それが神に望まれていないと知りつつも、今日も私は神に怨嗟を訴えて「かの人に災いあれ」と祈る。それは己を著しく損なうものなれど、呪詛の思いはやまない。御心に反する思いだが、そんな人間が地上に産まれ落ちるのも摂理であることもまた確か。ならば一度は徹底的に呪いの道を歩んでみるのもいい。

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