【感想】銀河英雄伝説Die Neue These 33話「武器なき戦い」(3rdシーズン 激突 ep9)
来ちゃった♡要塞
先日から原作を1巻からまた読み返している。
イゼルローン要塞さあ、恒星アルテナを中心にして周っている人工惑星なんよな。‥周ってる‥?周ってたら逆側に周っている間に抜け放題では??とか考えてしまうんだけど、先生の構想上どんな感じだったんだろ。恒星の周りを回るということは、ある程度の大きさの軌道が必要だよね‥‥?恒星の重力に引っ張られて軌道を外れたりしたら困るし。というか、回廊内に恒星があるの‥?
思った以上に回廊でかいのかな。
そもそも周っていたら、敵軍 | 恒星アルテナ | イゼルローン要塞 みたいな位置関係になったりしない?トゥールハンマーが移動式だとしても、恒星間に挟んで撃てんよね?
めっちゃ高速で周ってるとか?軌道計算大変そうだな。
なんて野暮なことを考えてしまったけど、まあそれは置いといて(笑)。
来ちゃったよ。要塞が。
説明はシュナイダーくん。いい声だ。
自分たちの知っている要塞とは様子が違っているとわかるのえらい!中にいる期間の方が長かったんじゃないかと思うけど、ちゃんとわかるもんなんだねえ。そりゃ軍人さんだし観察力は高いだろうし、わかるか。
レンテンベルク要塞とかガルミッシュ要塞とか、個性的な形の要塞も多かったから、ガイエスブルクのようなデカくてノーマル形状の要塞は意外と少ないのかもしれない。
オペレータの人たちがいろんな層いて、ああ、同盟だなあって思う。この人たちの家族もイゼルローンに来てるのかと思うと、何というか‥胸に来るものがある。襟元の章を見るに、少尉さんたち。
駐留艦隊も要塞主砲も備えてる巨大要塞が射程圏内にいきなり現れて、パニックにならないのが素晴らしいな。一度は誰もが考えたものなのかな。
作劇の都合だとは思うけど、イゼルローン回廊を飛び越えることはできなくても、イゼルローン要塞の向こう側にワープアウトするってのはできなかったのかな。イゼルローンが直径60kmだから、200kmくらい向こうに飛べれば行けたんじゃないかな。光年単位でワープしてるなら、誤差の範囲だと思えるんだけど。色々台無しだからやらないね。はい。
イゼルローン要塞の向こうは大きく蛇行してたりするのかもしれないし、その辺りの航路図は帝国側にもあるもんね。手前のいいところにワープアウトするのがベストだったんだな。うんうん。
一度捕虜交換の使節が来たこともあるもんね。要塞じゃなければ、何らかの平和的交渉だと思えたかもしれない。
我々の知る要塞とは様相が違います、のところ。メルカッツが一度目を閉じてるの、記憶の中をたどって確認してたのかな。
要塞そのものをワープさせる発想は大胆でも、技術自体は新しくはない。そういうものか。単にスケールアップしただけのもの、しかも呆れる方面で、って言ってるシェーンコップを、キャゼルヌがにやっとして見てるのいいな。悪友感ある。ふと気付いたけどキャゼルヌ先輩の方が年上なのか。
キャゼルヌ先輩、留守を任されてるもんな。先輩の言葉をみんながじっと聞いてるのいいな。でもって、それぞれ立ち方、話の聞き方、色々個性が出てて好き。ポプランがふーんって顔してるのも、グエンが顔をキャゼルヌ先輩に向けるのも、ナイス。そしてブルームハルトが何かめっちゃ可愛い。これは絶対ベビーフェイス隠すためのヒゲだって。造形がかわいいもん。
盛大な花火。おい!
