見出し画像

【感想】銀河英雄伝説Die Neue These 24話「わが友」(2ndシーズン 星乱 ep12)

さて。24話。
行くよ。

隠れてた奴がなんか言ってる

「銀河帝国を打倒する聖戦」
この短いワードの中にいくつの「欺瞞」があるんだろうねえ。
停戦できるなら打倒する必要がない。
自分たちは命をかけることもなく、兵士を死地に追いやってる奴が、ただの惰性の戦争、あるいは国内の政治的有利を維持するためだけの戦争を聖戦と呼び、「正しいこと」であると声高に主張しているに過ぎない。

集会の群衆の間に浮かぶバーチャル映像モニタだけは羨ましいな!!!!!!トリューニヒトの顔なんざ見たくねえがな。

この式典、キム・ホア広場かなと思ったけど、原作には言及はなかったので、違うかな。トリューニヒトの演説の後ろに映ってるのが結構普通のマンション群にも見えたので、軍施設の近くではなさそう。政治家のパフォーマンスなので軍施設は関係ないか。

犠牲になった人たちに敬意を表すために、自分たちも国家に尽くせと言われて熱狂できるメンタリティがいまいちよく分からん。犠牲になった人たちを悼む気持ちはもちろんある。でも停戦というカードを切る状況を整えようとしない、手持ちのカードすら捨ててしまう状況で、何で協力せんといかんのじゃ???国が市民なのだから、その害を作り出してるのは、停戦を目指さない政治家たち。イゼルローンを奪取して停戦できたはずなのに。
打倒すべきは「作り出された敵国」よりも内部のクズども、というのはいつの世だってあり得る話。イゼルローン奪取前の、帝国が攻めてくる状況ならまた話は変わってきただろうけど、状況は変わっているんだもの。

いや、こういうの、神の視点で物語を俯瞰してるから分かること、というのは重々承知。現実の世界に目を向けた時、各人がそれぞれ自国あるいは自己の利益に根差した発言をする以上、一般市民であるわしに、真実など見えようはずもない。多かれ少なかれ、物語である以上、銀英伝の中では必要な情報しか与えられないから正解の道筋が見えているだけで、現実は玉石混交の情報がばら撒かれてる。選びとることすら躊躇う。

わしは基本的には「真実」からは距離を置いておきたいと思う。わしがすべてを知ることはないと知っているから。
現時点、本当に命を落としている人たちに対しての哀悼はある。蹂躙されることに抵抗している人たちの矜持も尊重する。でも、戦争を許容する仕組みや国の方針にはそれぞれ怒りと疑義を呈する。当事者ではないので評価することはしたくない。
ただただ戦いたくないな、と思うので、戦わないためにはどうすれば良いかを考えて、一人の人間としてできることをするだけなんだなあ。

わあ。脱線。(いつものこと)

アンバランスなところが魅力

ヤン、すげえ不本意そうな顔で立ってるの、笑ってしまう。
去年の式典ではまだ一般席だったもんね。壇上にはビュコックさんとかキャゼルヌさんもいた。え、何でキャゼルヌ先輩そっちにいたの??シトレ元帥の次席副官だったからか??あれ。あの頃先輩既に少将じゃなかったっけ?将官が次席副官になることあるんだ、同盟。作戦本部だからなのかな。元帥の副官だから?(軍組織のこといまいち理解できん)

子どもに愚痴る親。
ユリアンが聡明な子で、本当によかったねえ(笑)。
惨敗してやる!って子どもみたいなこと言うヤン。気持ちは分かるけどもね。宮仕えの理不尽が嫌でってのの根元が、何で大嫌いなトリューニヒトと公衆の面前で握手なんてしないといけないんじゃい!!って個人的不満バリバリなのがヤンらしくてとても好き。むしろ同盟なのだから、こういう個の感情は大事にしないとダメだよね。うむ。

田舎の小さな家で、のんべんだらりと本を読むヤン。
夢がささやか過ぎて、ほろりとする。大それたことは全く望んでいないし、そもそも軍人になることも、軍人で栄達することすらも望んでない。でも、力量が地位を押し上げるし、そもそも徴兵からの一般兵からの任官だったらヤンは多分徴兵期間中に死んでる。指揮できる場所にいるから発揮できる才覚があって生き残って、生き残る部下たちを増やせて、それもわかっているから、辞めてやるって心情自体は本気でも、辞められないんだよね。

13艦隊のみんなはどうするの?って言われて一度は断念してるし、今度はイゼルローンにいる人みんなどうするの?同盟の市民はどうするの?ってヤンに負わされる責任が増大していく。本来は一人が担うべきものではなくて、国家がしっかりと守っていくべきもののはずなのに、一軍人の立場でそれをなさないといけない、なすべきだと期待される。帝国なら分かるよ?皇帝一人が臣民に対して全ての責を負う。それが本来の君主制だよね。

