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【感想】銀河英雄伝説Die Neue These 30話「細い一本の糸」(3rdシーズン 激突 ep6)
今回はフェザーンメイン回なので、いつもよりは分量少なめに終わる。はず!
舞台はフェザーン
航行不能領域がしっかり示されてるね。
フェザーンは奇妙な「国」。帝国内の自治領でしかないはずなのに、帝国と同盟と渡り合うだけの力を身につけた自治領。面白いよな。経済力だけなら両国を凌駕しているって富集まり過ぎ。立ち回りが上手すぎるぞ。
服装の様式や宇宙船のベースデザインなどが、帝国とも同盟とも文化が違いそうな雰囲気を見せてくれるのいいな。
宝石商のおじさん?ちょっと困り顔。めっちゃ値切られてるのかな(笑)。
バランタイン・カウス記念商科大学まできっちり作り込んでくるノイエくん、とても好き。大学の建物もものすごく個性的だな。船モチーフ・・かな?
セグウェイ?みたいな乗り物とかキックボードみたいな乗り物とかw安全装置バリバリに効いた安全んものなんだろうなあ。いいなあ。
レオポルド・ラープ像がしっかり立ってる・・。ここはメインロビー的なところなのかな。あるいは室内の憩いスペースなのかな。
小規模な集会とかがちょこちょこ開かれてるっぽいし、活発な大学なんだろうな。フェザーンだし、商科大学が一番人気。
ナレーションの裏で、株式の売買画面が流れるアニメ、ノイエ銀英伝(笑)。この数秒の絵のために、金融出身のエグゼクティブ・プロデューサーが監修を入れ、さらには帝国語(≠ドイツ語)監修を入れてくるの、イカれてて本当大好き☺️
イゼルローンが軍事の最前線、フェザーンが経済の最前線。均衡がそれぞれの回廊で保たれているのが面白いね。
アバンはフェザーンの状況説明でした!
情報が価値を持つ国
ドラクールで囁かれる噂話も、磨かれるのを待つ宝石の原石かもしれない(要約)。こういう小説の表現、田中先生の文章の面白さ、美しさが現れてて大好きだ。下山さんのお声で地の文に触れてくれるナレーション最高だぜ✨
ドラクール、内装とか見ると高級そうなお店だけど、来てる人にドレスコード的なものはなさそうだし、割とカジュアルなお店なのかな。それとも金さえ払って迷惑かけなきゃ服なんてどうでもいいのさって言うフェザーンの不文律なのかな。
奇妙な坊主。坊主って言われると違うものを想像してしまいそうだな。
めっちゃ待たされてるんだろうか。貧乏ゆすり激しいよ、おじさん(笑)。
出たー!!!!!ルパートぉおおおおおお!!!!!!
キャラデザ公開された時ざわついたよなあ(笑)。原作知ってる勢なので、エピソードから逆算されたこのキャラデザには唸りまくったなあ。鼻筋とか目元とかの要素も勿論だし、独創的なツーブロックとこだわりの強そうな服装。表情や言動、声の慇懃無礼な柔らかさ、もう全部パーフェクトなんだよな。イケメンとかそういう話じゃなくて。原作でもイケメン設定なのでイケメンなことは大して重要じゃない(イケメンにひゃっはーするのも勿論自由。わしが見てるとこはそこじゃねえって意味)。
ジャケットの前身頃?が若干斜めのカットになってるよね。あわせの部分がめっちゃ個性的で、ルパート最高にイイ。
原作は当たり前だけどケッセルリンク呼びだし、他の媒体のもケッセルリンクと呼ぶんだけども、なぜかノイエのケッセルリンクだけはルパートと呼んでしまう。それだけ愛着が出たと言うことなんだろうなあ。
媒体の違い、本当に面白いね。
次だったおじさん、可哀想・・・。めっちゃ待たされたのにね。抜かされちゃったよ、変な頭巾被った人に。というか、あんな顔隠した怪しげな人、堂々とそんな場所に来て大丈夫?噂立ちまくるやん・・??せめて裏口とかから招き入れたりしないのかね。後ろ暗いところはないからいいのか?
