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【感想】銀河英雄伝説Die Neue These 39話「雷鳴」(4thシーズン 策謀 ep3)
フェザーンの暗躍
謎の像始まり。本当、この像は一体何なんだ。
ハリポタの魔法族の像みたいに何らかの意味があるんだろうか。それとも単なるルドルフのシンボライズなのだろうか。むしろルドルフ以外の偶像禁止ぐらいありそうだと思うんだよな、帝国。何か意味があるのかなあ。ノイエくんだし、何かありそうでなあ。ってのを映るたびに一周考える(笑)。
(もしかして元帥府と宰相府の違いとか‥‥?資料集ー!!!!!)
帝都は雨。
イゼルローンは完全に気象が決められてたと思うけど、オーディンはどうだっけ。天候ごときに左右されるなど情けない、とルドルフが思っていても不思議ではないので、テラフォーミングした惑星に関しては「自然」に任せてるのかなあ。原作後で読み返そ。
ケスラー!!!!かっこいいなあ、ケスラー。
少壮の弁護士か官僚って書かれていたような気がしてたけど、歴戦の武人らしい精悍な顔(原作4巻)とある。そうだっけか。まあどっちにしろノイエのケスラーかっちょいいので、良いのだ。
コート?ジャケットの後ろ身頃が長いのいいよな。かっこいい。歩いても走ってもお馬さんに乗っても映える。艦橋で座するよりも、その人が動くことで映える制服な気がする。憲兵という職務上、そういった「らしさ」「かっこよさ」的なものの集積なんだろうな。
雨の時は出迎えに傘が。ポンチョ着てるのも可愛いな!?ケスラーもポンチョ着てみようか。というか、これはロイエンタールの雨ガッパとは別なのかな。前のところにこんな大きなポッケついてなかったよな。ケープっぽいやつだったし。ならば私物なのかな。
三越さん、どちらか、あるいはどちらも商品化をお願いします!!(笑)。
密告、にちょっと嫌そうな顔するラインハルト。限定的な有用性は認めても、それが目的化して社会が疑心暗鬼になったりするし、奨励する気には慣れないという、「普通」の感覚を持っていてくれて、「良い為政者」なのだよなあ。
見た顔。パーティーでも無邪気なテンションで楽しくやってたんだろうな、ランズベルク伯、という気がしてくる。分け隔てなくラインハルトにも声を掛けてそう。他意はなく美貌に感嘆してみせて、むっとされていてくれ(どんな願望)。原作的にはキュンメル男爵系の線の細い感じだったんだろうけど、ノイエの伯は赤ちゃん的な純粋さと少年的なロマンチシズムがはち切れんばかりに詰まってそうで、何というか可愛らしいとすら思えてしまうのが怖い。自分は貴族だから帝国のために身を賭して何かを為すのは当然というヒロイズムに酔ってるだけで、自分の好悪とかそういう感情は薄そう。貴族なのになぜ卿は帝国に尽くさぬのだ?くらい無邪気に思ってんじゃないかなあ。
それにしても中空にモニタ浮くの、面白いなあ。しかも裏側からも見えてる。電子に「裏」という概念があるんだなあ。360度どこから見ても情報が読み取れたらダメな場合があるから、敢えて「正面」を設定してあるんだろうか。単に技術的な話なんだろうか。
ホロの光が二次元っぽいからこれは面になるってだけかな?
(脱線するから文章が長くなるんですよ、戻りなさい。はい)
ラインハルトからの無害認定。意外とレア?
無能でも権力持ってると厄介なのは分かってるので、伯爵の地位で無害と評されるのは、それだけランズベルク伯は無邪気な人なんだろうなあ。
下手な詩を吟じていた。それを覚えてくれてるだけ、優しいんじゃないか、ラインハルトよ。
というか、その吐息混じりの声、何事?部下に話す声がそれでいいの?色っぽ過ぎない??????キルヒアイス相手だとこの何百倍も甘えとかわい子っぷりが混じってたから、いいのか。(いいのか?)
