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自分で全部予約したヨーロッパ卒業旅行の一症例総論編~費用とかもろもろTipsまとめ

卒業旅行にいってきた。
しかもヨーロッパ15日間(移動込み)とかいう夢いっぱいパック。
とっても楽しかったがツアーゼロの旅だったため、日本人による日本語旅ブログにおおいに助けられた。
私のこの旅も誰かの旅の一助になれればと思って書いてみる。


1.お金ってどのくらいかかるの

まずは先立つものがなけりゃね、はじめられませんからね。

というわけでざっと概算。
フライト代 行き:大阪→ローマ,シンガポール航空¥78,040 
                      帰り:ロンドン→大阪,中国東方航空¥90,630
ホテル代 10泊、3人で¥220,004 ひとりあたり¥73,335
新幹線など予め予約した交通費 ¥51,597
予め予約したレジャー費(美術館とか)¥30,554

以上が行くまでに支払いした代金で、計¥246,116
また、全部の行程を予約していったわけではないので、
追加で現地で支払った地下鉄代や教会の入場費、お土産代、食費などもろもろを合わせて
¥112,834

つまり全部合計で¥358950かかったことになります。(2024/2/27時点のレートで円換算)
雑費の肌感としてはあまり我慢はしていませんが、ひとつの料理20€するような高級料理にはいかなかったし、朝食はスーパーのクロワッサン買って食べたりしたのでそこは食費が浮いたポイントかも。

もちろん行程や人数によって値段は大きく変わるので、次で私たちの旅程の概観を示していきます。

2.どんなとこ行ったの

詳しくは各論で述べようと思うので、ざっと。
3人旅です。

day1
関西国際空港でシンガポール経由でローマへ
day2
シンガポールで1日観光
day3
ローマ着、ローマ観光
day4
ローマ→チンクエテッレ(鉄道)
day5
チンクエテッレ→ヴェネチア(鉄道)
day6
ヴェネチア→ウィーン(オーストリア航空)
day7-8
ウィーン滞在
day9
ウィーン→ケルン(夜行列車)
day10
ケルン→ベルギー
day11
ベルギー→ロンドン(ユーロスター)
day12
ロンドン滞在
day13
ロンドン→オックスフォード
day14
オックスフォード→ロンドン
day15
ロンドン滞在
day16
帰国(トランジット5hのため中国入国はしていません)

超多動生活。

3.予約ってどうやって取ったの

我々は4-5か月前から予約を始めました。早いほど安かろうし、3人で何回も集まれるわけじゃなかったので。
月2-3回あってがっつり話し合う感じでちょうど一ヶ月前にはあらかた予約ができたかな、といった感じでした。

ただ、旅の順番に予約を進めたせいで行きの飛行機を取ったのが4ヶ月前、帰りの飛行機を取ったのが1ヶ月前になってしまいました。
行きと帰りで航空会社が違うのに値段がほぼ同じなのは、1ヶ月前に予約するシンガポール航空はとても高いが中国東方航空なら同じくらいの値段で予約できた、ということです。(乗った感じの違いとかもいずれ別記事にしたい)

予定の共有の仕方

基本GoogleCalendarに登録しました。
ただGoogleCalendarはタイムゾーンの設定ができ、表示するデバイスのタイムゾーンに合わせて時刻を表示してくれる機能があるため少しややこしかった。
タイムゾーンをヨーロッパに合わせて予定を登録すると日本にいる間は日本時刻に換算されて-8時間の表示になってしまうので、日本にいる間は少し混乱します。(ただタイムゾーンをヨーロッパに設定しないと現地でも日本時間が表示されて旅行中使えないものになってしまう)
なのでメモ欄に現地時刻表記を添えたり、GoogleDocumentsで別途まとめたりしていました。

飛行機の予約

みんな大好きSkyscanner
Skyscannerのなにがいいかというと、日程や都市を決めずにざくっと検索ができるからです。

目的地も出発日もざっくり
価格を並べて検討できる

これのなにがいいかというと、安い場所・安い日に合わせて旅程を決めることができるところ。
フレキシブルさは大学生卒業旅行の特権なので、値段から決めていくのも一案。

ホテルの予約

基本agodaで取りました。
なぜって安いから。
それと、私はJCBを持っていたので以下のリンクを通してJCBで決済すると8%OFFになりました。
もとが大きい金額だし何泊もするのでかなりありがたかった。

BookingもGeniusレベル3のアカウント持っていますが、それと比較しても若干アゴダの方が安い。
他のサイトはそもそも載ってるホテルのランクが高すぎたり、わざわざ初めての海外旅行で知らないサイト使うのもな…と思い、基本的にはこのリンクから予約しています。

ホテル選びで重視したポイント

駅からの近さと洗濯機の有無。
駅は主要駅じゃなくてもいいので、駅から徒歩15分以内ぐらいのところにしました。
キャリーケース持ち歩いて貴重な体力を消費させたくないし、ヨーロッパは石畳が多いので日本以上にちょっと疲れる。
あと長期滞在するなら洗濯機ついてるところを選ぶといいと思います。
服の量は荷物の量に直結する。
Apartmentと名前についてるタイプはその名の通り家具付きアパートタイプなことが多いのでおすすめですが、その分ホテルよりチェックインに癖があることが多い印象。入口がわかりにくかったり無人ホテルだったり。
チェックイン方法が前日か前々日くらいにメールでくることがあるので、メールもチェックすることをおすすめします。