次わたし‥‥って言いながら目で二人追いかけて、え‥??って顔するの面白(笑)。細かい表情の変化が好き。
補佐官ってイコール秘書でいい‥のかな。以前はボルテックさんがお茶淹れてくれてたってこと?え、それはそれで見たい‥!!!
ルパートの九分丈パンツのこだわり、しゃらくさくて大好き。足元までこだわり抜く若造。
アッシニボイヤ産のお茶、お口に合うかなって世間話に一切反応しないデグスビイ。ブレないな。
侮られるほどには弱くなく、恐れられるほどには強くない。絶妙なバランスを取れるのは、一段上の冷静な視座から見る目が必要だものな。表面的な政治的イデオロギーを持たないからこそ可能な立ち位置なのだろうな。
帝国、同盟両軍あるいは両首脳部があれだったのも勿論あるだろうけど、それ以前にどちらかを勝たせることを阻止してきた勢力があることが第一なところが面白い。同盟の成立時期、ダゴン星域会戦の時期、フェザーンの成立時期がそれぞれ巧みにずれていることで、作為と無作為が入り混じっているのも楽しい。
ルビンスキーの細かな表情の変化がいいな。じわじわと情報を小出しにして嬲っているような、優位に立ちつつあることを自覚しているような、そんな表情。
デグスビィの情報は独自のものなのか、地球教全体としての情報なのかどっちだろ。デグスビィ個人の能力はそれほど高くないようにも思うけど、フェザーンにいるということは、むしろこの場での情報収集と情勢の分析・把握、ルビンスキー(というか自治領主)の監視がその役目なんだろうし、やりてなのかな。
ローエングラム公爵による銀河系宇宙の統一がなることへの斬新な驚きというより、それを後押しするというルビンスキーの発案自体への驚きなのかな。
お茶をこぼし過ぎだよ、ドジっ子か。
同盟の政府上層部に地球教が食い込んでるのがそもそもやべえのよ。なあ、トリューニヒト。あいつに地球教と本気で組むことのメリットがあるとも思えないし、地球教自体を新人するとも思えないなあ。
他にもいっぱいいるんだろうな。
私人としては何を信心してもいいけど、それによって何らかの決定がなされるようになってはいけない。そういうところ、今の政治家も含めてちゃんと守れてるのかね?政教分離って言葉知ってる?って訊きたいわ。
組織は頂上から腐り始める。一つの例外もなく。
デグスビィの疑いの眼差し、いいな。
これは手厳しい、のところの何とも言えない笑み。狐だ。今度は表情そのものの狐っぽさがすごい。狐っぽい。まさにフェザーンの黒狐だ。ノイエのキャラデザ元々大好きだけど、ちゃんと原作の表現を落とし込んで腑に落ちる形にしてくれるのがたまらんのよな。
硬い話はこれくらいにしてってそういう方向に持っていけばデグスビィは乗らないし、これ以上の追求や疑念を抱かせないようにというのもあるのかな。デグスビィを持て成すこと自体はやると思うけど、これまでも断られ続けてきてるだろうし(これが最初の面会ではないだろうし)、そもそも饗宴の用意自体していないかもしれないなってふと思った。
デグスビィの髪型が面白過ぎて、ちょくちょく台詞が耳をすり抜ける‥w
最初見た時、帯だと思ったんだよな、前に垂らしてるの。髪なんかい!!って突っ込んだ人、いっぱいいるよね。ね?
