一つひとつ順番に
私は「地道にコツコツ努力」というのが嫌いです。
やりたくありません。
というのも、
この言葉には「苦しむことが前提のような雰囲気」を感じるからです。
共感する方もいるのではないでしょうか?
「努力至上主義」という考えに近いですね。
たしかに、苦しみや地道な努力を通じて得るものには大きな価値があるとされる一方で、それだけを追い求めると心の余裕を失いがちです。
「成功するためには苦しみが必要」
「地道にコツコツが素晴らしい」
「頑張らないと何も変わらない」
「苦しみなしに得られるものはない」
こんな言葉を目にしたり、耳にする度に
胸の奥がざわつき、やめたくなります。
目的がはっきりしてないからですね。
自分がやりたいことなら、やろうと決めたことなら地道に努力すると思います。
物事は家を建てるのと同じで、順番で成り立つものです。
なので家を建てる時は、まず草を刈って、土台を作って、柱を立てて、屋根をはって、壁を繋げて、窓をつけて……
順番に成り立っています。
まっさらな土地にいきなり2階の窓を取りつけることはできません。(え、できる人いないよね?笑)
地道にコツコツ努力して建てる訳ではないのです。
手順を踏んだだけなのです。
音楽もそうです。
メロディーを作って、アレンジや構成を決めて、
録音して、ミキシングして、マスタリングする。
順番に成り立っています。
録音してないのにいきなりミキシングはできません。
(録音した音を調整し、バランスを取ることで、曲を完成形に近づけます。各要素が調和し、聴きやすい音に仕上げていきます。)
地道にコツコツ努力して作る訳ではないのです。
手順を踏んだだけなのです。
なので地道にコツコツは捨てて、
『一つひとつ順番に』と言葉を変えてみることにしました。
一つひとつ順番にやる。
私は地道にコツコツ努力はやりません。
順番でやります。
この気持ちに共感した方は
「一つひとつ順番にやる」
と覚えておくと良いでしょう。
草むしりから始めてください。
「順番」にです。
読んでくれたあなたが幸せでありますように。