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なんとお寺の境内に絶好の展望台
「東京、びっくり富士見ポイント」記事一覧
二子玉川、国分寺崖線上からの眺め
また多摩川べり。国分寺崖線と呼ばれる武蔵野台地と多摩川の境界地の崖上です。このラインはこれまでも成城学園や田園調布など何回も登場しています。このラインに沿って探せばあちこち富士見ポイントは見つかりますので、すべてを網羅するのは難しいですし、やたらあります。
ですので特別な興趣のあるポイントに限定し、国分寺崖線はこれにて打ち止め!と考えております。でその特別なポイントからの富士がこちら。
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大きな看板は郊外型デパートの先駆け玉川高島屋です。富士山は右端に。
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そしてアップ。富士山は丹沢山系の蛭ヶ岳(右のピーク)と丹沢山(真ん中のピーク)の間に頭をのぞかせています。右下の巨大なマンション2棟は川崎市の「溝口ガーデン」です。
で、この見てる場所は、なんと行善寺という二子玉川駅東北にあるお寺の境内なのです。
二子玉川は大山道(現在の国道246号)が多摩川を渡る場所として古くからありますが、江戸方面から多摩川に降る際に、用賀の先で二つの道筋に分かれます。西側でゆるく下る慈眼寺道と東側の台地上を行き、急坂を降る行善寺道です。
行善寺はこの大地の際にあり、戦国時代以前はここに城があったとも言います。大山道を見張る場所ですから眺めもいいわけです。
寺の門を潜って左に進むと「行善寺八景」という石柱があり、その奥、本堂の裏あたりが展望台になっています。
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行善寺に行くには古い大山道を登るのが普通ですが、現在の国道側から東急線を跨いでいく道もあります。東急を跨ぐところには歩道橋があります。ここには江戸以前から道筋がありました。ですから線路を越える道が作られているわけです。また昔はここに駅もありました。そこからの眺めがこれ。
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今は橋の上ですから地上ではないのですが、昔はきちんと地面だった場所です。
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歩道橋はこんな感じで右が線路です。道だった時代もかなり急坂でしょう。
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おまけですが、近くの二子玉川公園に行くと現代の富士塚が築かれており、そのてっぺんからは富士山がよく見えます。
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