本当は、ヤンは自分自身が救われる道を選択してもいいんだよ。自由の国だもの。でも、ヤンは結局私の所為じゃない、知らないよって言っちゃえない人なんだよなあ。戦争を推し進める政治屋たちの責任なのに、なまじ救える分野があるがために、結局担ってしまう。
しんどい。しかもそれが全部わかってしまうほど聡明な人だから、余計しんどい。ユリアンもね。

そういえば。
ヤンを怠惰なキャラと言われると、わしは反論したくなる。
やる気ないのはまあ本当なんだけど、それはやることが馬鹿馬鹿し過ぎるから。至極真っ当じゃないかなあ。ヤンの考え方で、戦争や戦闘に対して鼻息荒い方が嫌やん?戦術家として戦場で「楽しい」と感じてしまうこともあり、それを自覚していて嫌悪もしている。こう!って言い切れない歯切れの悪さのあるキャラというのがしっくりくるかな。言葉で言い表せるような人じゃなくない?ヤンってどんな人って聞かれても、ヤンを見ろとしか言えん(笑)。

嫌々戦争やってるってのがベースなので、やる気はないけど、やるからには最大限の手は打つ。一人でも多くの兵士を生還させるために、最善を尽くす。誰も死なせないなんて夢は見ない。リアリストだから。
そのためにめちゃくちゃ思考してるし、不得手ながら根回しも頑張るし(主にビュコックおじいちゃん経由。ビュコックさんへの信頼が微笑ましい)、すごい人だよ。物語のキャラとは言え、ここまで多くの人を魅了するのはやる気はないけど実は強い、みたいな方面の捉えられ方だけで得られるものではないでしょうに。ヤンの根底の矛盾と苦悩を無視して、表面的な言葉に置き換えるの、別に止めやしないけどわしは肯定したくないな。

15歳の子どもに宥められる30歳。ふふふ。

何事にも終わりはある。
確かになあ。今現在何千年か程度の社会であり国家でありの歴史を紡いでいようとも、それが終わらない保証はない。世界史上、いくら広大な地域を支配していた帝国も滅びてる。今この100年程度の期間に強大な発言権を有する国々が、この後1000年続く保証はない。でも、自分の寿命の間だとそれの終焉に立ち会わないのだとしたら「永遠」と同じ。
ヤンのような視点を日常生活でも持てるとしたら、それはそれですごいことなんだよなって思う。わしは日常生活で「永遠」か否かを意識することないもん。あ、ノイエ銀英伝を推すのは今しかないと思ってます!!(笑)。正伝完結と外伝網羅を願ってるからね👍

トリューニヒトの(って変換したら「cmの」になったんだけど、どこをどうやったらこんな変換を学習するのか意味がわからない。年々変換の精度が下がってないか??)自分は全然信じてないだろうに発してるんだろうなってわかる口調がすげえ。声優さんすげえ。

アイランズくんもしっかりいたね。そりゃいるか。

唐突に文民代表と軍人代表が握手する式典、嫌だ(笑)。
司会者が高揚を覚えてるっぽいのがリアルでもっと嫌。この式典の壇上にいて不満そうなのは少数派なんだろうけど。参加してる市民も熱狂度の高い人たちだからこそ来てるだろうし、マジもんの少数派だあ。
オルタンスさんとかが参加してると思わないもんなあ、こういう式典。

ようやく深呼吸ができるね

式典の後わざわざ宇宙桟橋に係留されてるヒューベリオンに戻ってから手を洗ってんの、ヤン??式典会場で洗いなよ(笑)。
思い出してやだー!!!ってもう一回洗ってんのかな。トリューニヒト嫌いすぎだろ。気持ちは分かるが(笑)。

あんな奴と握手してしまったこと。あんな奴の言ってることを後押しするような形で自分の名声を利用されたこと。あんな奴と握手することで熱狂的に喜ぶ市民が存在するという事実を目の当たりにしたこと。
いろんなダメージがあるなあ。別に握手したことそれ自体がそこまで効いてる若ではないようにも思う。手はめっちゃ洗うけど(笑)。

ズボンで手を拭く30歳。こら。

こういう一面を見せながら、民主主義国家とは何かを抉ってくるの、ヤンだなあ。そうそう、こういう何でやねんという諦観や怒りが、急進的な「英雄」を望み、独裁者が誕生する土壌になるんよね。民主主義とは独裁者の生誕地。怖いね。