シューマッハ大佐、優秀だったんだなあ。
武勲を立てずに後方勤務だけで大佐になってるあたり、キャゼルヌ先輩と同じ感じなんだな。それでも参謀かあ。何で貴族側にいたんだろうね。しかもフレーゲルのところに。平民ではあるけど貴族に何らかの繋がりがある人なんだろうか。ミッタマのところもそうだけど、実家が職人系だったりすると、貴族に重用されてるとかはあるかもしれないな。あるいは姻戚関係ができてるとか。優秀だから強引に引き抜かれたというのもありそうではあるけども。平民がいくら優秀でも歯牙にも掛けなさそうなんだよな、フレーゲル。むしろ「慈悲の心」みたいな感覚で拾って「やった」として、自分のやり方に酔っている可能性はあるか。フレーゲルもシューマッハも、まだまだ掘り下げ甲斐がありそうだ。銀英伝のキャラはみんなそうだけどね。
ラインハルトのペリースが、ちゃんと厚みのある布地感があって、めちゃくた好き。皺の入り方とシルエットなのかな。横から見た時に真っ直ぐ横にき立派じゃなくて、体に沿うようにカーブになってるのがすごくかっこいい。かっこよさを演出するためにそういう形にわざとしてるんだとは思うんだけど‥このペリース、リヒテンラーデも付けてなかったから、宇宙艦隊司令長官と宰相兼任してるラインハルトだけの特注品の可能性があるんだけども、そのデザインしたの誰っすか!?メックリンガー辺りに相談してたりしない?嬉々として閣下のためのデザインが起こしてくれたりした???そのくらい似合ってる。銀と黒の軍服もさることながら、このペリースがめちゃくちゃかっこいい。赤を選択したのはラインハルト自身かな。帝国の色だからなのかもしれないけど、バルバロッサもしくは赤毛の意味を込めてくれていたら嬉しい。ラインハルトが決めてたならキルヒアイス由来だ、確実に。
モニタ、白はあまり透けないんだな。でもすこーしだけケスラーの肩が見えてる。細かい。
理由は何かと考えるラインハルトと、視線を遣るヒルダ。
二人とも聡明よな。すぐにその理由と背景を考え得るの。
身分証が偽造ではなく、偽名ではあれどフェザーン発行の本物。ってところからフェザーンの関与は明らか。隠す気がないことも。
政治的判断、なんだよな。善悪とかではなく。
ちなみに偽名でも正式発行の身分証なら、やっぱり勾引はできないんだよね、流石に帝国でも?
フェザーンに思惑あり。故にことは慎重に。
情緒不安定美人
従卒の存在時々消えるけどどこいった?
扉のところでちょうど会ってヒルダが受け取ってきたと思っとこう。
意見を聞かせて欲しい、って言いながらちゃんとヒルダを見て顔が動いてるのな。微笑んでるし。ちょこっとは気を許せる人がいてくれて、良かったねえ、ラインハルト。
ヒルダの所作、すんなりと美しいのいいなあ。何だかんだと優雅な身のこなしが板についてるところが、貴族様なんだなあ。
彼はかなりのロマンチストです、というヒルダの評価を受けて、あのヘボ詩人で返すラインハルト。いい声と顔でヘボ詩人連呼すな(笑)。
危険を冒して故郷へ戻ることが目的だとは思えない。それを看破し合ってる二人の洞察力。高い水準で同じようなレベルの相手だからこそ、話がスムーズに進むし、楽しいんだろうなと思える。
ヒルダが何を言うか、大体分かっているよね、ラインハルト。
試すような、揶揄うようなニュアンスが感じられるなあ。少なくとも全く想定していないということはないはずで。
強者に対するテロ。暗殺ではなく誘拐。
このあたりまでは想定内。その対象が自分の可能性も想定内。
でも。
姉上に危害を加える可能性は想定外。リップシュタットの時にも狙われてたんだけどなあ‥。多分、もう姉上しかいないからこそ、完全に守るべき対象で、攻撃される対象として考えたくなかったから無意識に除外してしまっていたんじゃないかなあ。あるいは、自分の元を離れた以上安全だと思ってしまったのか。独りだと思っているから、姉上を意識に入れないようにしてる?