ムライさんが、またこいつ不謹慎なこと言ってる、みたいな顔してシェンコをちらっと見て咳払いするの、めっちゃ好きなん。シェンコの視線の動きとか含めて細かいわ。
ヤンの期間まで最低四週間。長くはなっても短くなることはない。
それを聞いてるオペレーターたちの表情が固くなるのな。不安よな。トゥールハンマーがあるから無敵!とか無邪気に言ってられないのは、ある意味ヤンがそれらを出し抜いて要塞奪取を成し遂げてしまったからな気もする。
主砲があっても、それを使わせないようにさえできれば、どうとでもなるんだって。それが難しいことではあるんだけど、不可能ではないと証明してしまったんだものなあ。
ヤンがいるのといないのとでは、彼らの安心感は雲泥の差がありそう。
パトリチェフとムライさんのやり取りに和んでしまう。
緊迫した状況ではあるんだけども。パトリチェフがムライの小言でちょっと眉を上げつつ笑ってるのも、いいな。この二人の関係性もめっちゃ好きなんだよなあ。先生と生徒みたい。他の人たちもだけど。
ムライさんの状況把握の的確さもさることながら、実はメガネがおしゃれ。
一斉にモニタに向き直るのではなくて、バラバラに個人差があるの、めっちゃらしい。
ハイネセンに通信、で、右下にいるオペレーターが目で振り返ってるのもいい。この一連の流れ、イゼルローンの結束みたいなものがふわっと感じられて、好きなんだよ。不安と緊張と衝撃の只中にあるはずなのに、それでも。
ヤンの不在を帰還まで隠し通すこと。それをまず第一の絶対条件として掲げるキャゼルヌ先輩、わかってる。それに対してムライさんが無言で頷いて「お墨付き」を与えるのも大好き。
イゼルローンは本当、温かいなあ。慣れ合ってるとかそういうのでもなくて、緩やかな情と連帯感が自然と育まれてそうなのが優しくて好き。
辞表をお守りに
ヤンが帰ってくるまで何とか持ち堪えるぞ!ってイゼルローン組が言ってる一方その頃、ヤンは辞表を書いていた。おーーーーい!!!!(笑)。
書き殴ったような「Resignation」の文字。捕虜交換式典の時のサインはもう少し違った筆跡だった気がするから、多分イライラしながら書き綴ったんだろうなって。
ああ、胸に仕込んで行ってしまった。あとは出すだけ!!
ヤン本人を思えば出しておしまい!って言ってあげたいけど、要塞側をみると待ってー!!!って言いたくもなる。頑張れ、ヤン。
フレデリカさん、ちょっと強引。普段の彼女ならそう言った強引さは出さないだろうから、それだけ焦燥があるということだよね。原作だと旧知の人が手引きしてくれてたけど、今回はなし。ちょっと惜しいけど仕方ないね。KYな感じでちょっと面白い人ではあったけど。気になる人は原作を読んでね。
偶然が味方してくれてビュコック大将に会えたよ!良かったね。
ビュコックおじいちゃーーーーーん!!!!!!(心のうちわを振る)
ビュコックさん、出てくるたびに好きメーターが上がる。とっくに限界突破してるけども。大好きだ。
ビュコックやクブルスリーには知らせんなよって言ってきてたもんなあ。それもあって苦渋の決断だったのよな、フレデリカさん。
軍部と政府の対立になることはない。軍部が一枚岩になることはないから。遠因はクーデター。もう、色々辛いな、フレデリカ。
ビュコックの表情芝居が大好き。瞬きする時に、皺とか眉とかまで動くやん?すごく細かく動いてて、見入ってしまう。
無論、わしは少数派さ、のところの表情がまた絶妙で大好き。お声もちゃめっ気もあってでも硬いところもあって、素晴らしいと思う。石原さんから中さんに変わってんだけど、どちらも素敵よな。(中さん、シェーンコップのおじいさまもやってはったんだ‥!ってのを今知りました)
フレデリカを前にして、こういう話をするの、ビュコックもしんどいだろうなあ。でも事実だし。それに彼女に罪はないと思っているからこそ言えることでもあるとも思う。ファイフェル(だよね?)が傷ましそうな表情をしているのも来る。ガティのことを思い浮かべてたりもするのかな。内部からクーデター賛同者を出していることも、何らかの心痛になってるんじゃないかな。恨みとかじゃなくて、なぜ、という心境において。
沈んだフレデリカを掬い上げるような、少しおどけたような返し。おじいちゃん‥!!!(泣)。
ビュコックさんの表情、声音、すべてが最高でたまらぬ。
何だろ、この格好いいおじいちゃんは。メルカッツさんのかっこよさともまた違う。親しみやすさもあって、素敵な人だ。(メルカッツさんの渋かっこよさももちろん大好きさ!)