帰った途端、悪口合戦(?)になるの、フェザーンは本当さあ‥。
行動原理が利己的で、利用できるか否か、あるいは世界の均衡を手中に収めることへ酔いしれている感じがして、これはこれで好きだけど、同盟や帝国の主人公勢たちのように、胸を熱くするものとは方向性が違うね。
このばかし合いを見守るのも一興ではあるけれど。
ルビンスキーが二段の階段を登る時の、体重を感じられる動きが地味に好き。四十代の動きというか(笑)。
ルビンスキーのご高説を、真顔で聞いてるルパート。さっきまでのにこやかな表情をどっかへやってしまってるの、こいつさては腹に一物抱えてんな?って思っちゃうな。思ってイイんだけど。神妙に聞いてる表情とは違うもんね。
と思いきや、あなたを心配していますよトーンの絶妙さ。ルパートたまらんな!!!!ボルテックの情報も仕入れてんだよってのをさりげなく会話にも混ぜてくるし、小さな爆弾投げ合ってんのひりついてて最高。
神権政治の実験を握らせるつもりはない、と。看破されても笑みを崩さないルビンスキー。怒るでもなく、嘲るでもなく。化かし合いだ‥‥。
先代自治領主も地球教のくびきから逃れようとしてたのか。というか、歴代自治領主、何人も試みてそうだなあ。地球教のことが表に出るわけないから、ルパートは何でそれを察したんだろ。主教が出入りしている事実と先代自治領主の退場顛末から?それともその辺りは補佐官になるにあたっての知識として、ボルテックやルビンスキーが教えたんだろうか。
ルビンスキーの鼻筋と、ルパートの鼻筋。こういうところのキャラデザの妙が好き。
イケメン暗躍
レムシャイド伯、髪型面白いな!?って毎回思う(笑)。貴族社会の嗜みなのか、フェザーンに来てから目覚めた前衛的なおしゃれ感覚なのか。
似合ってるのでどちらでも構わないんだけど、おじいちゃんかわいいなと思って。
メガネにくいってやって手を握るルパートの、やや大袈裟な身振り、演技過剰だけど、レムシャイド伯を相手取るにはこういうポーズが必要なのかもしれないなあ。
ルパートの慰めの表情とか、ルビンスキーの提案を話す時の狐めいた表情とか、やはり細かく変わるな。
提案の中身は内緒(鳥バサーッ)
窓からカメラが引く時、ちゃんと窓と背景がバラバラに動いてるなあ。立体感がすごい。細かなところまで具に見てしまう。絵作りがすごいから、どこを重点的に見ていても楽しい。
ルパートのキャラデザがめっちゃいいのは自明のこととして、レムシャイド伯もいいよなあ。皺や顎の周りのたるみなんかに表れてる年齢感、とかもすごい。そして眉毛の形がやはり面白い(笑)。貴族で眉毛の形を面白くするの流行ってたのかな。あるいはこの家はこういう形に眉を整えるべし、みたいな決まり事があったり・・?そんなことはない?そうですか。
あなたの味方ですよって態度で同情して見せた上で、ローエングラム公の改革をフェザーンは急進的すぎて危険視しているという、尤もらしいことを言い、焚き付ける。レムシャイド伯自身が言ったように、疑問を持たれることは折込済みで、それに対する布石もちゃんと打ってるし、実際権益を侵されているというのも本当なんだろうなあ。
にやり顔が似合うこと似合うこと。ここでも化かし合い。
ルパートの顔の動きに合わせて前髪がちょろっと動くのとか、うっかり目で追ってしまう(笑)。
横側から見た方が剃り込み目立つな。アヴァンギャルドな髪型だぜ。
「救い出す」「救国の偉人」
レムシャイド伯に夢を見させるには十分な言葉たちなんだろうな。
甘言以外の何者でもないと思うんだけど、甘過ぎないところがいいんだろうな。
いっちょあがり。レムシャイド伯、祭りに参加決定。
あ、一応無能ではないという評価なんだ、レムシャイド伯。それ以上の、銀河帝国という永久不滅の甘美な夢に浸してやれば、踊らせることは可能だ、と。
智者は困難を知り、愚者は不可能を知らぬ。
これって何かの格言なのかな。