こうやってふと外部から姉上のことを言われると、いろんな感情が込み上げて自制できなくなっちゃうんだろうなあ。多分誘拐の対象にあげられるとかじゃなくて、(ヒルダはそんなこと言わないだろうけど)何らかの悪意ある言葉を聞いただけでもスイッチ入ると思う。いやそれはまあずっと昔からそうなんだけども。自分は何言われても、無視か即反撃かで対処はできるので深刻な怒りには繋がらないけど、姉上に対しては何が何でも許さんという姿勢なんだよなあ。
自分の身を挺して守ってくれた人だものね。自分もまだ15歳の少女だったのに。弟を大事に大事に守ってくれた人。母上が亡くなってから、姉弟で寄り添って生きてきて、まだ小さなラインハルトをどこまでも深く慈しんでくれた人。そりゃあその姉上を悪意やテロの対象にされたらブチ切れ一択よ。
十歳のあの時と全く同じ表情の憤怒。ラインハルトの中の少年は、変わらない。このあたりがものすごく胸を打つし、わしのラインハルトが好きなところの一つなのだよ。それだけじゃあないけども。
残酷な殺し方。
多分、ラインハルト自身は知らない、よね。ものの本で読んだとかいいそうではあるけど。このあたりはヤンの方が知ってそう。古今東西の処刑法の本、そういや大学の図書館にあったので読んだことあったな。面白くはあったけどグロいの多くて、人間の残酷さって際限がないんだなあって遠い目になったなあ。
ダメだよ、そっち側に落ちては。ラインハルト。
めっちゃ怒ってるのにめっちゃ瞳がきれいで困る。美しい人が怒ると本当に怖いったら。ほら、雷まで轟き始めてしまったじゃないか。
ヘボ詩人がってとこもダメなんだろうな。強大な「相応しい」力量の相手ではなく、無害とは言え無能と断じている人間が自分の大切なものを害する。キルヒアイスの場合は、アンスバッハ自身への敬意も含まれていてアンスバッハに対しては憎しみが湧かなかったんだし。
‥‥まあ怖い考え方ではある。これを意識的に飲み込んでたらあれだけど、そこまで憎しみが湧かないのは何故かと考えた時に、アンスバッハだからかと言うことならまあ、わかる。
激昂を落ち着かせるように目を閉じて息をして。
自分の激情を持て余すラインハルト、やや珍しい。アムリッツァの後の、ビッテンフェルトの件でキルヒアイスに宥められた時以来、かな。キルヒアイスは真っ直ぐラインハルトの激情を解体して解いてくれた。ヒルダは撤回することで、激情を宥めた。やはりキルヒアイスは、キルヒアイスだからこそできることをやっていたんだよなって、改めて思う。
ヒルダにはまだそこまで心を開いているわけではないし、ヒルダもそこまでラインハルトのことを理解するには至っていない。キルヒアイスがこの可能性を話していたとしても、おそらく先ほどのような単刀直入な言い方はしない。ヒルダがダメという話ではなく(ヒルダはヒルダですごいんだよ!!!)、キルヒアイスが別次元ですごすぎる。11年間は伊達じゃねえ。
互いの信頼と時間とを、軽々しく超えられる存在などいない。
皮肉なことにそういう確認作業になってしまっている気がするね。またラインハルト、ペンダントをぎゅっぎゅってするしかないやん‥‥。
それにしてもヒルダ、この怒れる独裁者さまを前にして、よく怯えもせずに自分の配慮が欠けていたと冷静に宥められるのすごいな。オベだったらもっと神経逆撫でする形で収めてくるだろうし、キルヒアイスは前述だろうし、いろいろ対応はあれど、ラインハルトの激昂にビビらない胆力はすげえ。
