屁理屈
タバコに火をつけて深く息を吸う
肺を蝕む行為なのに惚れてしまった
やめないの?って言われるが
キミはタバコの味がするキスが癖になっている
言い訳と捉えるのは自由だから
タバコを吸う理由を彼女にすることにした
身体のミントグリーンとベルガモットが
タバコの匂いによく合う
まるでブラックコーヒーに
ミルクとシュガーをいれるかのように
ホットコーヒーにスプーンが付いていない
だから緩いコーヒーを指でかき混ぜた
セックスの回数が愛の薪となる
愛撫はボランティアによく似た
拠り所のない器用さ
週末の夜の、海辺の町の、裸足のキミが
灰になって消える
夜にはもう忘れてしまう
ベットに潜る
時間は過ぎる
気付けば朝5時の朝焼け
2人で見た
ビルの反射光
幸せとは?
定量ではなく定性
どこにでもあって
どこにでもない
彼女曰く
近くのコンビニで売っていたと
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