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【感想】銀河英雄伝説Die Neue These 37話「要塞対要塞 Akt Ⅳ: 決着」(4thシーズン 策謀 ep1)
37話!4期策謀編に入ります!!
え、まじか。1月から始まった放送ももうあと12話しかないの!?
12月がすぐそこやん。こわ。
5期の詳細、48話放送終わりに来てくれるかなあ。来てくれるといいな。せめて激突・策謀の資料本を‥(笑)。
決着の場へ
アバンは先週のおさらい。下山さんがいい声で丁寧にまとめてくださってる☺️
決断を下すまでの皺の寄り方、その後のすっきりとしたようにすら見える顔。ケンプの葛藤と決意と覚悟が表れていて、辛い。決然としたケンプの瞳が、今までより一層澄んでいるのがきついなあ。迷いがなくなってしまったのか‥。
救援部隊とヒューベリオンの通信が回復したよ!
帝国の長距離通信妨害が効かない距離にまで接近できたのか、通信妨害装置が宇宙の塵になったのか、どちらだろう。どちらもかな。何にせよ、帝国軍側が自分たちを守る以外のことにリソースを割けなくなっているってことだよね。辛い。
メルカッツの名を呼ぶだけで、あなたが指揮してくださったんですかって感嘆と、ここまでのお方だとはって感心と、あなたがいてくれてよかったという感謝すらも表すの、やばいな。
でもってメルカッツさん、功を誇るでもなく、ヤンが帰還したとなれば速やかに兵権をお戻ししてるわけで、めちゃくちゃスマート。渋いわ。
淡々と着々と己の職責を熟し、立場に恋々としない。メルカッツさん、カッコ良すぎる。リップシュタット時で59歳だったら今は60歳行ったか行ってないかってとこよな。
わざと一部手薄にして相手に退路と思わせる。見え透いた罠だけど、乗らなければ包囲殲滅だもんなあ。ヤンは別に全滅させたいわけではないからこそ、艦隊戦を挑んでくる気力を挫く大損害を与えつつも、撤退させると言ってるわけで。このあたりの匙加減が本当に絶妙で怖いな、ヤン。
それに疑問を挟まないメルカッツ。
戦艦での戦闘って、逆に小回り効かないからやりづらそうだね。
戦艦内で踏ん張っても装甲は硬くならないし、走っても早くはならない。もどかしい。進化してるのか退化してるのかわからなくなるね。個人の能力や耐性によらなくなるということで、均質な武力行使はできるんだろうけど。
レーザーが横から来るのマジで怖いな。横っ腹抉られないようにもっとシールド張って!?って思うけど、それを超える砲火浴びたら関係なくなっちゃうもんなあ。前面にシールド張るのも許容値超えたら被弾するし、そもそも包囲されないように立ち回るものなのだろうし。
相手のエネルギー切れを待つしかないのか。
ミュラー、罠だと見破っているからこそ、ガルフピッゲンからの指示に何!?って言ってんだよな。優秀だな、君は。
通信画面に映ったミュラー(反転)が、すがるような表情してるの可愛い(おい)。
ケンプの落ち着いた冷静な声。乱心しているわけではなく、総司令官なりの考えあってのことというのは伝わる。けど。
ミュラーは要塞をぶつける作戦には思い至ってない。あくまで艦隊でどう切り抜けるかを考えている。このあたり、やはり全軍への責任感の差なのかな。正鵠を射てたけど、副司令官として総司令官に従うべしと決めたから、敢えて現状突破しか考えなかったってことなんだろうか。
策はある。それを聞いても驚かず、一瞬の間を置いて、やや怪訝そうにお聞かせ願ってもって言えるミュラー。おれはまだケンプ提督に及ばないところがあるのかって自分の未熟を考えたのかもしれないなあ。
やっぱり要塞を突入させるのは驚かせる策なんよな。
もちろん私一人でだ。他を巻き込まない覚悟が、ミュラーに冷静さを呼び戻したのかな。道連れの特攻なんてケンプが言い出すなんてって驚きがあって、そうではないと分かって落ち着いた感じ?
