見出し画像

スナフキンくらいの距離感で #もの書き100問100答

ふと気がつきました。
「俺、今年に入ってから12本しかnote書いていない……」
その事実に愕然とし、膝から崩れ落ちてしまいました。涙が止まらず、ただただ嗚咽を漏らす事しかできません。「どうして自分だけがこんな目に遭わないといけないのだろう」そう人生に絶望しかけたときでした。何気なく覗いたTwitterで小野ぽのこさんが面白そうなことをやっている、とのこと。

真夜中インター。錚々たるメンツです。

いいですよね。noteで知り合ったクリエイターさんが、noteから一歩外に飛び出し、力を合わせて一つのカタチを残す。とても素敵だと思います。しかも今作のリリースに付随してnoteでも文化祭的なノリのアレをソレしようという試みもアレだということで。
もの書きとしての自分の在り方について今一度見つめ直してみる良い機会なのではないか、とも思いまして、遅れ馳せながらひっそりと参加させて頂けましたら、なんて思っておる次第でございます。
ちょっとだけお邪魔します。
すっげぇ長いので久々に目次機能を使っちゃいましょうか。


【もの書き100問100答】


1.どんな作品を書いている?

QOL爆無視のくっだらない話ばかりしています。エッセイ中心。


2.どんな作品を書くのが一番好き?

基本的には笑ってもらえりゃそれでいいので、そういうものを。


3.ペンネームの由来は?

パッと見で「おもしろい話をしそうな人」って思って頂けたら嬉しいな、と思って。当時『逆に佐藤』って名前でいろいろ書いていたので、それをちょっといじったり足したりして結果的にこうなりました。周りからは「師匠」なんて呼んでもらったりしておりますが、この名前由来のただのあだ名なので、僕は何の師匠でもありません。何も教えておりません。むしろ教わってばかりです。


4.いつから創作を始めた?

小学生時代。4コマ漫画描いてましたが、途中から絵を描くのがめんどくさくなってきて話だけ考えるようになりました。


5.創作を始めたきっかけは?

一人で遊べるものならなんでもよかったんです。
……ともだち?なんですか?それ。
食ったことないっすね。


6.初めての創作の思い出は?

自由帳に漫画を描いてたらクラスのいじめっ子に取り上げられ、散々いじられてめちゃくちゃ悔しい思いをしたのですが、その後自由帳をじっくり読んだそいつが「続きは?」と興味津々で聞いてきたのを今思い出しました。


7.子どものころ作文は得意だった?

苦手でした。読書感想文なんて、最後の解説文とかを丸写ししてました。日記は好きでしたけど。


8.創作していて一番幸せな瞬間は?

自分で読み返して「素晴らしいものが書けたぞ」と思える瞬間。
そんでそれに読んでくださった方の評価も追いついてきたときなんかは一日中ニヤニヤしちゃいます。


9.書くうえで譲れないものはある?

「こういうのは個人的にあり得ないので絶対にやらない」ってのはいろいろあるけど、意図していないところに変な刺さり方しても嫌なので言わないことにしますね。


10.あなたにとって「書く」とは?

舞台。


11.将来どんな書き手になりたい?

「こんな書き手になりたい」
ってのはちょっとわからんけど
「こんな書き手にはなりたくない」
ってのは山ほどある。


12.文章力を磨くためにしていることは?

やっぱ上質なものを読むか、オベンキョウをするしかないんじゃないすかね。せっかくセンスがあっても伝えられるスキルがないと勿体ないよなぁ、って思います。


13.「良い文章」とはどんな文章?

良くも悪くも、読む前と読んだ後で読み手に何かしらの変化があるものには意味を感じます。意識とかそういうのも勿論そうなんだけど、表情一つ、もっと言うと口角が1°だけでも上がったり下がったりすれば。
逆に言うと、それすらないものは白紙を眺めているのと同じと思ってます。


14.読書は好き?

詳しくはないですけど好きです。


15.憧れの作家は?

原田宗典、貴志祐介、乙一、宮部みゆき、湊かなえ、江國香織。(敬称略)


16.好きな本は?

『十七歳だった! / 原田宗典』
少年時代にこれを読んで「僕も本を書いてみたいなぁ」って思いました。笑えるんだけど、どこか懐かしいというか。
正直、作風とかもろに影響受けてます。


17.繰り返し読んでいる本は?

『火車 / 宮部みゆき』
なんか定期的に読み返してしまう。展開も知っているはずなのに毎回ドキドキして、ラストシーンの余韻に浸り過ぎてしばらく何も考えられなくなる。


18.今読みたい本は?

夏だしホラー系とか読みたいですね。テメーで適当に探します。


19.自分の創作に影響を与えた人やものは?

