人生初の「推し」に会いに北海道行ったらエンタメが待ってた@アドベントカレンダー1日目
前置き
この記事は「ここ一年で心に残ったベストエンタメコンテンツを全力でオススメする Advent Calendar 2024」の1日目の記事になります。
「エンタメコンテンツ」って言ってるのに、「北海道」という場所の話をするのは「割となんでもありやで」という感じを出したかったからなのと、
旅行もエンタメやろがい!という気持ちからです。
ハードルを下げる係でもあります。
とはいえ、本当に面白かったのはそうなので、どう「エンタメ」だったのかを紹介できたらと思います。
時は遡ること2022年末、人生初の「推し」に出会う
千葉県は船橋市、2022年末に推しに出会いました。
はい、「馬」です。
待って!ここでブラウザバックしないで!!最後まで話を聞いて!!!
自分の推しこと、競走馬「オジュウチョウサン」はすごい馬なんですが、ここで大事なのは「この競走馬に一目会いたくて、北海道旅行を計画した」ということです。
一旦、この推しがどうすごいのかは割愛します。
ともかく、2022年末に人生初めての競馬場で、この馬の引退レース・引退式を観たことで「自分の人生初の推し」が見つかってしまった次第でした。
そして、「推しは推せるときに推せ」の理論は、競走馬だと対人間よりも大事な考えだと思ってます。
馬の寿命は25~30年とされており、とある名馬がすごく長生きして35歳で亡くなったのは記憶に新しい人もいるかもです。人間の人生に対して、馬の馬生は短いんですよね。
この35歳で亡くなった馬のニュースを聞いたあたりから、「会えるうちに会うべきだ」という気持ちがかなり湧いてきて、2023年末ごろに北海道に行くのを決心。
北海道いくなら、運転できないと大変だよな?となり、旅行直前にはペーパードライバー講習を受けて曲がりなりにも公道走れるようにするぐらいまで準備して、今年の4月に会いに行ってきました。
推しに会いに行ったら、エンタメが待ってた
はい、この記事のメインコンテンツ。何がエンタメだったのか。
競走馬は引退すると「第二の馬生」と言われる、引退後のお仕事(種牡馬や繁殖牝馬、乗馬のための再調教など)があり、会える引退競争馬というのは意外と少ないです。
それが引退式をするほどの名馬となるとなおのこと。
推し馬は奇跡的に会える場所にいてくれていまして、現在「Yogiboヴェルサイユリゾートファーム」という牧場に繫養されて、種牡馬生活をしています。
今日はこの牧場のことを話したいんです。
この牧場、馬・動物好きにとってはエンタメ施設です。
※牧場見学はそれぞれの牧場ごとにルールがあり、牧場内は「私有地」なので、各牧場の見学案内を調べてから見学しましょう
施設についての話
誰でも体験できる範囲での、この施設最大のエンタメはおそらく「牧場内のカフェのテラス席」かなと思います。
このテラス席、牧場内で一番デカい「大放牧地」を観ながらお茶が楽しめます。
クッソ広い芝生エリアを、馬たちが駆け回っている姿を見ながら、北海道は苫小牧の銘菓「よいとまけ」をいただきつつ、美味しいコーヒーを飲み、yogiboのクッションに身体を預け、吹き抜ける北海道の風を感じる……贅沢な時間を過ごすのも「エンタメ」だなーとなる次第です。
そう、この牧場は一時期話題になった「yogiboに寝っ転がる馬」が撮影された、yogiboがスポンサーをしている牧場でもあり、テラス席に当たり前のようにクッションが転がってます。
馬たちも人がいると気になるらしく、すぐそこまで来てくれますが、本当に「すぐそこ」まで来ます。このテラス席だけ「牧柵がない」ため、触れ合える距離まで来てくれます。(柵がないとはいえ、馬が乗り越えられない高さにテラスが作られてるので、馬の顔が乗っかる程度になってる)
ここまで顔を出してくれたら、カフェで売ってる「馬用ニンジン」の出番です。ニンジンを差し出すとす~ぐ食べてくれます。クソでか動物にここまで接近して、餌やり体験できるのは結構エンタメだと思ってます。
当たり前ですが競馬場だと触れる距離に馬が来ることはほぼなく、でっかいな~と思っても「相対的な大きさ・迫力」しか感じれてないことが多いと、この牧場に来て思い知らされました。
実際にニンジンをあげたりして近づくと本当にその「圧」に驚きます。
しかしこれで終わらないのがこの牧場。
推しを支援したくて、会員になった話
この牧場は支援会員制度をやっていて、月額で払ったお金が「馬たちの生活費」(養生費)の一部に充てられています。ひいては「推しのご飯代」になっています。
(正確には自分の推しは「預託馬」なので、この支援金は直接はあまり関係ないはず)
