小説が書けなくなってきた小説書きの話
なぜか美容の話しかしてなかったので私が主にふだんやっている小説について書く。創作小説です。
といっても一冊も商業で自分の本を出したことがないのでもはや内容はなんでもいいから自分の本を一冊だけでも出したい。出す。
それはともかく小説。私は小学生のときから小説を書きはじめ、高校生になると長編小説を1年で3〜4作とか書いてるようなやつでした。書くの早いのは当然理由があり、勢いだけで書きまくっているため、内容が……。情景描写がなさすぎて登場人物たちがどこにいるのかわからない小説を書いてました。このセリフ誰が喋ってるのかわからない箇所がよくありました。あと、文体が、当時好きだったラノベそのまま、文体模倣です。二次創作ではないのに、どう見ても〇〇さんの文章でした。
しかし時は流れ、プロデビューするひとはとっくにプロになり、プロになれなかった人の場合は仕事が忙しいとか家庭を持ったりとかなんやかやで書くのやめている歳ですが私は暇なので書き続けているというわけです。一応働いてますが、労働時間をなるべく少なくして創作するための余暇時間を最優先にして生きています。暇なのはそういうことです。ヒマを死守しているんです。
創作欲を他の行為で代用することってできないんです。創作欲は創作することでしか解決しません。だから書きたくなくても書いてます。悲しいのか嬉しいのかわからん。
問題は、加齢による集中力の低下、情熱の低下、
成功者への嫉妬心の低下、(以下略)で、書くスピードが著しく遅いということです。中編小説でも、1〜2年くらいかかるようになってしまいました。(もうだいぶ長いこと、長編小説は書いていません。5年くらいかかるんじゃないかな……。大御所ですか?)
展開に迷って2ヶ月空くとかざらです。私はプロットを作らない人間なので、途中の話やらキャラの肉付けなんかもを全部書きながら都度決めるので手が止まるのです。ラストは決めているので、軸だけはあるんですが……
創作小説を書く行為、それは魂がどんどんと削られていく感覚。脳も身体も全身でより良い表現を、セリフを、展開を模索していきます……
そして、素晴らしいシーンを思いついたとき、それを書いた時、私の生み出したキャラが生きていると感じる爽快、これ以上楽しいことがあるのか。これは、最高のエンタメです。
やっぱり書くのが好きなんだ、ただこの一瞬の煌めきを得られるから。しかしその黄金の時間は、あっても数年に一度で、書き続けなければ味わえない。そして、その境地的な、ロマン主義的なゾーンに至ったとしても、べつに賞が取れるってわけでもない。
運動やマインドフルネスを取り入れて、もう少し集中力を持続させることが昨今の課題です。
でも、二次創作は、いくらでも集中できます!!!!