溜まった書類、ユリアンが片付けてくれんの!?
整理するという意味だとは思うけど、すごいな。優秀過ぎだぞ、少年。
ジャケット脱いだらスカーフが農家の方がよくやってる首かけタオルに見えて、農家の人!?って反応が散見されたので面白かった。同盟軍服、ジャケット脱ぐならスカーフははずそう、そうしよう(そういうことに無頓着なのがヤン。気にし出すとシェーンコップのようにスカーフ巻き巻きし出す(これは3期まで待ってね))。

トリューニヒトの、どんな時も自分の立場は危ぶませることがない立ち回り、すげえよね(褒めてない)。帝国侵攻作戦の時もそうだったように、流れを読む力があるところがまたえぐい。帝国侵攻作戦自体に反対しているというわけではなくて、どうせ負けるから反対したという事実を作っておくというだけの反対票なところが、外側から見ると「まとも」に見えてしまうのが怖い。
トリューニヒトを評価する読者が一定数いるようだけど、わしには理解できん。外側から見ると「まとも」に見えるように立ち回ってるだけのやつを「優秀」って・・・。随分と優秀のハードルが低いな???
現実でその優秀そうに立ち回ってるやつを見抜けるかと言われると…‥口だけで実績がないやつ(やろうともしてない奴)は全部トリューニヒトの亜種やん。単に考えなしに旧弊をぶっ壊したとかは実績と言わんのよ(自分の自治体のところの勢力党を見ながら)。

いや、その距離感は聞こえるだろって思ったけど、今思考に耽ってたからなあ(笑)。
ヤンのドヤ顔。珍しいね。ユリアンにはちょっとこういう顔ができるのが微笑ましくて好きだな。

メルカッツ提督をご存知でしょうっていうユリアンの声、ちょっと高揚感があって、メルカッツ提督本当高明なんだなって嬉しくなる。しかも同盟の少年が高揚するような伝わり方してるってことだもんね。

慌てるようなことは何もないぞって言った3秒後(体感)に慌てる30歳。
んふふふふ。

帝国艦がいくつかあったから、本当に部下も一緒に連れてきたんだな。どのくらい連れてきてるんだろう。後ろに映ってるのは結構年齢層高めだし将官クラスだな。下士官がほとんどだと思ってたけど、あれだけ艦があれば分艦隊司令官とかいるもんな。艦長は大佐までだっけ?
メルカッツさんのことだから、帰りたい人たちはちゃんと帝国に残してきただろうし、直属で慕ってた人たちかなあ。メルカッツ提督とシュナイダーくん以外は、軍服を同盟軍服に着替えたんだろうか(ごめん、ちょっと先の話入ってる)。

シュナイダーくん、メルカッツ提督の権利のために抗うぞ!!副官最高。
武器を差し出せ、というのは警戒だもんなあ。亡命しますと言った相手を信用することから始めよ、と。いやでも実際は難しいんじゃないかと思うんだけど、それで納得できるのだから、メルカッツさんの為人の伝わり方、キャゼルヌの肝の座り方がすげえのな。

亡命します!って油断させて、イゼルローン乗っ取られるかもしれないもんな。警戒してしかるべきだと思うよ。どっかの誰かが奇計で要塞奪取成功させちゃったんだもん。
帝国が割れて、敗者の側に立っていたことはメルカッツが隠すとも思えないし、メリットなしとかその辺の判断はされた後だから、シュナイダーくんも今更そんなこと言うか!?ってなったのかな。そもそも怪しければトゥール・ハンマー撃ってるもんなあ。

キャゼルヌ先輩がシュナイダーくんに一瞬微笑むの、好き。良い副官だなとでも思ったのかな。礼儀に対しての怒りなので、逆に裏はないと知れたのかもなあ。メルカッツさんが偉いから従えとか言ってきたのならお引き取りくださいって言ってたかも知れないけど、亡命者に対しての観点でしか反論してこなかったからこそ、シュナイダーの器も測ってたのかな。いや、そもそもその言葉がけ自体がキャゼルヌの探りな気もするな。

ムライさんがキャゼルヌ先輩からの通信を受けたのかな。
ムライさんが良くはありません、とかぱしっと言ってくれて、それに対してヤンが説明して、バグダッシュが捕捉する。いいチームワークだ✨