はい。
会員特典を一切知らずに、巡り巡って推しのいる場所が良くなるという気持ちで支援会員に旅行直前になりました。
今も継続的に支援してます。
「会員特典を一切観ず」に現地に行ったもんだから、「大放牧地内で見学」ができると言われてアラびっくり。
動画見てもらえるとわかりますが、テラス席では実現できなかった「柵やテラスで仕切られてない」同じ空間で、それこそ触れる距離まで接近できます。
自分と同じぐらいのタイミングでおひとり別の会員さんが放牧地散策されてましたが、手馴れてる様子で馬に挨拶したり撫でながら写真撮ったりされてました。
自分はこの時まで触れ合った動物の最大サイズが「奈良公園の鹿」だったこともあって「圧」にビビり散らかして写真にあるぐらいの距離が限界でしたが、この距離まで馬たちに近づけてその生活の様子を間近で見れるのは一般人としては本当に貴重な経験でした。
施設に泊まる話
もう一個、この牧場の大事なエンタメの話。
「牧場内に宿泊施設」があるんです。
元々は牧場スタッフの住み込みのためのアパートだったそうで、めちゃくちゃしっかりした場所に泊まれます(2LDKの作りのお部屋)。
写真は載せられないんですが、宿泊者ノートに皆さんぎっしり思いの丈を書かれていたりして、そちらも面白かったです。
宿泊にあたって朝食はお願いできるんですが、晩御飯はないので何かしら調達が必要ですが、自分は事前に地元のスーパー買った北海道の肉や海鮮を、同行してくれた友人と簡単調理してつついてました。
ちなみに、朝食は「お試しでやってるんですが~」と説明を受けた海鮮丼でした。北海道パワー・牧場パワーもあって朝から海鮮とか、美味いに決まってる。
ここに宿泊をしていると、一般の見学は15時終わりですが、チェックイン後に15時回ってももうすこしだけ見学させてもらえます。アディショナルタイムです。宿泊客以外がいなくなった静かな見学時間に、好きな馬と一対一で会えます。「時間無制限握手会」状態です。なんなら写真(チェキ)も撮影し放題。(フラッシュ撮影は厳禁ですが)
また、朝がクッソ早い時間帯ですが、馬たちの家である「厩舎」から遊び場たる「放牧地」に連れていく「放牧」という作業をしているスタッフさんたちを見学でき、「放牧、待ってたぜ~!」と元気いっぱいに走っていく馬たちをみることができます。
ただただスタッフさんが馬を放牧地まで連れていくだけなんですが、普段見れない作業・お仕事を見るのは、物作りをしてる身として新鮮な体験が身に染みて、大変に楽しいですし、ずっと観てると一頭一頭に向き合ってらっしゃるなーという仕事への向き合い方みたいなのを感じて、何かエネルギーをいただけた気がしました。
なお自分が旅行した時は、放牧時間帯に友人がまだ寝ていて、無理やり起こすのも申し訳ないと思ってこっそり放牧を見てきたら、後で「起こせよ」と怒られました。すまなかった……
そういった見学要素もですが、泊った部屋が完璧な場所で、宿泊棟2階の「大放牧地側」の部屋でした。
そう、大放牧地とかいう最高のビューイングを楽しめるのです。
「そうだ、今って北海道にいるんだったな…」という気持ちになる広大さを感じます。
北海道の大自然のど真ん中に泊まる楽しさ。
どうしても首都圏住んでるとなかなかこんな量の自然に囲まれることが少なく、たまに触れると自然それ自体がエンタメに見えてきます。
牧場で飼われている動物たちもカワイイですし、馬みて猫みて馬みて犬みて馬みて~みたいな無限ループが起きます。
自分は宿泊棟に泊まりましたが、他にも大放牧地に面したコンテナハウスや、牧場内でキャンプもできるとのことで、また次の機会にそちらも試してみたいなと思ってます。
そもそも北の大地自体がエンタメ
北海道、日本の食糧庫であり、自然を利用した観光地も豊富。
飯が美味くて、見るものがいっぱいなら、そりゃ楽しいよなぁ!!というのが大雑把な旅行エンタメの感想です。
東京とかいうコンクリートジャングルにいると、北の大地はそもそもがエンタメの宝庫。
特に、帰り際に寄った北海道でしか展開してないらしい回転寿司が美味すぎたんですよね。回転寿司だよな???って友人と2人でなってました。
間違いなくあれのせいで、旅行後2ヶ月ぐらい寿司が食べたい欲が抑えられなくなって、その気分になったら晩御飯はなんでもいいから寿司!ってなってました。
飯が美味い!自然がすごい!!ちゃんとした施設で動物と触れ合える!!!
そんな北海道旅行がエンタメだったという話でしたー
アドベントカレンダー、明日は2日目でShoyoFILMSさんの記事になります。引き続きよろしくお願いします!