今パッと思い浮かんだのは
松本人志、板尾創路、甲本ヒロト、バンドマン時代の地元の先輩、等々。
いわゆる“作家さん”から直接受けた影響ってのは実はそんなにないのかも。


20.本やnoteなど他者の作品で好きな一文は?

浮かばない。あるんでしょうけども。


21.本やnoteなど他者の作品を読むときについ注目するところは?

強いて言うなら、「」の中の会話文は注意深く見ちゃいます。
そこにセンスというか、書き手の個性や癖が見えてくると思ってます。
「村上春樹はキュウリのこと“キウリ”って書くよなぁ」とか「宮部みゆきって彼氏のこと“ボーイフレンド”って書くよね」とか。いや、なんか、わかんないすけど。


22.無人島に本を3冊持っていけるとしたら何を選ぶ?

・『これ一冊あれば無人島でも余裕で生きていける!』みたいなハウツー本。
・聖書。僕自身はバリバリの無神論者でクリスチャンでもないんですけど、結局最後の最後は神頼みになるのかもしれないので、念の為。
・なるべくページ数がたくさんあって、なるべく白紙の部分が多くて、なるべく表面積も大きくて、なるべく興味がわかない内容の本。いざとなったら燃やすか記す用。


23.10年前の自分にひと言伝えるとしたら?

とにかくいろいろ読みなさい。どうせ暇してんだから。


24.10年後の自分にひとつ質問できるとしたら?

一人称はまだ「僕」なんですか?


25.今だからこそ言える創作の失敗談は?

成功例の方が少ないからなぁ。


26.書くこと以外で創作をしている?

たまに曲作る。次の日には忘れてるけど。


27.もし書くことを禁止されたら何をする?

多分そんなに困らないとは思うんだけど、納得いかなかったら「わかりました」つって嘘ついて隠れて書く。


28.余命一週間と宣告されたら創作する?

「なんか遺しておかないとなぁ」とは思うかも。


29.生まれ変わっても「もの書き」になりたい?

どっちでもいいや。
生まれ変わった時点でどうせ自分じゃないし。


30.もの書きとしての自分の強みは?

軽さ。


31.もの書きとしての自分の弱みは?

軽さ。


32.創作における座右の銘は?

クスっとでも笑わせりゃ俺の勝ち。


33.自分の作品の魅力を3つあげるとしたら?

懇意にさせて頂いているガチのプロ作家さんから、過去に僕の作風を
「ノスタルジックおもしろエモーショナル」
と評して頂いたことがありました。
すごく嬉しくて、それと同時に「それだ」と覚悟も決まりました。
というワケで
・ノスタルジック
・おもしろ
・エモーショナル
です。それです。それなんです。


34.自作で気に入っている作品を1つあげるとしたら?

全部好きですけど、直近だとこれなんかは書いててすごく楽しかったです。


35.自作で一番目に読んでほしい作品は?

全部読んでほしいけど、直近だとこれが一番たくさんの方に読んで頂けたやつだと思う。あと固定記事にしてる「サルでもわかる」ってやつは一年以上前のやつなので読まなくていいです。書き直します。すみません。


36.自分の作品で好きな一文は?

『ANAとJALが合併したら、やっぱり“ANAL”になるのかな?』

民明書房刊『ハートに火をつけろ!』より抜粋

「うるせぇよ」って思います。


37.自分の作品を色にたとえるとしたら?

抜けるような青さ、でお願いします。ただの願望です。


38.自分の作品は五感(視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚)のどれに寄っている?

視覚、聴覚?かな?


39.自分の作品のテーマソングはある?

大体ある。


40.つい書いてしまうテーマやモチーフはある?

青春回顧録と「娘がかわいい」って話。


41.つい使いがちな文章表現はある?

自分の癖って自分じゃよくわからないものっすよね。


42.次はどんな作品を書きたい?

そのときに浮かんだやつでいいでーす。


43.もし自分の作品が書籍化されたら誰に帯を書いてほしい?

誰でもいい。書いてくれるだけで嬉しい。
ただ、ベッタベタに褒められるよりは
「時間の無駄でした」
とか
「馬っ鹿じゃないの、こいつ」
みたいな感じで書いてほしい。


44.もし自分の作品が実写化されたら誰に出演してほしい?

大泉洋、ムロツヨシ、佐藤二朗。


45.自分しか読まない日記を書いている?

あ、ないっすね。


46.日常で「自分はもの書きだ」と感じる瞬間は?

無意識のうちに、目の前で起こっていることを「起承転結」に当てはめて、プロットを練って誰かに話そうとしているとき。


47.毎日書いている?

創作って意味でなら毎日は書いてない。
創作じゃない文章なら毎日書いてる。大変。


48.書くとき以外にも創作について考えている?

考えてるんでしょうね。だって、文字に落とすのって最後の最後っすもんね。


49.創作を続ける理由は?

