく)【万札】10と『DKK』1を獲得する。

・ユンコを逃がす
戦闘のどさくさに紛れて彼女が逃げ出したことにして解放してもよい。ソウカイヤはデータを確保しているためそこまで痛手とはならないため、ペナルティを受けることはない。
彼女は依然、スズキ・マトリクスの遺産であり、唯一の成功例だ。彼女は狙われ続けるだろう。

オプション:ユンコの完全解放

ユンコを解放するためには、スズキ・マトリクスを世間に公開し、無価値化する以外にはない。ソウカイヤへの明確な裏切りであり、決して許されることはない。
データを公開する場合、ミッション報酬として得られる【万札】は0になる。モブやボス級NPCからの回収分は残る。
所属組織はなくなるが、裏社会からは「ホネのある奴」と見られて『名声』は獲得出来る。

また、キャラクターひとりにつき無料で『気力、体力の充実』の効果を受けるか、『強化合宿』を行なったかのように好きな成長の壁1つを取り除くことが出来る(これに判定は必要ない)。
また、望むならd3点の『DKK』を減少させてもよい。

ソウカイヤから出奔したニンジャたちにはインフェクションやヴィットリオールといった暗殺者が差し向けられる。利用価値ありと見做したウォーロックが勧誘を仕掛けてくるかもしれない。

NPCデータ

以下にシナリオ中に登場するボス級NPCのデータを示す。

ユンコ・スズキ

ユンコ・スズキ(モーターユンコ)は、元オムラ社エンジニアであるトコロ・スズキの娘であり、ドロイドボディと情動支援AIを用いた生体ニューロンチップからの蘇生者第一号である。トコロ・スズキは、頓挫したオムラ社極秘プロジェクトのひとつ「暗殺用オイランドロイド モーターカワイイ計画」の試作型フレームに、交通事故死した娘のバイオニューロンチップを埋め込み、自らの「スズキ・マトリックス理論」によって復活させたのだ。
ユンコは自らの状態を理解していない。しかし、一度攻撃に晒され、抵抗の意思を見せれば、モーターAIとマイコAIはそれに呼応し隠された戦闘機能の数々を露にする。

◆ユンコ・スズ (種別:モータル/重サイバネ/戦闘兵器)
カラテ    7  体力   12
ニューロン  5  精神力  5(精神攻撃無効)
ワザマエ   7  脚力   4/-
ジツ     -  万札   20

攻撃/射撃/機先/電脳  7/7/7/9
回避/精密/側転/発動  7/7/-/-

 ※モータルのため、ユンコの行う『回避判定』は難易度が+1される。

◆装備や特記事項
 ▶︎▶︎▶︎▶︎▷▷▷▷モーターカワイイ・フレーム (各種修正は反映済み)
 腕部内蔵型アサルトライフル:
   『銃器』、『連射2』、『1ダメージ』、『マルチターゲット』、『時間差』
   『射撃難易度:NORMAL』、『回避難易度:NORMAL』
 腕部内蔵型ZAPライフル:
   『銃器』、『連射1』、『1ダメージ』、『装甲貫通2』、
   『射撃難易度:NORMAL』、『回避難易度:U-HARD』、『コスト:精神力1』
 脚部内蔵型マイクロミサイルポッド:
   ・手番終了フェイズに、瞬時の射撃として使用可能。自動成功。シナリオ中1回のみ。
   ・20マス以内の1地点をターゲットとした『爆発(3x3)』。カトンLV1相当ダメージ。
 『●連続攻撃2』、『●連射2』、『●マルチターゲット』、『●時間差』、『●疾駆』、
 『●ゼンメツだ! 火器で戦うモードです』、『●カラテで戦うモードです』

◆AIまとめ
 ユンコは各「手番開始フェイズ」にAI戦闘モードの宣言や切り替えが可能。

 『●ゼンメツだ! 火器で戦うモードです』:
   移動フェイズで移動をあきらめる代わりに、射撃を行ってもよい。
  この場合、手番中に「射撃」→「射撃」や「射撃」→「近接攻撃」などの行動が可能である。
  ただし、「攻撃フェイズ」で使用する銃器は、直前の「移動フェイズ」で使用した銃器を選択できない。

 『●カラテで戦う護衛モードです』:
  AIを白兵戦モードに切り替え、頑丈なドロイドフレーム自体を武器や盾として戦う。
  『近接攻撃』時に【6、6】で成功した場合、『痛打+1』となる。また、『◉捨て身の警護』を使用できる、

 『◉捨て身の警護』
   これは1ターン中何度でも使用できるが、警護対象にできるのは事前に決められた対象1人のみである。
   警護対象と隣接状態にある場合、ユンコは警護対象の受けるダメージを自動で肩代わりできる。
   強制移動を伴うようなダメージを肩代わりした場合、警護対象のマスを起点として強制移動させる。 

ターボアサシン

アマクダリ・セクトのニンジャ。
両足にサイバネ移植されたブースターユニットを使った『ヒキャク・マニューバ』によって凄まじい空中戦を可能としている。

◆ターボアサシン (種別:ニンジャ/重サイバネ) 
カラテ    7  体力   11
ニューロン  5  精神力  4
ワザマエ   6  脚力   6/N
ジツ     0  万札   20

