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勉強用検索法(論文など)自分用メモ

 研究職の方などには(多分)今更なことだと思うのですが、これまで自分も「なんとなく」で使っていた論文等の検索システムの把握をしたかったので、少しまとめてみました。あくまでも自分用なので情報の足りない部分もあると思うのですが、誰かの入り口の参考になれば。大学生とか。


Google scholar

画像からリンク飛べます

 Google検索エンジンの論文特化版というかんじ。上の画像は検索トップページだけど、まんまGoogle亜種。マイナーチェンジ版と言ったほうがいいのか。普通のGoogle検索と違うところは、結果で上がってくる項目が論文(国立国会図書館、CiNiiなど)あるいはそれに近しいデータページに絞られていることか。
 例えば「細川忠興」と入れて検索した時、通常であれば「細川忠興」にまつわる様々なものが雑多にヒットするため、刀剣の話題やSNSの発言なども結果に上がってくる。Google scholarではこれが(ほぼ)論文に絞られる。PDFが多いかな。PDFが掲載されているCiNiiなどに飛ぶことも多い印象。
 なので読めるかどうかは別なんだけど、そこはやっぱりGoogleということで。PDFだけぽんと出てくることもあるから、どこに掲載されたとか書いた人の所在とかが分かるシステムではない。
 通常のGoogle検索よりは探しやすいというくらい。

国立国会図書館サーチ(NDLサーチ)

  • 国立国会図書館の所蔵資料やデジタル資料を検索、閲覧、コピーの申込

  • 国立国会図書館とデータ連携している全国の図書館の所蔵資料を検索

 上記の通り、国立国会図書館が所蔵しているデータベースがのぞけるのと、CiNiiや全国で該当図書を所蔵している図書館の検索エンジンに直接つながるのは便利かな。少なくとも自分が行ける範囲の図書館にあるかどうかは見れるので……。あと個人登録していたら国立国会図書館がデジタル化している古い書籍は見れる。限度はあるけど、必要なページだけをPDFに保存したりが可能。

CiNii Research - 国立情報学研究所

国立情報学研究所(NII、National institute of informatics)が運営するデータベース群。各種文献に加えて研究データやプロジェクトを検索できる「CiNii Research」、大学図書館の総合目録データベース「CiNii Books」、博士論文データベース「CiNii Dissertations」の3つからなる。

ウィキペディアより

 大学の論文とかに使えるのは後ろ二つの「Books」と「Dissertations」だろうか。私が使った感じとしては書籍名などが検索しやすく、ここで調べてヒットしたものを前の国立国会図書館サーチに入れる流れ。正直二度手間感があって、うまく使いこなせていない気がする。現役研究者のほうがもっと使えそう? かも。分からん。

J-STAGE

日本から発表される科学技術(人文科学・社会科学を含む)情報の迅速な流通と国際情報発信力の強化、オープンアクセスの推進を目指し、学協会や研究機関等における科学技術刊行物の発行を支援しています。

公式サイトより

 無料のアカウントサービス「My J-STAGE」に登録すると、検索条件設定の保存、資料のお気に入り化、お気に入りした資料の情報通知(連番のジャーナル誌とかの場合、新刊が出たら通知がくる設定)などができる。
 個人的にUIが見やすくて探しやすい。目にも優しい(気がする)この記事に書いた中だと国立国会図書館の次くらいによく使う。

学術機関リポジトリ(IRDB)

 国立情報学研究所が推進する論文データベース。大学ごとに大学やその構成員が作成した資料や論文を管、公開しているためピンポイントに「〇〇大学のデータ」で調べたい際は有用か。市町村が発行した「発掘調査報告書」とかも調べることができる。
 ここもそこそこ見やすくて私は探しやすい。ヒット数からの見やすさが良いというか。で、大学特化向けだからなのか、これまでGoogle検索などで通常検索した際にはヒットしたなかった論文もゴロゴロ出てきたし、大変ありがたいなと感じた。研究って日々進化してんだな~!(小並感)


継続して使っていて所感が変わったら少し更新したいと思います。

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黒田きのと
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