ん、いや、でもなあ。びびってくれるような素直な人材、周りだとキスリングとリュッケくらいでは・・?(決してびびってほしいわけではないんだけど)。
何故言い切れる。本当にな。
これにしっかりとした答えを返せるのだから、ヒルダはすごい。
悪い意味でのリアリストなフェザーンなら、ランベルク伯に、伯のロマンチシズムよりもさらに効果的な方を選んで強要するかもしれない。そうなると、逆にラインズベルクが暴走してラインハルトの陣営に駆け込んで来る可能性もあるわけで。
それを見越さないフェザーンでもないだろうし。
ラインハルトが不在になることは帝国内を掌握しにくくなるので、ない。
ラインハルトに要件を飲ませるために姉を人質に取るのはランズベルク伯のロマンチシズムから拒絶される。
幼い皇帝こそ、唯一の対象となり得る。
ヒルダが考えるランズベルク伯のエルウィン救出記。これはこれで、もういいよ、遠い地で幸せにおなりよエルウィンと思わせて来るんだよなあ。
エルウィンの笑顔なんて、自分に跪くおじいさんとお兄ちゃんを見てにぃって笑ってたとこくらいしか見られてないもんね。想像でも妄想でも、それでいこ!!!って思っちゃうって。エルウィン・・・。
延々とヘボ詩人呼ばわり面白いし、ヒルダは断固としてランズベルク伯と呼び続けるのも面白い。うっかりどこかでヘボ詩人って言い出さないかとそわそわしてしまう(笑)。
フェザーンの目的は不明。とりあえずはフェザーンにとっての害になり得るような要素はない。フェザーンの黒狐の思惑は今のところ読めはしない。
分からないものを勝手に埋めずに、一旦保留にする姿勢、見習いたいものだ‥。都合のいいものを見つけると当てはめて考えてしまうのが、凡人の性だもの‥‥。
黒狐は自分では踊らない。カーテンの陰で笛を吹いて、他者を踊らせる。
詩的なことを言うじゃあないか、ラインハルト。
密告はフェザーンの指示。
互いに高い目線で分かり合ってるの、本当いいなあ。
わが友
雨の中、車で待っている兵たち。ヒルダが雨だからここでって言ったんだろうなあ。
この丘、一応他のお墓もある霊園なんだね。そりゃ何もないところにいきなりお墓建てられないよな。
「わが友」
その言葉がどれだけ重く大切なものなのか。ヒルダ自身には完全にわかることはないんだろうけど、多分それを分かった上でも、理解しようとするというか慮ろうとするんだろうなあ。優しい人だよ、ヒルダ。
雷鳴の件をルドルフの怒号と準える。エネルギーの奔流も光も音も、大きく激しいだけで他を益しない。大地にとっては益なんだけど、この時代、オーディンではもしかしたら畑とか滅びてるかもしれない(効率的な方法で食物生産してる)ので、ラインハルトがそれを知らなくてもまあって感じではある。突っ込んでる人見掛けたので、何となく。
現代と違う世界なのだと言う切り替えをせずに見てると、思わぬところで引っかかるもんだね(笑)。
おれはそうはならない。
つい、という感じの独語だけど、ヒルダの前で「おれ」という一人称出してるの、やっぱりちょっとガード緩んでるよな。基本的にラインハルトは強くありつつも、どこかで甘えん坊の弟気質があるので、その辺はもう、ちょこっと顔を出してしまうのはしゃあない。
雷を見つめながら、そうだろう、キルヒアイスとでも続きそうな言葉。
応えようとして、ラインハルトが胸に手を当てて(ヒルダはそこに何があるのか知らないから、え!?って思ったりせんのかな。頻繁に手を遣ってるから察してはいそう)、寂しそうな横顔を見せるの反則じゃない???