フレデリカさんもしっかりしてる。不敵に笑って見せるあなたが好き。
聡明で強くて、最高だぞ、フレデリカ。
見てくれ、この優しい眼差し。孫を見るおじいちゃんの目じゃないか。
ファイフェルとマシュンゴが顔を見合わせて笑い合ってくれるのもとても好き。上官同士だけでなく、部下同士も何か通じるものがあるのかな。
これだけ良い人だからこそ、巻き込むことを躊躇ったのかな。それを笑って退けるビュコックさん、最高。
あの若いのが好きでな。うん、知ってるー(にこにこ)。若いのの方もおじいちゃんのこと好きだと思うよー。
細かい表情変化、ここも好き。しまった喋りすぎたって顔したあと、ちょこっとイタズラっ子のような顔をして、内緒だよってウィンクかましてくるおじいちゃん。こんなんハートを撃ち抜かれないわけなかろう!!!!!???(よくわからないキレ)
フレデリカとビュコックのやり取り、何万回でも観たい。かわいい。たまらん。
緩急が最高。舌打ちいただきました!
忌々しげな表情といい、口調といい、もう!!好き!!
フレデリカの凛とした「覚悟はできております」。かっけぇ‥!!!
この直向きさは応援したくなるじゃろ。素敵だよ、デリカさん。
ファイフェルに指示を出す声、次の一歩を示す声、かまわんよって笑う声。全部最高でどうしてくれよう。
ビュコック夫人‥‥!!無言だけど雰囲気だけでも伝わる、人の良さ。音ありで聞きたかったな。どんな感じかな、ビュコック夫人。ビュコック夫妻の会話めっちゃ聞きたい。今後に期待。どこにでもぶち込んでくれ!!(???)
道路の走行も、車がちょっとずつそれぞれのスピード違う?自動運転だから大きく変わることはないんだろうけど。
ヤンの醜聞というか、疑惑記事、かな。
生成AIがあったらもっとドギツイの作られてそうだなと思うと、この世界はむしろ平和な気すらしてしまう。ええ。嫌だな‥。
同盟の腐敗
レベロ、下野したわけだけど、今の職業は何だっけ?
エドワーズ委員会の件、レベロはどこで「真実」を知ったんだろ。揉み消される前の情報を知っている人がそれなりにいるなら、隠蔽できない気もするけど、直接見ていない人も惑星単位でいるし、事なかれ主義でデモ自体を重要視していない人たちからしたら、わからないことなんだろうな。
わしも現代日本でこういうことが起こったとして、何を「真実」とするかの裏にあるものまで自分がたどり着けるとは思えないんだよ。どちらの言い分も怪しいとするくらいが限界で。
レベロの話に戻そう。エドワーズ委員会に何らかの形で協力してたのかな、レベロ。彼ならあり得そうだなと思う。真面目だし。あるいはまともな報道をしようとして記事を潰されたライターたちと繋がってるとか。
記者、欠伸すな!!!ちゃんと聞けよー!!!!
こういう不公正な状況、絶対起こるよな‥。前線に送ることをよしとした1%の有力者を称えるのも違うとは思うけども、少なくとも公正であろうとしたんだろうな。
デモ隊、本当いろんな人がいるなあ。
公正を求めている人たち、特権を持った人たちが公正の輪に入らないのはゴールデンバウムのやり方だ、と指摘する人たち。その道に抗ったからこそ建国された自由惑星同盟という国が、建前すらも無視して結局帝国と同じ状況に陥っている皮肉。
出たよ、憂国騎士団。こんなマスク被って過剰な暴力を奮う奴らが野放し(ってかトリューニヒトの子飼いな時点で、トリューニヒトを評価する道は未来永劫ない)な国、怖すぎる。それを警察が取り締まらないのもまた‥。警察まで欠伸してるよぉ‥‥‥。
警察の中にも何で憂国騎士団に手を出しちゃダメなんだよって不満そうな人もいれば、自分には関係ないもんって顔してる人もいて、暗澹たる気持ちになる。警察も警察で一枚岩ではないのは当然だと思うけど、それでも抗える人もいないわけで。
いやああああああもう、見てるだけでぎりぎりするよぉおおおお!!!!!