また、洗濯機ついてるところを選ぶならジェルボールも持参してもいいかも。かさばるのが難点だけど、粉タイプの石けんは硬水だとダマになっちゃって使えないらしい。現地ででかい洗剤買うよりはましかと思う。

ちなみにドライヤーはどこも置いてあったし、風量も申し分なかった。意外と持っていかなくてもなんとかなるかも。

鉄道の予約

細かい移動は予約していませんが、ローマ→チンクエテッレなど(日本でいうと県をまたぐレベルの)移動は予約していきました。
イタリアの鉄道などは飛行機のように料金が変動する仕組みをとっているので、早く取るほうが安い。
イタリア国内ならトレニタリアなど基本公式サイトで予約していましたが、
国をまたぐような移動ならOmioというサイトで予約できることがあります。
日本語対応も一応しているし、UIがかわいいし、アプリもあるし、UIがかわいいです。
アプリで色々な予約をまとめられるのは結構アドだと思っていて、
旅行中なんの予約がどのメールに添付されたチケットだったかを思い出すのは結構だるいです。(なので予めGoogleCalendarとかにまとめとくのがおすすめ)
Omioならユーロスターや国をまたぐ鉄道を一元的に管理できるので旅のお供におすすめです。

また、ヨーロッパは結構な頻度でストライキがあったり遅延があったりするので余裕を持って……とどのサイトにも書いてあります。
我々は結局公式サイトが提示する乗り継ぎ時間でそのまま購入しましたが、実際ユーロスターが1時間遅れたり雨でロンドンの新幹線がキャンセルになったりと色々ありました。
遅延がなくてもホームがどこかわからん!とか、荷物が重くて移動が遅い!とかあると思うので、余裕もつに越したことはないと思います。
ただまぁなんとかはなった。

4.準備ってなにがいるの

この記事、もうここで分けたほうがいいか?という気がしてきたけどそれもめんどいのでこのまま突き進みます。

1.eSIM

Wi-Fiは物運ぶのだるいからeSIMにしました。

結論からいうとahamo最強説。

我々はHolaflyを使用。(有名だからちょっとぐぐると案件用5%引きコードが落ちてると思う)
音声通話使えたほうがいいだろうし無制限ってステキ……と思ったので。
でも同行者全員Holafly使って、もしHolaflyがだめになったら詰むじゃん…と思い、以前使用していたSIMなしiPhoneにahamoを入れ懐に忍ばせていました。ahamoは特別な設定なく世界主要地域ならどこでも通信できます。海外は15日間、20GBという制限はありますが大体の旅行は対応できるのではないでしょうか。

Holafly:5700円、15日間、データ無制限、音声通話し放題(国際電話は不明)、地域限定
ahamo:2970円、15日間、20GB、国際電話は別料金、全世界主要国対応

Holaflyは5-90日間の間で期間が選べること、無制限なのがメリット。
ahamoは4950円の100GBプランもあります。

実際電話する機会は2回ほどありましたが、Holaflyだとあまり繋がらなかったです。
友人が途中でカード会社のオーストリア番号にかける機会がありましたがHolaflyでは繋がらず。
そこでahamoなら繋がった、という場面がありました。カード会社の無料番号なので料金もかからず。

Holaflyを入れていたのはAndroidだったのでそこの違いもあるとは思いますが、ahamoのほうが気持ち電波の拾い具合もよかったと思います。

また、帰りは中国の空港乗り換えだったのですが、中国の空港のWi-Fiは使用にパスポートの情報の入力が必須だったため、なにかしらのSIMがあると少し安心かも。どのみち入国時にパスポート見せるしというのはありますが、ほいほい入力したいものでもないので。

ちなみにヨーロッパ滞在13日くらいで実際使ったデータ量です。
ホテルいるときはWi-Fi使ったとはいえ、移動中はググったりGoogleMap使ったりGoogleレンズ使ったりごりごり使いました。ありがとうGoogle。

9.82GB使用

まとめると、ahamo安いし、ヨーロッパだけじゃなく全世界対応だから乗り継ぎでも使えるし、実際20GBで足りるので、一ヶ月だけ契約も十分ありだと思います。気をつけてほしいのはahamoは日割りじゃなくて月末に精算されるらしいので、月をまたぐときは2倍の料金になる、はず(詳しくは調べてね)

(あと、ahamoだろうとHolaflyだろうとヨーロッパは電波弱い。建物とか地下鉄入るとすぐ圏外になるので、チケットは乗る前にスクショ必須です)
(乗り換え含めると15日超えちゃうのでこういう1日だけのeSIMを使い調整しました)

