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額縁付きの美しい眺めと、雄大な眺め

「東京、びっくり富士見ポイント」記事一覧

小田急線上の成城富士見橋と不動橋

 成城学園前駅に続いては、駅からほど近い小田急線上に架かる富士見橋と不動橋です。架かると言っても今では線路は地下化されてしまっていますので、ただの道路です。しかし橋だった頃の記憶を残し橋名板なども残してあります。
 この二つの橋は、両方とも国土交通省が決めた関東の富士見百景「富士の見える橋」に選ばれています。

 その富士見橋の景色がこちら。

 なんと額縁まで付いていまして絵画のようです。これまでの各地の富士見ポイントでまとわりついていた電線やらアンテナやらビルやらが一切かからない、実に清々しい富士です。これはこの先が野川が作る国分寺崖線の急な崖で、その下も住宅地でビルがないためです。

 額縁の下には地下化される前の風景が描かれています。道路を挟んだ反対側には花壇に囲まれたベンチがあり、そこに座るとそこから額縁の中に富士が見えるという仕掛けです。もう至れり尽くせり。花に囲まれた中から富士を拝むとはもう天国ですね。 

 そしてほぼ小田急地下トンネル出口上となる不動橋からの景色がこちら。

 「雄大」を絵にするとこうなるのでしょうか。額縁すらないシンプルな景色に心打たれます。手前の丹沢山系も北から南まで、大室山から大山まで全てきれいに見えます。

 こちらは写真の手前にベンチがあり、やはり座って富士山を眺められます。冬の早朝は散歩がてら立ち止まって富士を眺めにくる方が多いです。セレブな街の上にこんな景色まで付いてるなんて成城ホント羨ましいです。

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歩いて、探して、歴史を発掘する黒田涼
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