あからさまに悲しい顔をしているわけじゃないのに、瞼のライン、わずかに下がった眉、そんな細やかな部分で心情がめっちゃ伝わってくる。絵の力だ‥。
‥‥‥‥そんなの声掛けられないよねえ。
それを見た上で「わが友」を見て、自分が感じていた、他の提督にどこか心を閉ざし、心の中のキルヒアイスに目も耳も向けられているというのを実感しているヒルダ。オベがラインハルトを「変えていく」ことへの危機感と共に、頑なにキルヒアイスだけに向けられる心。歯がゆいものだな。
頼みがある。
頼ってもらえるだけ、少し内側に入れているのだよ、きっと。
夕暮れに向かう森の道。
雨は上がって陽光が差し込んでるのめっちゃきれいだなあ。湖水地方、と言うようなものではないのかもしれないけど、湖もきれい。静かな暮らしにぴったりとも言えるし、世の喧騒から離れた世捨て人の庵に近い感覚もあり‥いや、屋敷自体はでけえんだけどもね!!!??
秘書官殿って呼ばれてるの、何かいいな。仕事でここにいるもんね。
車でこれ以上行けないって言われて、文句言うでも溜息吐くでもなく、明るく歩きましょうって言えるヒルダ、本当に良い子だな。
姉上の薔薇園。
フリードリヒ4世の薔薇の株分してもらったんじゃないかと、わしは疑って(?)いるのだよ。どうなんだい、そこのところは。ノイエの陛下と姉上は、想い合ってたとか愛し合ってたとか言うつもりは全くないんだけど、憎みきれないし情もあるし、何だかいろいろ複雑な感情がありつつも、アンネローゼが優しく接するだけの「何か」はあったのだと思うのだよね。二人にしか分からないことだし、もしかしたらアンネローゼ自身も明文化はできないものだったのかもしれないけど。
F4が薔薇を愛でていたのも、アンネローゼやラインハルトたちの「美しさ」(外見上のじゃなくて、輝き的な意味で)を仮託して愛でていたんじゃないかとも思ってる。
ので!!!!!
F4の死後、遺産の類は一切受け取らなくて、薔薇の株分けだけを望んだ姉上がいても不思議ではないなあ、と。
OPで赤、黄、ピンクの薔薇を持って微笑んでる意味深な姉上が深読みを助長させるんじゃー!!!!!好き!!!!
姉上とヒルダ、対面!!
ヒルダとヴェストパーレ男爵夫人は繋がりがあるから、ヒルダが社交界に出るタイプの子だったら、すでに面識はあったかもしれないんだなあ。でもそういう子なら、ラインハルトの秘書官になることはなかったかもしれないので、ここに来ることもないのな。縁は不思議だね。
ヒルダが名乗った後にアンネローゼを見つめて、少しだけ表情を変えるのがいい。申し訳なさそうな粒子が一粒。今、ご迷惑だったかしらって思っていそうな感じ。
アンネローゼがコンラートを呼ぶ時、顔の向きを変えるけどヒルダから視線を外さないの、何だかいいなあ。ここで視線まで外してしまうと拒絶しているように感じさせてしまうだろうかって考えた上での配慮?あるいはヒルダを「品定め」している視線?
コンラートくん、呼ばれて応えるの早いな!?(笑)。
一緒にお庭の手入れしてたのかな。
トランクやヒルダのコート預かってくれるコンラートの所作が丁寧で、ここにも貴族の子弟感。良い子なんだろうなあ。
貴族連合に属していたモーデル子爵家の子の後見人をアンネローゼがしているの、そりゃあもうキルヒアイスしかいないよなあ。お手紙をコンラートに持たせたのかな。アンネローゼとキルヒアイスも手紙のやり取りはしていただろうから(少なくとも原作ではしていたし。キルヒアイスから返事を書いていたかは分からないけど)。
ノイサガで補完シナリオがあるっぽいので、開くの楽しみ。
ヒルダとアンネ様の対面、テーブルないんだ。不思議な感じ。お茶とかはヒルダが断ったのかな。火が落ちて少し寒くなってきたから、暖炉のそばに来たとかそんな感じかな。確か初夏だっけ、時期。
ここにいない付き添い兵(部下?従卒?)はコンラートくんとお話ししていたりするのかなあ。