ぴりぴりしてた二人の会話が続いていたけど、ケンプの表情に微笑が戻ってる‥‥しんどい。しんどいって。全て受け入れて自分一人で引き受けるつもりの覚悟決まっちゃってる。
ケジメを付けたい。奥さんとお子さんの顔を思い出せ、ケンプー!!!
ケジメ、大事だね。帝国軍人としての誇り、わかるよ。既に散った命はも取らないのだから、自分だけ帰ることをよしとできない。それもわかる。
でもさーーーーーーー!!!!!!!!!
ミュラーの顔が曇ってるよぉ。ケンプ、それも分かってて晴れやかな顔しててさあ。すまんなって気持ちと、それでもそうしなければならないという決意。しんどいってーーーー。
力を貸してくれぬか。
硬く目を閉じて、その決意を受け入れるミュラー。いい子だね。
微力ながら。そう答えたミュラーに、微笑みかけるケンプ。このシーンの二人の言葉と表情の掛け合いがたまらない。やめろ、涙腺を刺激するな。
「私の持てる力のすべてを注がせていただきます」
ミュラー!!!!!!!!!!!!!!
決意に応える決意。強い表情。かっこいい。悲しいけどかっこいい。
穏やかに振る舞うケンプを見て、その心境を慮り、翻意させることが無理だと悟っているからこそ、自分の気持ちは殺して、総司令官に沿う。副司令官だよ、君は。よくやってるよ。
止め絵カットもきれい。いい表情だ。
願わくば動いて欲しかったけど、絵面的には変わらないもんね。
光点がちゃんと遠ざかっていってる。すげえ。
速やかにオーディン旗艦の準備を整えたって言うてもガイエスブルクまで数時間以上は掛かって、そこからだから、丸1日くらいは経ったのかな。
ドックに入ってる戦艦がボロボロで辛い。
医療班の軍服かっけえ。白だ。
その間にルビッチの指揮の下、突貫ながらガイエスブルクの機動と主砲発射の機能だけを操作できるよう、最低限の処理をしたんだろうな。
頑張る整備兵たちの漫画読んで、めっちゃ涙腺に来た。絶対あっただろう、こういうドラマ。そういうのを感じさせるノイエの余韻が好き。
(作者さまありがとー!!隙間を埋める創作、最高っす)
関わった工兵、整備兵、みんな最大限の尽力をしたんだろう‥。きれいなお仕事で惚れ惚れする。ケンプ大将と共に征くものとして、粗末な仕上がりになど絶対にさせない!という気力が感じられる。
ルビッチが多分今までで一番姿勢が硬い気がする。長押しで操作系統(?)繋いでいってるの、地味に好き。
静かにシートに戻ってくるケンプ。
凪いでる。静かだな。
フーセネガーもルビッチも、翻意してほしい気持ちはあるんだろうけど、ケンプの意思も尊重したいんだろうな。アムリッツァの時はきちんと後退を進言していたものね。再起を計ることができる以上、そしてケンプにその意思がある以上、道から逸れる行いに対しては進言してきた。でも、わが軍有利の報告の辺りから、何となくケンプの覚悟であったり意思であったりというものを薄々感じていたのではないかという気がする。
一緒に帰りましょうということが適うものではないというのが、分かってるんだろうなと思うとしんどいよ・・・。
卿らも急ぎ退避せよ。
最後の命令よな。でも、頷けないよ。
従わなければいけないと分かっていてもさあ。
察してちゃんと向き合ってくれるケンプ。
先を生きろと、ここで線を引くんだな。未来へ行かない者と、行く者と。
ケンプぅうううう(泣)
ルビッチとフーセネガーとの別れには笑顔で、そして、その先は覚悟の決まった軍人の顔で。
え、何でわしこんな泣いてんの?早くない??????
