![みそかつ1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/20675997/rectangle_large_type_2_2514705636a4105f8c10cd03cbd2174f.jpg?width=1200)
ユニーク食品発祥の街/藤堂高虎が築いた城の到達点/津市
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「天むす」「みそかつ」というと名古屋めし、と思っている方がほとんどだろう。違う。両方とも発祥は津市である。
天むすは津観音門前の天ぷら屋「千寿」(せんじゅ)が1950年代にまかない料理として考案したもの。80年代になって暖簾分けした名古屋の店が評判となって大ブレイクし、全国区の食べ物となった。
「千寿」は今は天むす専門店で、握りたて5個が756円。たいていの天むすとは違い、中身は外から見えない。ふっくらとしたアツアツのご飯がおいしい。
天むす発祥の店「千寿」
みそかつは異説もあるが、1965年に市内の洋食店「カトレア」が、「日本人にも食べやすいように」と味噌ベースのソースを考案したのがいつしか名古屋にも伝わったらしい。
これだけではない。津にはオリジナリティあふれる食べ物がたくさんある。黒いカレー、「ブラックカレー」を時々目にするが、この名称は津城隣の「東洋軒」が昭和戦前に客の要望で作り上げたという。今も同店の名物メニューだ。
「津ぎょうざ」は学校給食メニューとして1985年に考案され、B-1グランプリなどにも出ている。直径15センチもの皮を使い、油であげるのが決まりだ。
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