コンビニより多い唐揚げ店/福沢諭吉生んだ蘭学好み/中津市
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唐揚げの「聖地」と言えば中津なのだそうだ。観光協会の唐揚げマップには52もの唐揚げ店が掲載されている。大した数でないように思う人もいるかもしれないが、中津市の人口は8万人。人口比で考えると、東京ならコンビニより多くなってしまう。もちろん中津でもコンビニより多い。それだけの数の店が成り立つというのがすごい。
聖地の唐揚げ店は何か違うのだろうか?
東京でも最近はからあげ専門店は多い。そこでは「醤油味」とか「ガーリック味」とか「ザンギ」とか、調理法・味付けごとに商品を区別するのがメインだと思う。ところが中津では味付け別のメニューはあまり見ない。それぞれの店が独自の味を追求しているので、一つの店ではあまり味の差を出さないようだ。客の側も違う味が欲しければ別の店に行くようだ。
逆に多いのが肉の種類。骨無しでも「もも」と「むね」は別だし、軟骨でも「やげん」と「ひざ」とか。東京ではあまり見ない、セセリ、砂ずり(砂肝)の唐揚げなんてのもある。味付けは控え目という印象だ。東京だと味が濃いものが多いが、おかず扱いと単体で味わうものとの違いだろうか。
そして注文を受けてから揚げる。東京では結構作り置きを売ったりもする
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