バーの意味深だったおじさんがつけてます!!気付いてないのかな、ルパート。次いで同盟側の方へ行ったら、何かを画策しているということはバレバレな気が。いや、フェザーンの立場的にはむしろ自然なのかな。
ヘンスロー弁務官のキャラデザ、実はツボ。いかにも中央政府の言いなりスピーカー的な煮え切らなさを感じさせてくれる。決断力とかないんだろうな。だろう、じゃなくてないんだけど(笑)。
たるんだ頬、太く短い眉。絶妙👍
財政悪化、主因はアムリッツァだよね。
その後クーデターもあって、社会インフラもぐだってるから、それへ財源を当てる必要もあるし。カツカツなんだろうな、同盟。首都星以外の状況って、あまり出てこないけど、どんな感じなんだろうね。エル・ファシル、テルヌーゼン、辺りもハイネセンと比べるとインフラとかひと昔前って感じだったのかな。帝国のように辺境星域は基本貴族の支配圏とかそういうのもないわけだし、格差とかはそれほど大きくはない‥?どうだっけね。原作またぼちぼち読み返した時に注目してみようっと。
フェザーンの国債購入を当てにして、湯水のように金使いまくる同盟政府が計画性なさ過ぎなんだと思うな‥。今までフェザーンを入れた均衡が崩れることなど想定し得なかったということでもあるんだろうけど。そういう意味でも、ラインハルトが帝国で進める改革が呼んだ波紋は、やはり文字通り銀河を揺るがせているんだなあ。間にフェザーンを挟んで、だけど。
しれーっとお茶を飲んでるルパート。小憎たらしくて最高だな。
一方汗を拭き拭きハンカチ握りしめてるヘンスローの小物っぷりがいっそかわいいほどで(笑)。
ヘンスロー、本当にあなた弁務官ですか???顔に出過ぎ。
すぐに切り捨てて構わない人物を送ってきてるんだっけ。同盟としてもフェザーンの存在自体を快く思っていないから、なのかな。政治的均衡が崩れるはずないから、お飾りでもOKと思っているのかな。何にしても経済の最前線の何らかの権益を握るポストに、ヘンスローみたいな人物が就いてしまうほど、人材が枯渇してるんだな、同盟。あるいは地球教経由でトリューニヒトが敢えて無能な人選をしている可能性もあるかな。
民主国家に何の価値も見出していないくせにね、ルパート。
クーデター困るんすわー。あの時はヤン・ウェンリー提督が阻止してくれて助かりました、すごいっすね、あの人。同盟軍内に実力も名声も比肩する人はいませんなーって持ち上げるだけ持ち上げて、さて、弁務官。って不安を煽るようなことを言ってくるの、最高にヤな感じ(大喜び)。手玉に取られ過ぎだぞ、ヘンスロー。視線をヘンスローに向けるタイミングとか、全部計算してんだろうな。
紅茶のカップを置くために体を傾けたルパートを目で追うヘンスロー。その不安げな視線がめちゃくちゃツボ。
クーデター鎮圧に際しアルテミスの首飾りを全機破壊したことから始まり、じわじわと猜疑の毒を染み込ませていく。状況的には軍部の中でも政府の中にもヤンの力に不安を覚える人がいるからこそ、効いてくるものなんだろうなあ。ここにいるのが例えばキャゼルヌみたいなタイプの人、あるいはそのくらいヤンの実態を知っている人間なら、鼻で笑って一蹴できるもんな。ヤンの実態を知っているのは第十三巻隊のメンバーがほぼほぼで、いてもビュコックとか、軍部に限られてる。ヘンスローの立場にその人たちが来ることは絶対にないのだから、これは防ぎようがないんだなあ。
レベロとかホワンならまだ可能性はあったかなあ。でも、多分彼らはわかっているからこそ、あまり近づこうとはしない気もする。癒着を疑われると、逆に擁護しにくくなるだろうし。
ああああ。ヘンスローおよび同盟政府上層部も、祭りに参加決定!!
しっかりせんか、ヘンスロー!!!!
まだまだ暗躍
「不服そうだな、ケッセルリンク」
ケッセルリンク呼びがもはや新鮮だぞ(笑)。
銀英伝では名字呼びが通例で、他の媒体ではケッセルリンクで全く違和感はないというのに、ノイエくんは‥!!
自分の力を過信し慢心する若造ルパート。いいぞいいぞ!!