深く考えたことない。理由とかないかも。
敢えて言語化しない美学ってあるんです。
めんどくさいだけなんすけど。


50.創作のモチベーションを上げる方法は?

逆。
上がった瞬間が創作の始まり。


51.創作を頑張ったときのご褒美は?

褒美などいらぬ。
──と、言いたいところですが。
読んでいただけたりスキを押していただけたり、あまつさえ感想なんかいただいたりすることが一番の褒美です。これはホントに。


52.創作をやめたくなったことはある?

創作を、っていうかnoteとかTwitterとかのアカウントから過去作から、もう何から何まで告知もなしにある日突然すべて消して居なくなってみようかな、って衝動に襲われるときはある。定期的に。


53.創作をやめたくなったらどうする?

やめたりはじめたりできるならやめればいいよ。またはじめられるんだから。なぜかぜんぶひらがな。


54.書きたいのにうまく書けないスランプが訪れたらどうやって抜け出す?

それってきっと燃料不足なので、燃料補給した方がいいと思う。


55.どんなときに創作のアイデアを思いつくことが多い?

納得いかないとき。
怒ってるとき。
悲しいとき。悲しいとき。
いつもここから、創作が始まる。


56.創作のアイデアが思いつかないことはある?

そりゃ、あんた。
あるわよ。


57.創作のアイデアが思いつかないときはどうする?

それってきっと燃料不足なので、燃料補給した方がいいと思う。
……おや?既視感。


58.複数の作品を同時に進められる?

できちゃうけど作品と、その向こう側にいる作家さんに対してちょっと失礼かなとは思う。


59.何を使って文章を書いている?PC?スマホ?

PCときどきスマホ。
これはスマホ。


60.書くときにおすすめのツールやアイテムはある?

Wordかなぁ。
noteは直で書く。


61.いつ書くことが多い?

土日祝日。


62.どこで書くことが多い?

家。
外は画面を覗かれてるような気がして集中できん。完成したものは全然覗いてくれていいけど、まだ磨き上げてる途中のものを見るなんて無粋ですよ。いや、覗かれてないとは思うけど。


63.創作の時間を確保するために工夫していることは?

ちゃっちゃとやることやる。


64.書き始めるためのスイッチはどうやって入れる?

それがわかってれば毎日書いてるかも。気分屋なんです。


65.書いているときはどんな気持ちになる?

普通に笑いながら書いてる。自給自足。
我ながら「幸せな人だなぁ」って思う。


66.書いているときに話しかけられると気になる?

すっごく気になるので、さっさと下書き保存して中断する。
おう、オレは逆佐亭。あきらめの良い男…。


67.書いているときに集中力を保つコツは?

できる環境なら音読しながら書くのはオススメです。入り込めるしリズム感とかテンポが摑みやすい。
あとYouTubeで焚き火の音を延々と流しながら書いたりしてます。なんか捗るんすよね。不思議っすね。


68.書いているときに音楽やラジオを聴く?

内容とか意味がある音はほとんど聴かん。


69.書いているときに欠かせない食べ物や飲み物はある?

ないぜ。


70.息抜きの方法は?

伸び。深呼吸。
テーマ曲的な曲を聴く。とか。


71.健康面で気を遣っていることは?

“肝機能の異常”
“血中コレステロール値の異常”
“軽度の肥満”
健康診断書にそう書かれる奴が語っていい項目ではないな。
覚悟はいいか?オレはできてる。


72.完成までに一番時間がかかった作品は?

どこから創作が始まってるか曖昧なのでなんとも。12000文字くらいの短編で、書き始めるまでにかける時間も込みだと一週間とかだったような。


73.プロットや構成を決めてから書く?

そりゃもう。しっかりと。
しつこいくらい。


74.冒頭から順に書く?好きなシーンから書く?

冒頭から最後まで一気に。


75.タイトルはいつ決める?

一番最初か、書きながら考えて途中で思いつくことが多い。この記事は最後の最後に決まったけど。


76.タイトルをつけるときに意識していることは?

内容とリンクしつつもちょっと外す感じ、且つインパクトのある単語を一つ入れる。みたいな。
それでも浮かばないときは好きな歌詞のワンフレーズか、駄洒落。


77.冒頭の文章を書くときに意識していることは?

丁寧だけど、それでいて迅速に導入を促せたら理想です。大事な前フリなのでじっくりいきたいところですが、あまりダラダラやってたら離脱されて肝心な所まで読んでもらえないし。


78.締めの文章を書くときに意識していることは?

読み終わった人が
「やかましいわ」
とか
「もういいよ」
とか
「いい加減にしろ」
って言ってくれるように心がけてます。読み手様は漫才で言うところのツッコミですので。


79.漢字とひらがなの使い分けにはこだわっている?