攻撃/射撃/機先/電脳  9/6/6/7
回避/精密/側転/発動  10/6/6/-

◇装備や特記事項
●連続攻撃2
▶生体LAN端子Lv1、▶▶▶ヒキャクLv3、▷ブースター・カラテユニットx2、▷脚部バーニアユニット
タクティカルスーツ、タクティカルヘルム
◉重サイバネ、◉空中制動、◉ランスキック、◉一瞬の勝機、◉不屈の精神

キングピン

悪徳マッポニンジャにして、アマクダリ・セクトの構成員。
ニンジャの力を用いてモータルの悪事を成す小悪党。職質にかこつけたイジメ、みかじめ料の徴収など、欲望のままに振る舞っている。

◆キングピン (種別:ニンジャ) 
カラテ    4  体力   8
ニューロン  4  精神力  4
ワザマエ   6  脚力   4/E
ジツ     0  万札   10

攻撃/射撃/機先/電脳  4/8/4/4
回避/精密/側転/発動  6/6/5/-

◇装備や特記事項 
近代的タクティカルニンジャ装束一式
電磁警棒(パルスダガー)、ショットガン、バクチク・グレネードx2を所持
◉頑強なる肉体、◉挑発、◉常人の3倍の脚力、◉滅多切り

パンデモニウム

アマクダリセクトの上級エージェント、アクシスのひとり。
カラテミサイルのタツジンであり、自身の周りを衛星めいて旋回する小型かつ大量のカラテミサイルにより近接戦闘での優位を得る。

◆パンデモニウム (種別:ニンジャ) 
カラテ    9  体力   13
ニューロン  9  精神力  16
ワザマエ   7  脚力   5/N
ジツ     5  万札   25

攻撃/射撃/機先/電脳  9/7/9/9
回避/精密/側転/発動  11/7/7/14

◇装備や特記事項
●連続攻撃2、●連射2、●時間差、●マルチターゲット
伝統的ニンジャ装束一式
☆カラテミサイルLv1-3、★カラテバリア、★★カラテ・ストーム
◉◉グレーター級ソウルの力、◉◉タツジン:ジツ、◉頑強なる肉体、◉忠誠心:アマクダリ

シャドウドラゴン

アマクダリ・セクトのニンジャ。通常の指揮系統からは外れた立場におり、主にラオモト・チバの護衛やアガメムノンからの特命任務に就く。
常に影で出来た鎧を纏い、機械めいた感情を見せない振る舞いをする。

◆シャドウドラゴン (種別:ニンジャ) 
カラテ    4  体力   16
ニューロン  8  精神力  14
ワザマエ   8  脚力   4/N (飛行12)
ジツ     6  万札   10

攻撃/射撃/機先/電脳  8/12/9/10
回避/精密/側転/発動  10/10/10/14

◇装備や特記事項
●連続攻撃2(ジツによる修正)、●連射2、●時間差、●マルチターゲット
近代的タクティカルニンジャ装束一式、▶生体LAN端子Lv1
☆シャドウスネアLv1-3、★シャドウリープ・ジツ、★★シャドウピン・ジツ、★★影の鎧
◉◉グレーター級ソウルの力、◉◉アーチ級ソウルの力、◉空中制動

★★影の鎧
このジツは常に効果を発動している。
術者の『カラテ』+4、『ワザマエ』+2、『脚力』+2、『体力』+4
加えて、『連続攻撃+1』、『飛行移動』(「脚力」x2)、『大型(1x1)』を得る

エルダーコング(アクシス)

ヨロシ・バイオサイバネティカ社より提供された戦闘用バイオサイバネの白いゴリラボディに、オナタカミ社製の最新鋭プロテクタースーツを装着した、恐るべきアマクダリ・アクシス。その外見は近未来的なサイボーグゴリラだ。エルダーコングは突然現れる。エルダーコングは全てを破壊する。

「ウォーッ!」

◆エルダーコング (種別:ニンジャ/バイオニンジャ/危険生物)
カラテ    7  体力   20
ニューロン  6  精神力  2
ワザマエ   3  脚力   6/H
ジツ     1  万札   10

攻撃/射撃/機先/電脳  7/3/8/10
回避/精密/側転/発動  7/3/3/7

◇装備や特記事項
 ▲▲▲▲戦闘用バイオトルソーLV2: 【脚力】+2、【体力】+6
 △ゴリラの下半身: 【体力】+2、装備/防具による脚力/連続側転ペナルティ無視
 ▲▲▲▲戦闘用バイオサイバネLV2: バイオ武器lV2(ダメージ2、出目【6】で『痛打+1』)を得る。
 △△ゴリラアーム: 「バイオ武器」を用いた『近接攻撃』時、出目【6】でつねに『弾き飛ばし』を得る。
 ▶︎▶︎生体LAN端子LV2、▷ファイアウォールx2
 『●連続攻撃2』、『◉忠誠心:アマクダリ』x1、『◉バイオニンジャ化』、『◉危険生物化』

【評価と報酬】

●通常
 スズキ・マトリクスのデータを確保した 【万札】プール+30、『名声』+1
 ユンコ・スズキを確保した        全員の【万札】+10、『DKK』+1
●出奔
 『名声』+1、『DKK』をd3点減少させてもよい

【謝辞】

本シナリオのMAPはネヤ=サンが作成したテンプレートを使用しています。
【NJRPG-2ND/プレイエイド】ネヤ式カスタムキャラクターシートV2ND-1.2.0|ネヤ (note.com)
こちらのキャラクターシートにデータを入力し、MAPの右側にある「キャラシURL」の欄にURLを入力すると自動的にデータを入力してくれます。

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