銀英伝ってさ、不思議で。
先が分かっていればいるほど、よりしんどく刺さってくるシーンが多くてね。他のお話しでももちろんそうなんだろうけど、めっちゃ顕著な気がする。
やはり大河っぽいんよな。大河も大体歴史の流れが分かってるから、ポイントポイントで起こることはわかってて、戦いがあれば勝者は定まっている。その結果になるまでの過程を丁寧に丁寧に紐解いて折り上げていく、逆説的な話の作り方になるからなのか、ものっっっっっすごく効果的に抉ってくるよね。
見てる側も、あそこへ向かうからこそこうなのか、っていう理解の仕方ができる。現実の歴史ではないから、銀英伝の場合一回目は、どうなるんだろうっていう物語の行く末を気にするんだけど、二回目以降は、あそこへ向かうから、ここでこの人はこんな顔をしていたのかとか、ここでこんなことを言ったのかとか、そういうのがわかってくる。違う景色が見えると言うか、より精緻な景色を見られるようになると言うか。うーん。上手く言えん。
とにかく、分かっているからこそ今わしは、ケンプが操縦桿を握るその決然とした姿にぼろっぼろに泣いている。
(休憩)
最低限操作できるようになってるとは言え、直径45kmの要塞を一人で動かしてくんだよ‥。孤独な。戦艦ですらあれだけの人がいるのに。
機関室とかさ、何人か自分は脱出しないって言ってる人いたんじゃないかな。ケンプ大将に殉じる人。ケンプが知れば絶対止めるから、隠れて、潜んで。
動き出した要塞を見送るミュラーの鎮痛な顔。
兵員のない、一人だけの要塞。リューベックが殿。他の兵員たちを皆、無事に送り届けるために。ケンプに託された残存兵力だから、帝都に返さないといけないもんね。副司令官の責任も重い。
功労者
あれ、君らまだ戦艦にいたの?ってか時間の経過がよくわからない(あまり気にしてはいけない)。ヤンがこの先のことを読んでるのだから、戦艦にいるのはまあわかるんだけど。タイムラグがすごくないか?
最大の功労者を紹介しますってメルカッツに言われてちょっときょとんとしたヤンの顔、かわいいね。
ユリアーン!!!!!!!
ヤンのびっくり顔からの、何か言いたそうで、何を言っても「正解」ではない気がして結局言葉に詰まって頭を掻いてるの、かわいいなああ。それを見守るフレデリカの笑みもかわいい。何だよもう、かわいいよぉおおお!!
マシュンゴもその後ろで笑ってるだろうし、モニタ越しにユリアンと目配せで笑い合ってるかも知れん。
そんなほわほわした空気の中急報。
ガイエスブルクが動き出したよー!!!
幕僚たちがモニタにばばばって出てくるのいいな!かっけー!!!
解析の精度が上がって進路予測が狭まっていくのいいな。
「気付いたな」
その静かなひと言が怖いのよ、ヤン。前回から、わしはどれだけヤンを怖いって言ってるんだ???大好きなんだけど、怖い。ラインハルトよりも怖い。
少し目線を下げて、心の中で遅かったって付け加えるのな。
そこに追い込んだのは自分だけど、初手で思い付かない限り、自分がこの場にいる限り、対応はできるんだものね。原作でケンプに同情してるヤン、本当好きなのよ。自分とラインハルト、そして素人以外はぶつけようなんて思わない、というところも好き。要塞の意味を考えたら、普通はぶつけるよりも有効な活用方法があるものね。
周りにその感情を悟らせない程度の、微妙な表情の差異と声で、ヤンの心を表すのがいい。ここで同情するような顔をしてしまうようなのはヤンじゃない。自分の重責も動揺も自信がなかったとしても、司令官としてそれを見せてはいけないと自分を律している人が、敵への同情だけあらわにするわけないもの。
戦略シミュレーターで画像解析がしっかりできているから、ここって示すことができるんだよな。ここってどこっすか!?ってなったら目も当てられん(笑)。
要塞に艦砲は通用しない。そりゃそうだ。要塞主砲でもまだ落としきれてないものを、どうにかできるわけないものね。
砲火を一点集中!!がんばれ!!!!いや、頑張るな。
アッテンがにやっとしてるのかわいいね。
あ、電波妨害まだあるんだ。辛うじて残していったものがあるのかな。ないと思っていてあると厄介だから、考慮に入れろってことかな。
フィッシャーさんの「大仕事になりますなあ」が、悲観してるわけじゃないのが最高やね。腕がなる、くらいに思ってそう。おじいちゃんのにやりがお髭で見えないぞ、と。
何とかなるだろう。
魔術師が言うと、何とかなる気がしてくるし、何とかさせてやろうという気力も漲るんだから、厄介だよねえ、第十三艦隊は。
みんなやっぱり熟れてんな。グエンも猛将とは言え、しっかり伝達と配備は行える。かっこいい。
ガイエスブルクの目のような主砲装置、いいデザインだよな。
やめろ、ケンプ。これ以上フラグを積み重ねるな!!!!
