一難去ってまた一難〜じいさん闘病備忘録〜
じいさんがちょっとした入院から帰ってきて、程々に元気な姿を見せたと思ったらまた入院することになった。
腹から出てる管を何かしてるうちに絡ませて引っこ抜いたらしい。
というわけで、緊急手術
見てるこっちの心臓が持たないよ。
闘病前から分かってたことではあるが、あまりに気分に左右され過ぎる人だから今回の件でかなり心身ともに弱るのは目に見えている。
なんだかなあ。
生まれた時から世話になって、実質育ての親みたいなもんで。
子供の頃は毎日一緒にいて、大きくなってからもよく顔出して、映画も一緒に行くしたまには遠くに旅行に行って。
親というか友達みたいな感覚で、尊敬と感謝と孝行が一緒くたになって接する事が出来る唯一の存在。
そんな人がみるみる弱って行くのを見るのは辛いというか、あまりにしんどいが過ぎるというもんです。
みんな経験することなんだろうか。
みんなが通る道だとしても辛いのには変わりないからな。
ほぼ骨みたいな体を見るたびに、あの健脚を思い出して。
食事の少なさを見て、あの強い胃袋を思い出して。
言葉の詰まりを聞いて、あの明晰な頭を思い出して。
またあの頃みたいにいろんな所へ遊びに行きたい欲求が溢れ出てしまう。
でも、考えてみるとじいちゃんと一緒にいる時間は同年代と比べるとかなり多いほうなんじゃないかな。
それだけは誇っていいのではないか。
胸張って言ってないと心が潰れそうになるからね。
また私達の元から離れていったじいさんを思う日々が始まるとなるとかなり精神が参ってしまうけど、それでもあっちには心配かけないように生きることが、私の今の使命だと勝手に理解して明日も頑張っていきましょう。
次はどんな試練が待ってるでしょうか。
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