茂木・秋の彼岸花を眺めに
茂木の話は以前もこちら(栃木県茂木 初春の小旅行)のnoteに書きました。2020年2月初春がうららかな日から数えて8ヶ月後、10月某日に再び小旅行に繰り出しました。
この時は一人で行きまして(春はお友達と車で行きました)せっかくなのでローカル電車に乗ってみよう! ついでに八雲神社に祀られている細川興元公になにか奉納してみたい! と、二つのミッションを携えての旅行計画となりました。相変わらず突発で決めて突発で行きました(笑)
しかし、神社にご奉納を、と考えた時に、やっぱりお酒? 他のものがいいの? お酒にしたって一升瓶じゃなきゃいけない……? などとアレコレ悩んでしまいまして。ネットで検索したけどいろんな意見があります。まあそりゃそうですよね。というわけで、手っ取り早く八雲神社様のツイッターにアクセスしましてお伺いをしました。八雲神社様ではご奉納するお品に特に制限はないとのことでしたので、一升よりは少し小さい750mlの日本酒を持って行くことにしました。熨斗は買ったお店で頂いて、文字は自分で書きました。そのお酒を抱えて(ずっと持ってると割と重くて、文字通り抱えて……)軽いピクニックスタイルで秋晴れの暑い日に茂木へと繰り出しました。
八雲神社様。
事前にご連絡をしたので奉納品はスムーズにお渡しできました(一安心)本殿の前で手づからお捧げして、お参りできたので大変貴重な、素晴らしい体験をさせていただきました。有難うございました。
恒例の興元様肖像画を拝み(初陣の頃のお姿と伝わっています)
宮司さんが丹精込めて育ててらっしゃるものの一つ、朝顔がまだたくさん花をつけていたので眺めたりしつつ。今年も綺麗に咲くことをお祈りしています。
さて無事にお参りは済みましたが、あまりにも良い天気でしたのですぐさま帰るというのも勿体ない。なので、この時期、茂木地域では彼岸花の群生が見れるという情報も事前に手に入れておりました! 2月頃は蝋梅の季節でしたが秋には彼岸花! これはもう拝むしかないでしょう。場所は城山公園周辺です。町中には群生の見頃期間になると看板も立ててくれますので分かりやすいです。
ところで茂木町の公式ツイッターアカウント(ゆずも【公式】@yuzumotegi)ではリアルタイムに茂木町の四季折々の様子を見せてくれますので、要チェック。ゆずもが季節ごとの花の開花情報なども教えてくれます。こちらを見ていたところ、ちょうど私が行こう! と思い立った日あたりが彼岸花満開に近かったみたいで、
も~~~~~~~のすごく綺麗でした!!
城山公園へ向かう途中の坂道より。
田舎暮らしなもので、畑の土手にぽつぽつと咲いている様子などは見たことあるんですが、こんな風に斜面一面に赤い花が咲き乱れている様子は初めてです。
いくら見てても見飽きないし、どこからどう写真を撮っても飽きない!(笑)地元のローカルテレビでしょうか、撮影隊がいたり、他にもピクニックスタイルの年配の方が大勢いらっしゃって皆さん写真を撮られていました。(夏以降の話でしたので、みんな外に出たかった時期なんだろうな……私もですが……)
城山公園に登っていきます。
今、2021年7月現在では野外だからと言って外に出歩くのもなんとなく私は心苦しく感じてしまっています。きちんと感染予防をして、人と距離を取って、なるべく一人きりで……と考えはしますけど、私が注意しても誰かから移ってしまうかもしれない。そういったリスクは絶対に0%にならないでしょうから、気を遣いすぎてもいけないんですけどどうしても憚る気持ちになってしまいますね……。余談。
本当に綺麗でした。お天気がよくて暑かったので、歩き回ってると汗ばむくらいの陽気だったんですがそれがまた赤い色によく映えて……こうしてhtml上にアップロードすると、どうしても赤や緑の鮮やかな色合いはくすんでしまうのが残念ですが、秋の茂木も大変おすすめです!
坂道から町の方向を望んだ風景。風が気持ちよくて最高でした。よく考えてみれば、朝からこんな風に花を眺めてちょっと高いところに登る、いい体験です。
帰り道方向は歩く向きを変えて、川沿いに茂木藩陣屋跡を周り、八雲神社さまを目指して進みました。
川沿いには野生の彼岸花(白)が! きちんと整備された場所なわけではなく、ぽつぽつと塊になって土手に咲いているといった様子。私が知っていたのはどちらかと言えばこっちですね(笑)でも白いものだけがこんな風に咲いてるのもまた初めてでした。優しい感じがします。
……などと書いていたら、茂木町の町長さんのブログに「リコリス」って書いてある!! リコリスってあれでしょう、3DS時代の牧場物語に居た女の子と同じ名前!(分かる人おるんか?)ボケはさておき、町長さんによると『「リコリス」は、彼岸花に似た花で、ヨーロッパから取り入れられた花です。』とのこと……。本当はピンクなんですね。じゃあこれはもう終わりの時期で、色が抜けちゃっているんだろうな。全然分かりませんでした(笑)
茂木藩の陣屋絵図(八雲神社さまのブログより参考)によれば、茂木陣屋は逆川を挟んで東西に広がっており、現在の茂木小学校の北側の道路を東に進んだ所に架かる御本陣橋は通称「殿橋」と呼ばれていたそうです。
茂木藩のことについていろいろと検索していたら、今年に入ってからの新しい記事を書いていらっしゃる方を発見。茂木藩の興りから近代に至るまでを詳細に調べてらっしゃいます。ここもそういうインテリジェンスな記事をおけるnoteにしたかったんですけどね……(?)
まだ日は高かったのですが、片道に数時間かかるので(仕方ない!)この日はこれにて終了。茂木町へ訪れるのはこの日で2回目でしたが、やっぱり好きな町だなと実感しました。「次はいつ行けるかな……」なんて思いましたが、次の来訪は2021年に入ってからとなります。その時の記録は、またそのうち。
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