アンネローゼは自分の社会的な価値を認めたくないのかな。それが彼らの未来を決めてしまったから。一人の人間としての自分には、テロに狙われるだけの価値はない。そう断じているのか、それともやはり自責から、自分を許せないからなのか。
考えて、ヒルダに話しても良いものかと吟味していたような間。
初対面の人間に話すようなことではないものね。
古い話。
アンネローゼ様にとっては、大事な大事な過去。この山荘で何度なぞっていたのだろうね。切ない。
3話の出会いのシーン、姉上目線から。可愛いなあ。こんな風に見えていたんだなあ、アンネローゼ姉さんには。観察者の見え方が若干絵に影響を与える(例:キルヒアイスから見た天使姉弟のキラキラエフェクト)ノイエくんなので、姉上から見たら二人はこんなに可愛くて幼い子達だったのだというのの追体験なんだよね。可愛い。
二人のグータッチぃいいい。見守る姉上。可愛い。可愛い。
姉上の自責は痛いほどわかる。
自分が言葉を放ってしまったこと、何度も何度も念を押すように、ラインハルトを頼むと言ってしまったこと。それに最大限応えてくれる信頼があったからこそ、頼ってしまったこと。それが苛んでいるのは仕方がない。
でもね、アンネローゼさま。それは少し傲慢なんだよ。
キルヒアイスはキルヒアイスとして選択した。彼の人生全てを自分がどうこうしたなんて思うのは、キルヒアイスの選択を彼の意思を軽視していると思うんだよ。
分かっていても気にしてしまう。自分が言わなければ、そう思ってしまうのも仕方ない。でも、やっぱり、彼らには彼らにしかないものがあった。アンネさまとハルトさま、アンネさまとジーク、キルヒアイスとラインハルト。そのそれぞれが別の形を有していて、その上で三人で在る形があった。
それらをなかったことにしてほしくないよ。
最終的にラインハルトに片翼を失わせてしまったというところまで含めての、アンネローゼさまの自責だと、わしは思っているんだが、どうだろ。
何にせよ、アンネさまの山荘籠りはラインハルトへの怒りというよりもやはり自責だろうし、一緒にいない方がいいと言ったのも、キルヒアイスが託した未来を目指すべき弟にとって、過去をなぞるしかできない自分は枷としかならないから、というのが大きいと思う。一人で立ちなさいという決別もあるだろうし、だから言ったじゃないという責める気持ちもないではないんだろうけども。愛情ゆえだったと思うよ。複雑ではあっても。
アンネさまがラインハルトを想っていないとは、思えんのだよ、わしには。
アンネローゼに寄り添いつつも、こういう指摘ができるの、本当にヒルダはさあ。あの時ヒルダがローエングラム侯に味方すると言う判断をしてくれてよかった。その判断をもたらすだけの事績をラインハルトが示せていてよかった。彼の事績をフラットに見られる目を、ヒルダが持っていてよかった。
アンネ様にとっては10年の隔たりがあるものなあ。
ラインハルトが何を求めていて、何を欲しがっているのか。分かっていても匙加減までは分からない。小さかった弟が青年になり、その本質がアンネ様とは違うものの上に成り立っているなら、やはり姉とはいえ想像するしかないものね。キルヒアイスとラインハルトのように、阿吽で何かを感得し合えるというのも難しい。
躊躇わず誤魔化さず、虚無に陥った覇者の影響を気にするものの一員に、自分も入れる。それは当たり前だものね。真っ直ぐに答えてくれるからこそ、アンネローゼの方も気を許してくれたのだと思う。
こういうのはヒルダにしかできなかったことなんだろうなあ。
もっと広い範囲。自分の弟がそんなにも大きなものに影響を与える人間になっているということに対して、アンネさまは何を思うのだろうね。すごい、とは多分思っていないんじゃないかな。才能は認めている。でも、別に遠くの人間になってほしかったわけじゃないと思うし。ケルシーのケーキを美味しいと言って食べてくれた二人をこそ、アンネさまは愛おしく思ってくれていただろうから。遠い存在であることの寂しさみたいなもの、これをラインハルトは感じていたのだろうかって噛み締めていたり、する?