おまえさんより遥かに信用できそうだ。
イゼルローン要塞奪取の際にだまくらかした奴が何か言ってますよ!!!???(笑)。シェーンコップ、いい性格してるわ、本当。

メルカッツ提督を信じる、という宣言。RRを味方につけた時もそう。ヤンが信じるということの重さ。こんなに軽いのに、判断した先の結果は重いのがヤンだなあ。
シェーンコップはどういう気持ちでこの「信じる」という発言を聞いたんだろうね。危なっかしい人だと感じたのかも知れない。もしくはそういう人なのだと嬉しく思ったのかも知れない。何にせよ、シェーンコップからヤンへの「評価」は変わらないだろうな。変わり者の、切れ者。人を冷静に見つめながらも、人を信じる人。信じると言ってきた相手には、全力で応える人。
ウマが合うのも頷ける。似てるもんなあ、性質が。
表出の仕方が知略なのか戦闘力なのかの違いで。

アッテンちゃんがにこにこで見守ってるのも可愛い。
イゼルローン組、みんな大好きだ!!!!

メルカッツさんの憂い顔。不安、だよね。
40年戦ってきた国の、著名な指揮官。変わり者との噂は留守司令官代理のあの人を食った感じで若干は伝わってるとは思うけど(笑)。
通信がつながって、ハッとして敬礼したの、いいな。ノイエは本当に細かな演技が好き。

寛大な処置をお願いするメルカッツに、辛そうなシュナイダー。
自分たちだけ守られたくてここまで来たわけじゃないもんね。よしよし。
ヤン・ウェンリーに任せて起きたまえよ、シュナイダーくん。
ヤン・ウェンリーを信頼できると言って安心してくれた亡命主従、自分が全責任を持ちますよって言ったヤン、それぞれを見てやれやれって顔してるキャゼルヌ先輩、好きだ。

密談

自分たちの保身に根差したヤンへの処遇密談。
はああああ???????
名声に引かれてやつの周りに群がる連中。
トリューニヒトの子分としておこぼれもらってる奴らがなんか言ってる。
何このお前が言うな感満載の面子。腹立つぅううう。

好き勝手言いおって、こいつら。

同盟が帝国に取って代わられてもって言った方がより正確に伝わった気がするな、ポンティの台詞。

指トントンしながら聴いてるトリューニヒト、ちょっと微笑んでんのが怖いのよ。まだこんなこと言ってんのかこいつらって思ってそうなんよなあ。

ヤンの握手の時の、嫌が前面に出て緩慢になってる動作、めっちゃいいな。手だけで嫌さが伝わるってすごいぞ(笑)。
しらーっとした顔。この顔される側だったら結構ダメージくらうわ。トリューニヒト、精神だけはオリハルコンだな。

鷹揚に構えるトリューニヒト、大物感を演出してるのが絶対計算してるんだろうなって思えてめっちゃ嫌。
でも、キャラとしてなら実は嫌いではない。銀英伝とくにノイエだとこのパターンがめっちゃ多いなあ。

清涼剤補給

コーネフの何か腹に一物仕込んでそうな「聞きましたよ」が面白い。それに対するアッテンボローの爽やかボイスが良いね。
政治屋どものあれこれを聞いた後だと、めっちゃ爽やか。
ポプランも混ざって、汗臭そう(ごめんね)なロッカールームなのに爽やかな風が吹き抜けているよ。

そういやアッテンなぜここに?コーネフたちとお話ししたかったから?仲良しちゃんたちかね?いいね。若い世代で仲良くしてくれてると嬉しい。

しれっと私室にお邪魔してるシェンコ。何で?
軍曹待遇になったことを素直に喜べないおとーさんの不満顔。でも止めなさいと言うこともない。この辺りの距離感が絶妙だなあ、ヤン。

シェーンコップ准将から少将に。おめでとう!
ドーソンからの嫌がらせって見抜いて?邪推して?るのも、シェーンコップらしくていいね。
クブルスリー本部長への信頼はちゃんとあるので、やっぱりこう、ちゃんとした人にはちゃんと敬意を払う人なんだなってところも好き。

軍人の昇進は、武勲が直結するものではなく、政治の力学が大いに働くもの。文民統制の民主主義国家である以上はその側面はあってしかるべきとは思うけど、本人としてはやはり嫌だよね。武勲が直結しないと言うよりも、政治家の玩具にされている感が。
軍人の「心得」を伝授するシェーンコップ先生もいいね。ユリアンには本当に、いろんな先生がいて素晴らしい。

いや、ヤン、護衛つけよう!!!????
ラインハルトもヤンも、身軽に動きすぎなんだよ。君たち国の生命線なのよ???でもそれを意識しまくる二人は嫌なので、これはこれで。
でも、あああ。

誰も知らないヤンの行き先。
流石に通信機くらいは持って行ってるだろうけど。
トリューニヒト派がまずヤンをまだ必要としているから、それほど強硬な手段は取ってこないという予測とか色々含めての単独行動だとは思うけど。
いやあ。身軽さがはらはらしてしまうね。