こだわるよねー。


80.推敲は何回する?

書き終わったら何度も音読し、話術としてもちゃんとおもしろく伝えられるかを確認。
改行で間を計算したり、言い回しを変えてみたり、単純に誤字脱字を修正したり。
最後に全体のレイアウトを確認。
で、ようやく投稿。(それでも誤字があって慌てて直す)


81.ネットで作品を公開していて良かったことは?

たくさんの人に気軽に読んでもらえる。ありがたい。


82.ネットで作品を公開していて悪かったことは?

でも「たくさんの人に気軽に読んでもらえる」ってのは、こわいところでもありますよね。


83.ネットで公開する前に誰かに読んでもらっている?

基本的には誰に何と言われても出したいときは出すので、あまりないです。


84.スキの数は気になる?

気になるけど前ほどではない。
でも、賞レースの応募作とかだと正直まぁまぁ気になる。


85.自分の作品をどんな人に読んでほしい?

本当のどん底にいる人には僕の言葉は軽すぎて届かないと思うので、少しでも笑える余裕ができたら真っ先に来てほしい。


86.どんな書き手だと言われることが多い?

意外と真面目、とかは言われます。意外て。


87.他者評価と自己評価のずれは大きい?

多少はありますけど、でも自分でクリティカルだと思ったものは概ねウケが良いです。誤差の範囲かな。


88.自分の想像よりも好評だった作品は?

飾らず引き延ばさず、気持ちをそのまま真っ直ぐ書いたらたくさん読んでもらえて嬉しかったけど、普段書いてるものよりも明らかに短いし、明らかにちょっとエエカッコしてるし、なんか心苦しかったのを覚えております。これに関しては誤差なんてもんじゃない。完全に予想外。


89.より多くの人に読んでもらうために工夫している?

Twitterと連携するくらいですかね。シェアして頂いたツイートをリツイートしたり、自分でシェアしたりするくらいです。


90.コンテストや公募に挑戦している?

コンテストには応募してるけど全然相手にされてない。いつか訴える。


91.人に言われると嬉しい言葉は?

「出先で読んだらダメなやつでした」
みたいな感想をたまに戴くのですが、あれは僕のような作風の書き手からすれば、これ以上ないくらいの称賛だと思ってます。
家で読んでください。


92.人に言われると残念な言葉は?

「奇抜なキャラ設定で目を引こうとしてる」とのご意見を戴きまして。その節は誠にありがとうございました。ちょっとだけ効きました。


93.創作していることを家族や友人など身近な人に伝えている?

家族にも伝えてるし、なんならTwitterなんかは普通に昔からの友人とか知人もいるし、多分だけど嫁も見てる。


94.家族や友人など身近な人に作品を読まれるのは恥ずかしい?

というか人生自体が恥ずかしい。


95.自分の作品をTwitterなどでシェアされるのは嬉しい?

嬉しくないワケがない。
たまにエゴサしてシェアのコメントを読み直しちゃうくらい嬉しいよ。


96.他の書き手と自分を比べて落ち込むことはある?

ない。


97.他の書き手と自分を比べて落ち込んだときの対処法は?

何事もそうですが、人と人を比べて全項目で片方が劣るってことはまずない。100:0ってほとんどない。だから「あの人すごいなぁ、それに比べて自分なんて…」とか思う必要はない。絶対にどっかで勝ってるもん。それが武器というやつで、それは誰もが持っているもの。それを自覚して鍛えれば誰にも負けない。終盤で急に熱く語っちゃってすみません。


98.他の書き手と積極的に交流したい?

前までは輪を広げたかったんすけど、最近は今ある関係性をちゃんと大切にしていきたい、なんて考えてます。とは言え、付かず離れずが一番いいので、ムーミンで言うところのスナフキンくらいの距離感で交流したいです。たまにがっつり絡んでくる、みたいな。


99.今ぱっと思いついた推しの書き手の作品は?

たくさんあるんですけど「今ぱっと思いついた」ってところで言うとコレかなぁ。

noteでここまでの長文を最後まで一気に読めたのは初めてでした。止まれなかった。最後の一文がまた素晴らしいんです。思い出しても鳥肌が立つ。
ていうか、そういうの他にもあるんで読んでほしいです。ヤバいのまとめてますから。


100.他の書き手に聞いてみたいことは?

特に思いつかないので、なんかあったら直接聞きまーす。



ここまでで7500文字。
意外と収まったな。
書くのって、いいよね。やめらんないよね。
最近また楽しいよ。

真夜中インター制作チームの皆さん、お邪魔しました。自分を見つめ直すいい機会になりました。
素敵な催し、ありがとうございました。
本買います。



いいなと思ったら応援しよう!

逆佐亭 裕らく
お金は好きです。

この記事が参加している募集