狙点固定。撃て。
この素早さに、いかに精緻に計算された場所に艦隊が配置され、それを可能にするだけの有能な分艦隊指揮官がいたかってことよな。迫るガイエスブルクに臆することなく、粛々と配置について斉射。
シールド意味があったー!!!えらいぞ、航行エンジン守らないとだもんね!!!!!
イゼルローン司令部はやや焦り気味だけど、まったく動揺せず、再照準を指示するヤン。この揺るぎなさが、ヤンの「魔力」よなあ。
火力を集中させるの、もう少し的を絞ればと思うけど、交線上に味方艦隊が入る可能性があるからかな。あれだけ密集してたら、まっすぐ前に撃たないと射線に入ってしまうものな。一点集中させるのも、あの規模だったら難しいか。ガイエスブルクのサイズ考えたら航行エンジンのサイズ何キロもあるもんなあ。でかいわ。
この、声が飛び交うところ大好き。
一丸となって対応する同盟軍。一人で立ち向かうケンプ。
対比がきっっっっっっついけどな。
あ、ちょっとだけ内側に入れた。そうだね、前よりは火力上げないと無理だもんね。だからこそ遠目に距離取ってるんだもんなあ。ぎりぎりのラインを高出力のエネルギーが飛んでいくかと思うと、ひやひやするよ。
シールドを貫通する表現よ。
今まで跳ね返されたり軌道が曲がっていた光線が、すっとまっすぐ通るようになって行く。美しい。破壊が、とても美しい。
出るアラートは当然帝国語。
よし!じゃないのよ。いや、よしなんだけど、よしじゃなくって。
うぁああああああ!!!!!!!(帝国臣民だけど同盟も好きな奴の葛藤)
ケンプの道
ケンプが操作手慣れてるの、いいな。ワルキューレだと全部自分の判断で危機に即時対応していかないといけないもんね。パネル操作に手間取っているようじゃ撃墜王になどなれんのだろう。
エンジンの逆噴射カッコ良すぎる。たまらん。
ケンプー!!!!!!!!頑張れー!!!!!!!!!!!!
計算して、軌道を修正させるの、マジすげえ。ケンプ、あなたは決して無能なんかじゃないよ‥。
これは宇宙だからの動きだろうな。摩擦とか重力の干渉がないからエネルギーの出力に対して抵抗がない。という理解で良い?
その位置からでも主砲を撃つのか!!!!って鳥肌たった。
ここの音楽も含めて、ヤンの的確で非情な(当然です)指令も、大好きで。本当に大好きで、辛い。
撃て!!
まだ司令官代理の権限は返してないから、トゥール・ハンマーの発射権限はキャゼルヌ先輩なんだなあ。要塞にいない以上、リアルタイムの指示は出せないからかな。
あああああああああ。貫かれたぁあああああああ。
容赦ねえ。二撃目。
残った戦艦ごと宇宙港が逝った。
艦橋(でいいのか?)のモニタが一旦全消しになって電気系統がイカれたのがわかるのがいい。モニタが動いてなかったら、何も見えない閉じた空間なんだよな、ここ。
ケンプの呻き声が。ああ。
いや、それで生きてんのすごくないか?ってどでかいものがど真ん中ぶち抜いてるが・・・。
粘性の高い血がしたたり落ちるアニメーション、えぐいな。
この辺り、トークショーで後藤さんの原画見せてもらったけど、本っっっっっ当に凄まじかった。原画にしかない「凄み」があった。暗くなって見えなくなるところまで描き込んであって、ご本人は見えなくなっちゃったって笑ってはったけど、そこがまたカッコよかったなあ。仕上がった絵ももちろん素晴らしかった。でも、原画は原画でやっぱりすごいのよ。
死にゆくケンプ、死にゆくガイエスブルクがイゼルローンをまっすぐに睨みつけるの、ものすごく来る。ケンプの気迫はまだイゼルローンの司令部の面々を圧倒するもの。ケンプ、ケンプ‥‥。
この、最後にケンプが見た光景が、禍々しいほどに美しくて。
ケンプも死力を尽くして最後のツヴァイヘンダー発射。トゥールハンマーも。
ツヴァイヘンダーは逸れて、トゥールハンマーは着弾。
ケンプ‥‥。
今際の際に思い浮かべるもの。
「家族」
この曲、家族っていうんですよ。覚えて帰って???