2.ドライヤーとか変換器とか購入品

・ドライヤー
 ヨーロッパ旅行ならホテルに割りとあったからいらないかも。
我々は保証された風圧が欲しかったので持っていきました。
持っていくなら変圧器を買うのか海外対応ドライヤーを買うのかという二択にぶち当たりますが、変圧器を用意するのは高いしでかいし、ドライヤー使うには結局ワット数が足りないから素直に海外対応ドライヤー買え、と梅田のヨドバシの壁に書いてありました。

・変換器/変圧器
変換器はいる、変圧器はいらない。
変換器は適当にAmazonで買いましたが普通に問題なく使えました。
変圧器は携帯の充電とかなら必要ないですし、ドライヤーやアイロン、コテなどは結局ワット数足りないので海外対応のものを買ったほうがいいと思います。

・国内ホテルにあって海外ホテルにないものたち
スリッパ、パジャマ。シャンプー類は場所による。

スリッパは国内ホテル泊まったときに持って帰った使い捨てスリッパや、100均に売ってるトラベル用のやつを持っていきました。ホテルのやつは1週間するとぼろぼろになるので、2週間いくなら2つあってもいいと思う。

シャンプーは硬水だと泡立たないとかきいてたし実際泡立たなかったけど、ごわごわになる!とまではいきませんでした。シャンプー・ボディーソープはあってもコンディショナーはない、とかが大半だったので、気にする方は持っていくのが安心だと思います。

3.ドレスコードがいる場所用の装い

ウィーンの国立歌劇場やロンドンのアフタヌーンティーなど、ドレスコードがいるところがたま~にあります。
正直そこまで気にしなくていいとは思いますが、一応パンプスを持って行って現地で捨てました。

5.現地での支払いどうしたの

Sony bank walletというデビットカード


現地での支払いはいろいろ考えた結果Sony bank walletにしました。
ここらへんの話は他ブログがあるのでそこに譲りますが、
まとめると
(クレカと比べて海外事務手数料がないのでクレカよりお得だし、
JAL Global Walletも海外事務手数料ないけどレートがソニーより高め
Revoluteはたまに凍結するってきくのが嫌かな……)
です。詳しくは他の方の記事をお読みください……

気をつけてほしいのは、申込みしてからカードが実際届くまで時間がかかる(10日くらい?)ので、ギリギリにならないようにということくらいです。

あと、今回3人みんなSony bankの口座を持っていったので、Sony bank間の振込手数料がなく割り勘の精算がスムーズでした。
Sonyに限らず口座を揃えて持っておくといいかも。PayPayは海外で使えないし。

カードの確認事項


地下鉄はクレジットカードのタッチ決済で乗れる国が多かったので、タッチ決済ができるカード、もしくはGooglePayやApplePayを入れておくのがいいと思います。もちろんSony bank walletのデビットカードもタッチ決済可能。ありがとうSONY。

地下鉄に限らずいろんな買い物は8割方タッチ決済でいけました。残りの2割はカード差し込みプラス暗証番号入力が必要。
スられたり落としたとき用に何枚も持っていくことが多いと思うので、それぞれのカードの暗証番号を確認しておくといいと思います。色んな暗証番号を忘れ続けているのは私だけじゃないって信じてる。

6.現金っている?

結論:EUに長期間いるならユーロがあってもいい

思っていたよりカード決済でいけましたが、駅のコインロッカー、店員さんへのチップ、ホテルに近いカフェが現金のみだった……なんてこともあったので、持っといたほうがいいかと思います。
あとちっちゃなお土産屋さん、コインランドリーは現金のみのところも多い。

店員さんへのチップはいらない国だったり、支払い時に上乗せなのでカードでいけたりする国が大半でした。
ただ、ホテルに(パンプスとか手間がかかるものの)処分をお願いしたい時やとってもいい接客をしてくれた店員さんがいたときにはチップを置いておきました。
その時は現金で置いていくしかないので、いくらか持っていったほうがいいと思います。

ヨーロッパ13日3人滞在で50-75€あると安心かな……と思います。一回現金オンリーだと知らずにレストランに入ったことがあるので。

7.海外旅行保険ってつけた?

結論からいうと特別にはつけてませんが、ライフカードを契約しました。
有料海外旅行保険は5,000-6,000円するものが多く、ちょっと学生には厳しいな……と思ったからです。

そこで大学生特権学生専用ライフカードを申し込みました。
クレジットカードには海外旅行保険がたいていついていますが、額が有料のに比べると少なかったり、利用付帯(旅行中のバスとかの支払いをそのカードでしていないと保険がおりない)だったりするので自分のカードを確認しておくといいと思います。
ライフカードは珍しく自動付帯(持ってるだけで保険ついてくれるし、申込み無料)なので申し込みました。

幸い保険が必要な事態にはなりませんでしたが、こればっかりは運かなと思います。

友人が道中キャリーケースが壊れてしまいカード会社にかけあっていましたが、買い直しでは保険がおりず修理じゃないとだめ、と言われていました。
とはいえその時のために6000円の有料保険入るのもプラマイ若干プラスくらい……かな……と思います。性格と懐事情次第!


な、ながくない??
全部読んだ人がいるのかわかりませんが、とりあえず我々の海外旅行Tipsまとめでした。
各国編も気が向いたら出します。

とりあえず、良い旅を!

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