ルビンスキーの釘の刺し方も良いな。
ボリス、窓際族もいいところだな(笑)。
チュッパチャップス的飴ちゃんが現存する世界。
ボリスに協調性と勤勉性を求めちゃダメだよな。わかってて行かせてるんだから、ルビンスキーもタチが悪いぜ。
ルビンスキーの有能なところは、待てること、だよな。慎重と言い換えていいのかもしれないけど。悟らせず、気取らせず、不要なことは話さない。
数十年で結果が出るなら待てるんだ、この人は。
ボリスはともかく計画通りに動いてもらわねばならない人物の想定は、ヤンのことで合ってるのかな。ヘンスローやレムシャイドは簡単に踊らせられることが確定しているし。
ルビンスキーの言葉はその更に先を言ってるなあ。
帝国と同盟の間にかかった一本の細い糸。ヤン、そんな立場に立ちたくて立ってるわけじゃないのにね。不憫‥‥。
この二人のやりとり、ひりついてて好きだなあ。ルビンスキーを立てているようで内心の野心がところどころ顔を出しているようにも感じるルパート。それを観察しながら笑うルビンスキー。
退出する時メガネ光ってて目の表情が見えない演出いいね。
アッシニボイヤ渓谷だー!!
小倉さんのポストで「ルパートのエアカー」という表現が可愛過ぎて何だかめっちゃテンション上がったな(笑)。アッシニボイヤ関連だけでめちゃくちゃ膨大な資料をあげてくださってて、感謝✨
設定細かい!!この細かさがノイエの素晴らしい世界観を支えてるんだよな。ありがてええ。鈍器3冊目を早う‥!!!
見慣れないエアカーが来ただけで、何となく察して警戒するシューマッハさん、有能。自分自身もしっかり農作業に従事して、部下たちと一緒に汗水垂らしてるんだよな。かっこいいな、大佐。
乗ってきた戦艦(アルヴィースだっけ)を売っぱらうだけでかなりのお金になりそう。貴族の、しかもフレーゲル男爵の艦だもんな。調度品とかあほほど金かかってそうだし。というか、フレーゲル男爵の死体は宇宙のどこかに捨てたのかな。めっちゃ気になる‥‥。永遠の夜の中を彷徨うフレーゲル男爵の体‥冷凍状態になってるから腐ったりはしないんだろうけど‥‥。あるいは膨張して破裂とかもあるのかなあ。‥‥フレーゲルの死体のことを考えたいわけでは決してないはずなんだけどな‥‥。
売却金額が巨額だとしても、土地を開墾して農地を整備してってのは自分たちでやってるわけで、すごい努力だし、部下たちも地に足つけてシューマッハさんに着いて来てくれたんだよなあ。シューマッハの人徳だよね。
アッシニボイヤ産のお茶を、自治領主府で出していたと言うことは、流通のルートに自治領主府が噛んでいると言うことだよね。本当、やらしいなあ、フェザーン組は。こうして生殺与奪を握るために、流通あるいは販路にねじ込んできてるんだろうし。
あ、そうか。最初からルパートがその交渉とかに当たってるから、ルパートとはそもそも面識はあったのかもしれないなあ。どこかで使えるかもと、アルヴィースの売却の手伝いとかも色々やってそう。
ルパートの野心と本性が出て来て、めっちゃいい感じ。
シューマッハの立場に立ったら堪ったものじゃないけども、見てる分にはやはり楽しいんだよなあ。ルパートの立ち回りもキャラも。
夢から醒めない貴族
ノイエのランズベルク伯、夢みがちでヒロイックな展開に弱くて、陶酔型でロマンチストな面がより強調されてるね。簒奪者から王朝を守る戦いに、熱意高く参加して、自ら出陣に加わったり説得に回ったり。原作だとその状況に浪漫は感じていても、自ら戦場に出るようなある種の無謀さはないように思えたけど、そこから変えて来たんだな。
熱い気持ちで行動力はあるけど、根本的に客観的な視点には欠けていて、でも根は善良で意外と分け隔てない。悪意とは無縁というところが浮き彫りになってて、展開がすんなり通るようになってるし、今後のあれこれの際の表情や心情にも察するものがある。ノイエのランズベルク伯の危うさ、ほっとけなさの描写、これはこれであり!って思わせてくれるのが素敵。
いちいち演技過剰で、そこもなんか可愛い。見ていて欲しいんだろうな。