ケンプのワルキューレ!!!撃墜王仕様?カラーリングが違うのよな。
超高速で飛び去ってしまう。家族の笑顔を思い出して、逝くのか。そうか‥‥。
開いていた瞳が閉じて。
ケンプは光にのまれて、原子の塵に還ったよ‥。
泣きすぎて頭痛え。
何でだろ。下手したらキルヒアイスの時より泣いてないか??
爆発がまた美しい。この距離感だったか。
遠いのか近いのか、いまいちわからないけど、後ろ髪引かれる思いで、若干脚が鈍っていたとわしは思っているよ。
リューベック、隣の戦艦にぶつかられてるんだよな。リューベック自身はそこまで制御が怪しかったわけじゃないけど。
衝撃はが来るから何かに捕まれ!って指示を出す方を優先して自分は吹っ飛ばされるミュラー。自分も守ってー!!!!!!
ケンプに託された兵たちを、もう一兵たりとも失うわけにはいかないということなんだろうけど、君もだから!!!ちゃんと、君も無事でいてくれないと、ケンプさん怒るよ!!!!!
オルラウさんがしっかりミュラーの言ったことを守って捕まってるの愛しい。そりゃ叫ぶわ。
めったくそ飛ばされたもんな。痛いよぉおおお。ミュラー!!!!!
(同盟艦だったら3階分くらい落っこちることになるから、それよりはマシかな)
爆発光の青い光が美しくて、破壊のエネルギーに魅せられるのも何となくわかってしまう自分が嫌。
失われた命を悲しむ一方と、それを喜ぶ他方。
帝国側が攻め入ったことではあるのだけど、やはり戦いはいかんと、強く強く思う。誰かが死んで、何かが壊れて喜ぶ。それが「正常」「当たり前」になってしまうのが、果てしなく恐ろしい。守らないといけないもわかる。無抵抗でいろとも思わない。ただ、だからこそ、争いを始めてはいけない。争いを始めようとする為政者たちの頭にあるのは「自分」と、自分を拡張させた国があるだけ。そこに民衆はいないよ。
ヤンがヒューベリオンに帰ってきた!!!!おかえり!!!!
真面目な顔してたのに、ユリアンが敬礼の後ににこっとしたら、やれやれって顔で困ったように笑うヤン。お父さんだなああああ。かわいい。
誓い
医療班かっこいー!さっきの人たちは看護とか救護だったのかな。この人はお医者さんっぽい。
ミュラー、生きててよかった。物理的に強すぎる。
「不死身」を墓碑に刻むという矛盾(笑)
一瞬めっちゃ痛そうな顔したー!!気力で保ってるんだろうな。
全治三ヶ月。即死しなければ助かる見込みが跳ね上がってるこの世界で。
言い淀んだところから、閣下無茶しそうだから長めに言っておこって思ってそうだなあって思ったんだけど、気のせい?
ルビッチとフーセネガー、ちゃんと退避してくれてた。
原作だとルビッチの名前が途中で消えちゃったから、生死不明なんだっけ?