想い

姉上のお屋敷!!
あ、睫毛。瞳の色が映ってると思ってたんだけど、姉上のまつげに乗ってる色は赤系だな??瞳の色じゃなかったのか(笑)。
姉上は、空を見上げ、想いを馳せる。
空の向こうで逝った人を悼むように。

双璧、遅刻か!?急ぎなさい!!!????(笑)。
良き治世の誕生を民も歓迎している、か。
ミッターマイヤーのご実家平民だから、その辺りの市井の声は入りやすいのかな。
ミッタマとロイエンの「良い」と持っているポイントが微妙に違うんじゃない?って思わせるところがまたいいね。
ミッタマとロイエンの身長差がきっちりあって、こういうところノイエ大好き。ちゃんと自分たちで決めたキャラ設定を守る(時々詰めが甘いところはあるけど、それは愛嬌)。

爵位を公爵に進めた。貴族階級も最上級へ。
今までいたおじいちゃん、いなくなったなとか幼帝は考えてたりする?しない?
え、こいつがここに立つの?ふーん、そうなんだーみたいな顔してる。
エルウィンなあ。この時にラインハルトが懐柔策を採ってれば、違う未来があったのかな、としんみり。
皇帝が健在でも成立する独裁体制。歴史にもいっぱいあったもんな。

前へ

護衛付けるようになったんだね、ラインハルト。
ラインハルトを打倒すればすべては水泡にって状況だもんなあ。キルヒアイスが生きて入れば、まだ親衛隊は発足しなかったのかもしれない。

ジェシカとラップのお墓が隣同士に。
あんまり考えてなさそうな花のチョイス(ごめん、わしも詳しくはない)がヤンらしいね。
この微笑み。胸に来る。二人だけで別の場所に行っちゃって、とか思ってるのかな。まあもう少し私はこっちで頑張るさ、みたいな。
ヤンにとってこの二人は未来の象徴でもあったと思うし、ヤン自身も結構ドライと言うか、人は死ぬということが分かっているし、父親も物心ついてから亡くしてるし、あまり悲壮感はないんだよな。
もちろん亡くなっていることは悲しいけども。

空を見上げて、風に吹かれて。微笑むことができるヤン。
強いな。好きだな。

Tranquilityのインストと共に、空が繋がってラインハルト側のシーンに移るのいいな。空の色も少し違う。オーディンとハイネセンの空。その先の宇宙は同じ、永遠の夜の色。

お墓を、キルヒアイスを見つめるラインハルトの髪を撫でるように風が吹いているの、めっちゃ好きだな。強い風ではなく、柔らかな風。

わが友。

どんな世俗的栄誉よりも、ただ友としてそばにいて欲しかった。そして、キルヒアイスもきっと、どんな名誉をもらうよりも、ただそばで姉弟を守っていたかった。

赤毛の束の作画もめっちゃ美しいのな。綺麗な髪。泣く。
簡素な墓石も、それ以上に溢れる感情がむしろ簡素にさせたんだろうと思わせるのが良い。ちゃんと銀のペンダントにしてくれてるし。この辺りの原作の良さを十二分に反映してくれてるの、本当嬉しい。

本当にね。
両国の勝者が勝利とその代償に対して満足していたかはね……。
ヤンはそれでも前を向けたけどラインハルト‥‥‥‥‥‥‥‥‥。
巨大なものを得て、貴重なものを失った。
味方を増やし、背後の危険も増やした。
この対比よ。

21歳と30歳。若い、若いんよ。
過去より未来に、まだ多くのものを持つ「年齢」であった。
そこにかかるのかよ!!!ってのが心憎い。
そうね、年齢はね、若いもんね。うん‥‥‥‥‥‥‥‥。

Tranquilityへの歌の入り方、最高に好き。
Eテレ版ももちろん好きだよ。地球強エピの順番入れ替えもあって。
どちらもちゃんと考えられてるもんね。好き。

地球教

Cパートにこれがあると、続きが不穏な感じ増すね。
800年待ってた?うん、そうかい。
そのまま地球で大人しくしといてくれる????


プチまとめ

1話が始まったのはまだ寒い1月だったのに、いつの間にか24話まで来たよ。
25話からにあたる3期激突の公開まで、Eテレの24話後に続編制作決定が発表されてから1年半。劇場公開から数えたら2年半くらいだっけ。
来週25話からが当たり前のように放送されるの嬉しいね。
1期2期はまだ探り探りだったところがあったかと思うけど、3期4期はさらにどんどん素晴らしいものになってるので、是非楽しみましょう!!