アンネローゼの弟、という評価だったものがいつの間にかラインハルトの姉という受け止められ方に変わっている。だからこそアンネローゼという一人の人間として、伯爵夫人でありながら隠棲ができたとも言えるのではないかなあ。自分の後押しを必要としない弟。自分を庇護する対象にできるようになった弟。多分そんなことよりも、一緒に笑って過ごせる日々がよかったと思っていそうなところも含めてしんどい‥。
ラインハルトさま。
為政者ではなく、一人の青年、アンネローゼのたった一人の弟としてのラインハルトの願い。
姉君のためにこそ。
これを言われても、内心は複雑だろうなあ。
姉上があの時皇帝に見初められなければ(見つけてきたのは別の人だけど。名前なんだっけ。ク‥いや、違うな)、ラインハルトが姉を奪われることも、軍人になって姉を取り戻すと誓うこともなかったもんな。
もっと言えばキルヒアイス家のお隣に引っ越し来なければ、とかそこまで入ってくるのかもしれないけど、やはり美貌の姉の存在がある以上、どこにいてもF4には見つかってしまっていたのかもしれない。その後キルヒアイスと共にではないラインハルトが、どこまでいけるかは未知の領域だけれども。
アンネローゼ自身を護ることで、ラインハルト自身を護りたい。打算も含まれていようとも、それが求めること。ヒルダはちゃんとラインハルト自身のためにも、姉君を守るべきと考えられているし、それが伝わったからこそ、アンネ様h微笑んでくれたのだと思う。
ヒルダの「交渉」を受け入れて、名前で呼んでねと一歩踏み出してくれたアンネローゼ。それに応えるヒルダの明るい声に癒される。可愛い。
これから。その言葉は嬉しいよなあ。
姉上のお家に泊まらせてもらうんだね。良かったね。
コンラートくん、前髪のぴょこんが可愛い。
アンネローゼのことを考えて、自分たちの矜持もあって、自分たちで十分だし静かに暮らしたい願いを乱さないでって言えるの、えらいね。幼年学校の生徒だったんだから十五歳にはなってないんだよね?
ヒルダも、ちゃんと向き合ってあげるの、良いわー。
そうだよ、コンラートくん。
アンネローゼ様をお護りしたいと一番意考えている人が、本当は二人いたんだよ。ちょっとまだ納得いってなさそうだけど、それでも承知して頷いてくれるコンラートくん。大人だね。いい子だよ。
あの下町の家も、居心地よく、アンネローゼ自らの手で整えられていたんだろうなあ。素朴で優しいお姉さん。そういう生き方で満足していける人だったんだろう。でも、多分社交界で出会ったヴェストパーレ男爵夫人やシャフハウゼン子爵夫人のことは出会えてよかったとも思ってるだろうから、やはり丸ごと否定したり嘆いたりはしないと思う。
アンネローゼはつくづく、「強い」人だな。
昼の空は大地に属し、夜の空は宇宙の一部。
詩的でめっちゃ好き。これ、本当に誰が言ったんだっけ。何かの引用だっけ。原作読み返そ。
音楽、ティンパにとか打楽器系抜いてあった?
手に汗握る
これは元帥府。あれ、宰相府ってまだ出てきてない?
リヒテンラーデのオフィスと同じような感じかな。ヒルダの前室があるのが宰相府?いや、でもリュッケもいたな。リュッケ、シュトライトは副官だから宰相府も元帥府も関係なくいるのか????うむむ。資料集ー!!!!
ボルテックさんイケおじだな。声もいいし。足長え。
若い頃はフェザーンでブイブイいわせてた(死語)口ですか?
ボルテック、まだこの段階だとラインハルトのことを舐めてるのかなあ。
丸め込んだり煙に巻いたり、手練手管を使って有利な立場でことを進めてやろうという気満々っぽいなあ。
お褒めいただいたと思ってよろしいので?
卿の解釈に干渉する気はない。
はあ、くらいしか応えられんな(笑)。返す言葉の切れ味がやべえ。
しらばっくれんなよ。
って帝国最大の権力者から言われても、表面上は狼狽えず滅相もございませんって顔できるの、いいね、ボルテック。
単刀直入に行ったー!!!!