どちらにせよケンプ艦隊は解体になるから、彼らはどこかに再配属になるんだよね?ルビッチ大尉だし、他の誰かに仕える気はない、で退役する可能性もあるかな。
ミュラーも覚悟はしてただろうから、確認、だよね。
あのケンプ、脱出する気なさそうだったもんね。
ミュラーに詫びておいてくれ。
この間に、ミュラーは何を思ったのかなあ。
あの時のミュラーの提案を退けたこと。責任者としてオーディンに帰還し、ラインハルトから処罰を受けるのがミュラーになってしまうこと。自分だけがけじめを付けたこと。ケンプの思いにも色々あったんだろうなと思うと。本当さあ。
ケンプに、詫びさせてしまったこと。それをミュラーは抱えて生きて行くんだろうな。副司令官として我を捨てたのは自分。ミュラーの決断があることで、この結果を分担しているはずなのに、ケンプは自分一人の過ちだと、ヴァルハラへ持っていった。不甲斐ないよな。
ミュラーの原動力は、復讐心ではなく克己心なんだろう。
不甲斐ない自分への怒り、未熟な自分を乗り越えたと実感できるのは、今回完敗した相手を凌駕した時。
現時点での自分の位置を認識し、そこから進もうとできるのだから、素晴らしい将官だよ。
意志の宿る強い目、かっこいいなあ、ミュラー。
いやいや、敗北に打ちひしがれた兵たちも、頑張るミュラー提督の姿を見て奮起すると思いますが!?
重症を負って、痛みと疲労の中でも、これだけ確固たることを言ってくれる司令官、安心するやろなあ。撤退で進んで殿を務めたり、揚陸部隊を見捨てなかったミュラーだからこそ、こういう言葉が真実として受け入れられる。安心できる。ミュラーが口先だけじゃなくて、本当に実行するという信頼があるから。かっこいいなあ、ミュラー。
装甲擲弾兵の負傷兵を長く映している気がするのも、あの時ちゃんと救出しにきてくれたというのがあるのかな。
37,000隻が1/5。7,000隻強かな。
最初の包囲攻撃で損耗が4割とかだっけ。その後もスパルタニアンに削られ、ヤンとメルカッツに挟撃され、包囲網を突破するのにもいくらか減らされた。
原作だとガイエスブルクの爆発でさらに残存兵力の8割を失ってるけど、今回は退避が済んでいたこともあって、そこまで大きくは減ってないんだろう。
それでも約30,000隻が撃沈されてんの?怖。
ミュラーの功績。うむ。頑張ったよ。
あほ毛のキュートさと、がっしりした腹の筋肉のバランスが最高だな、ミュラー。
前方に艦影!!で、アラルコンとグエン艦隊が配送する敵を追いかけたってしておいてー
識別コード確認!
トリスタンとベイオウルフ!!!
双璧が来たぞー!!!!!!!!!!!!!
わー!!!!!!
敗走している中で双璧の艦隊が救援(?)に来てくれたと知れる安心感よ。
旗艦同士が近くてびっくりするけど、そういやケンプとミュラーで同盟側の救援部隊を討ちに行く時も近かったわ。これほどじゃあなかったけど(笑)。もう混成部隊やんか、これ。
勝ち確BGMが‥!!
ケンプの死を残念そうに言ってくれるミッターマイヤーと、瞑目するだけで何も言わないロイエンタール。
敗走してるとは言え手負いの7,000隻くらいの艦隊を、8,500隻で追うな。窮鼠猫を噛むんだぞ。
ほーら。高括ってたらどえらいの出てきたー。
24,000VS8,500だぞ。
ヤンが全く馬鹿げているって言ったの、もちろん敗走してる敵を殲滅しにいくことの無意味さもだけど、こういう、帝国側の救援部隊の可能性も考えていたからなんじゃないかな。
容赦ねえ‥。
グエン、君、こんなおバカなことをする感じではなかったでしょうか?
少なくともノイエの君は、しっかりヤンの薫陶を受けていると思ったのに‥。
要塞に乗り込まれたし、死傷者が出なかったわけではないし、イゼルローン自身も傷んだ。それに怒りを覚えたゆえの反動なのかもしれないけどもさ‥。
一隻残らず屠ってしまえ!!