貴族であることに対する誇りはあれど、だからと言ってシューマッハ大佐に対して隔意があるわけでもないもんな。不思議な人だよ、ランズベルク伯。
テンションあげあげのランズベルク伯に向けるシューマッハさんの視線、哀れんでもいるようであり、不可思議なものを見るようでもあり。フレーゲルの気位とは違ったものを感じて、こういう貴族もいるのだなとか考えてるのかな。
控えめに出した手をがっしりに握られて、戸惑うよなあ。
その顔に覚えはないがとかさらっと悪意なく言っちゃう辺り、裏表とも腹芸とも無縁の人なんだよな、ランズベルク伯。それを察するだけの聡さがある所為で、シューマッハさんも苦労をするねえ‥‥。
わざわざリップシュタット戦役で貴族連合軍にいたことを告げるの、意地悪だなあ。もとより部下の生活がかかってるんだから逃げるつもりはないんだろうけども‥‥本当やらしいなあ、ルパート。
噂が集まるドラクール。ドミニクが舞台に立つドラクール。
こうやっていろんな情報に精通してるんだろうな、ドミニク。ここで耳にしたことを逐一ルビンスキーに告げているとも思えない。自分のために情報を使っている可能性がめちゃくちゃ高い。聡明な女傑としてと、自分の好きなことをする自由な人として、ここにいるんだろうなあ。
そんな堂々と情報収集しちゃって大丈夫!?ねえ!?って若干心配になる。
マスターは聞かなかったふりをするのが鉄則ではあるだろうけど・・。ねえ?
ドミニクに勘付かれてるぐらいだから、あまりにも情報が出てこなさすぎてちょっと焦って強引に聞き回ってたのかなあ。情報手に入れてしまえば、ここに来る必要も無くなるもんなあ。
ドミニクさんに見つかったー!!
カウンターチェアが軋む音とか、細かな音が付けられてるのもノイエの良いところ。同盟チェアのコロコロの音がとても好きです!(何の主張)。
怪しいよ。どう考えてもさあ。
でもオベが潜入させてるんだし、情報を得られないというのもまずいんだろうなあ。乗るかそるかで乗っちゃった。あーあ。
暴走車、外部制御できないの怖いな。というか、そうプログラミングしたら事故らせることができるなら、他に事故が起こらないの、すごいな?犯罪に使われる可能性とかはないのかなあ。
ドミニク、見てただけだから、どこかに指示を出したんだろうけど‥‥ルビンスキー?
「ニーズヘッグ」は個人名?スパイのコードネーム?それとも潜入者とかそういう意味の帝国語?どれだろ。
フェルナー管理下だったか。
「壁は思ったより厚いようだ」
その壁の厚さを測っておきたかったって感じかな。オベのことだし。このくらいかなって厚さの予想通りなのかを探っていたんじゃないかと思う。情報自体よりも。
最後のこのルビンスキーの独白が好き。
今の所、世界を掌の上に乗せてる黒狐。
ここのハルトさま、後ろの帝国紋章といい感じに合わさって翼があるように見えるのが良いな。というか、神々しいな。美しいぜ、ワンカットだとしても。
そうなんだよな。ローエングラム体制となら、同盟は手を取り合える可能性があった。戦果を交えずとも「統一」を探る道があった。
そこから目を背けさせていたというのが、フェザーンの策略の肝で。
ラインハルトがその「統一」を望むかはまあアレなんだけど。キルヒアイスが生きていれば、フェザーンがどんな工作をしてもいずれはその未来を目指していただろうし、その統一は現実のものとなっていただろうになあ。
筋トレルパート。
何で!?って劇場でびっくらこいたシーンだったな(笑)。
意識高いからなあ、ルパート。スタイルの維持とかそういうことにも、きちんと意識を向けるプライドがあるんだろう。メガネを外したところを見せるのに都合が良かったというメタ的な要因ももちろんあるんだろうけども。
伊達メガネのルパート。さて、どうしてでしょうね??
戦火が収まるまで、共存可能であった事実から目を逸させる。
ルビンスキーの黒幕っぷり、大好きだぜ。だから頑張ってくれよな!
丸々フェザーン回だったけど、何て満足度の高い話数だ。
来週も盛りだくさん。楽しみ!!!