ボルテックさん、笑顔で固まるの巻。
若輩者と侮ってはいかんのよ。レムシャイド伯とかヘンスロー(の前か?)とかを相手にしてる分にはよかったかもしれんけど、それと同じノリで来てしまってはねえ。こちらのお方はそんな簡単な方ではありませんよ(心のキルヒアイスがドヤる顔)。
ハンカチ出した。手汗掻いてきたのかな?
交渉の場としては薄氷すぎるもんな。
姉の威光で上り詰めたはずの若造が、単なる綺麗な飾り物ではにと、気づいたかね?遅いけどな???
褒めを挟んでくるの小賢しいぞぉ。
フェザーンの思惑。看破されているわけではないだろうけど、企んでいることまではバレてる。それ自体を披露して、益を共有することで夢を見せる。その夢の実現のルートを手引きすることで手玉に取る。
潜入させてるのがヘボ詩人だもんな。そりゃあ何でやねんとも思うやろう。
ここ!ここだ、私!!正念場だぞ!とでも言うような、ハンカチ握りしめ。ボルテック、やや人間味が出ててちょっと可愛らしいよな。
虎の子を猫と見誤った典型というか。
軽く転がしてやれと思ったら、見事に転がされかけてる。これほどの強者を前に、腕が鳴る鳴る。ボルテック自身も相当自信家だろうし、大きな仕事ができること自体は喜んでそう。ルパートが望んだ、丁々発止の交渉がここにあるぞ。ルパートが知ったら羨むのかなあ。
皇帝を誘拐させ、同盟内で亡命政府を樹立させる。それにより、同盟を攻める大義名分を手に入れることができる。腹黒い。
それで私はどうすればよいのだ?の少し首を傾げるような、嘲るような仕草が美しいねえ。礼を言うだけで良いのか?
腹芸得意そうじゃないもんね。むしろ今ここに必要なのはオーベルシュタインさんとかでは??
恒星間の輸送と流通。これを握れたら、むしろ急所を抑えているようなもんだからなあ。世俗的権威なんかがあったところで、けっきょく制約が設けられるばかりでは?
戯曲の進行を妨げる要因はフェザーンが工作をする。
ここにもフェザーンが介入することで、進めるも延ばすも思いのままという思惑があるんだろうな。進めたければ言うことを聞けという交渉ができるようになる。
それにしても、やはりラインハルトが美しい。美しいか可愛いしか言ってない?しゃあないやん、推しは愛でるものぞ。
ボルテックの意表ついて、ブッ刺しにきたぞ!!!!
覇権の確立に協力すると言ったのに?一番重要な回廊の自由航行権を渡さんだと??詰めるハルトさま、こわ。
喜んで応じるべきであろう、って悪い顔してるわ。すき。
汗を拭け!
今まで比較的ゆったりリラックスモードで穏便に進められていた会話が、ここで切り替わるのぞくっとする。硬質な声に切り替わって、ボルテックの退路をばしばし刈り取っていく。容赦ねえ。
考えすぎでございます。そういうしかないし、それ以上は追求しないラインハルト。いつでも首カッ切れるからなって余裕にしか見えない。恐怖。
フェザーンにはフェザーンの思惑と利益がある。だけどそれは帝国も同盟も同じこと。上手に立ち回って美味い汁を吸おうとしているようだけど、三者のうちの二者が手を組むとして、その相手がフェザーンだとは思わない方がいいぞ?
完全に立場入れ替わっちゃったね。
ボルテックさん、御愁傷様。使いパシリと帝国の最高権力者。交渉に使える権限も何もかもが相手にならんかったんだろう。頑張ったよ、おじさん。
高笑いラインハルトさま。勝敗があるなら完全なる勝利だものね。
満足そうに喉を鳴らす虎のよう。相手の首根っこに爪が触れてる状態やし。
(ただ、止め絵になるのはちょっと古臭いとわしは思うんじゃよー!!)
はい、というわけで今週も普通に視聴すれば秒で終わり、感想を書けば1万字を超える回が終わりました!
次はわくわくどきどき地下探索回!(違う)