24,000隻なので、ガチで殲滅いけちゃうのがこわーいよ。
青い艦が今この場で主導権を握っている旗艦であると見抜くのは、いいぞ、グエン。だが、相手が悪過ぎたな。
「遠慮は要らん、殲滅せよ」
あーあ。ミッターマイヤーに容赦はないもん。
アラルコンは映してすらもらえなかったね。合掌。
こいつら本当にヤン・ウェンリーの部下か?
半分はちゃんとヤン・ウェンリーの部下なんだよ!?本当だよ!!!
アムリッツァの時は逆に、ヤン・ウェンリーの部下だけじゃなかったんだよ、ミッタマ。
勝因のない勝利はあっても敗因のない敗北はない。
かっこいいアングルとかっこいい声で、かっこいい人が何か言っとる。
かっこいいな、ロイエンタール‥。
この人は敗ける時もきっと取り乱すようなことはないんだろうなあ。
同情の余地はない。
っっかああああ。痛烈ぅう。
ミッタマが負けた時も、そんな風に割り切れるのか、君は。ラインハルトが負けた時は?自分よりもこの二人が負ける方が影響しそうだね、ロイエンタール。
新たな艦影。おそらくヤン・ウェンリー。
戦いたいとは思っても、自分の欲を通すような将は一人前とは言えぬのだ。
ケンプに助力することが指令であり、それが果たされないとなっては、戦っても無駄。
撤退の判断も早い。
それでも悔しさもどかしさはある。人間だもの。
双璧の軽口、好き☺️
取り合いされるヤン・ウェンリーの首。ミュラーも参戦!
不憫だな、ヤン。
勝手した艦隊に怒っているからなのかな。辛辣。
でも、ユリアンにああはなってほしくないもんね。どうせなるなら名将に。複雑な心境だろうなあ。
命令を発する声から、「おまえの淹れた紅茶が飲みたい」って家族に対する声になるその緩急が、大好きだー!!!艦橋で公私混同すなってのはもっともだけど、頑張ったから許してやって(笑)。
メルカッツからのお褒めタイム。
ヤン、めっちゃ複雑そう。ベレー帽、やっぱり犠牲になりがち(笑)。
メルカッツの口から「民主主義」という言葉が出て、尚且つそれを100%理解しているかはおいておいて、その精神に反するという表現が出てくるところ、感慨深いなあ。まだ半年くらいだけど、毎日この空気に触れていたら、メルカッツも何かしらの変化が生まれるんだろう。
苦笑するまでの一連の表情がかわいいぞ、ヤン。
本当になあ。歴史が変わっていたんだろうな。
ユリアンが歴史上に名前が出てきた最初の戦いだったって軍人としての面を説明しているであろう時に、養父に紅茶を淹れてあげて、嬉しそうに飲む姿を見て笑ってる十七歳の少年を映すの‥‥ざわっとする。
歴史の大河にいるんだよ、ユリアンも。師父の背中を追っているだけの少年も、ひとつずつ前に進んで大きくなっていってるんだなあ。
はああああ。
要塞対要塞、決着!!!!
見事でした。
追記。
原作の脱出のあれこれを描かなかったことで、美化してるとはわしは思わなかったな。惨劇は起きなかったかもしれないけど、ミッタマの総括の言葉通り、結局何もなし得なかったし、いわばケンプも無駄死にだし、同盟は攻め入ってきた相手を撃退しただけだし。
そういうのを踏まえた上でも、ケンプという人間にカメラが寄った結果、彼の誇りであったり生き様であったりがフォーカスされて、そんなどうしようもない状況でも、人一人の死ぬ瞬間というのは、自己満足に満ちてい流のだという、ある種の無情だったのだとも思う。ケンプの死にゆくイメージだからこそああだけど、家族は笑ってくれないと思うもん。悲しいし、引き留めたくて叫ぶよ、多分。
美化されたというなら、それはケンプという個人の死に対して捧げられるものでしかなくて、争いや殺し合いは全然美化されてない。
徒労だったじゃねえかの一言でしかない。原作から戦争自体を肯定するような作品ではないし、ノイエもその筋に乗っている以上、美化なんてないよ。