同盟の民主主義は危機に瀕している。うん、そうだね、レベロさん‥‥。
続・査問会
辞表装備したヤンが、出席しております。内心いつ出してやろうかわっくわくしてんじゃないかと邪推してます(笑)。そのくらいのタチの悪さは備えてると思うよ、ヤン。わし、ヤンのことを全く清らかだとは思ってないし、そこがむしろ魅力だと思うんよね。決断において善良ではあるけど、性格が良いかと言ったら素直に肯定するのは迷う感じ。性格が悪いとまでは言わない。ただ、良いと断言するには憚られる。性格が良い、ではなくイイ性格、というのならば大いに首肯する(笑)。
最前線で戦っている司令官に、戦場に行ったことのない学者が偉そうに何かを説けると思ってるのが、オリベイラの度し難いところ。TLで以前見た、オリベイラは結局自分の発言に対して何の責任も取らないところが一番卑怯だという意見に大いに頷いたなあ。言いたい放題、高邁な理念だけは偉そうに語るけど、自分は実践しようとは絶対しないんだよな。ヤンとて別に本当に前線に立てと言ってるわけではないんだけど、その覚悟もなければそういう場所に他人を追いやっているという自覚もなく、ただただその死を戦いを素晴らしいものだと言ってのける精神性が、救いようがない。
そのグロテスクさがわからずに、前線に立場OKとかいう理解をして、ヤンの言葉を現実に適用しようとしてる人を見るたびに溜息が出る。ヤン、そんなこと言ってないのに。本当、銀英伝を知らない人に向けて、自分の解釈で登場人物のセリフを喧伝していくのやめてほしい。わかっている人ほどそういうことしないから、余計に誤った解釈で拡散していくのが、見てて辛い。
ダメだ、脱線した。
ヤン、ちょっと隈できてる?もしかして辞表、徹夜で書いた?何回か書き直してそうだしなあ(笑)。
疲労が滲んだ顔で、しらーっとしてるの、面白。
命のやり取りを、その重さを背負って決断することを、「手段」だと。
っっっっっはあああああああ??????
他人の命だからってこいつは本当に‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥。
ホワンさん、一応聞いてはあげてるけど、何だこいつって思ってそう。というか、マジでオリベイラは何でここにいんの????ホワンさんも立場的には何で?だけどもさ。
ポンティのこの、上質な音楽を聴いているが如くの傾聴っぷり、腹立つぅうう。デコピンしてやりてえ。首元がみゅにゅっとしてるのがやたらリアルで‥‥引っ張ってちぎってやろうか!?前髪のちょろんがぴょこんって揺れるのがなんか可愛くて腹立つ。
いや、戦争で命を落としてなくても、身内を戦争で失ってなくても、信じませんよ、こんな言説。
辞表という伝家の宝刀を手に入れたので、我慢する気ゼロ。ここまで付き合ってやったんだからもうええやろ感満載の、反撃開始。
静かに、淡々と、しかし、鋭さは計り知れず。
査問委員たちが聞いてるヤンの声は生じゃなくてスピーカーを通してるんだなってわかる音響の付け方、好き。
ホワンめっちゃ笑ってるww興味本位っぽい感じでここにいたわけだから、元は取れたんじゃないかなあ(笑)。
ヤンの舌鋒が鋭すぎて、切られたこともあまりわかってないよ、この人たち。
「それ以外のものに聞こえましたか?」
のおちょくり方。最高だ(笑)。
鈴村さんのヤンの解釈、素晴らしい。超然としつつもどこか子どもで、変なところで融通聞かないし、でも怒りをそのまま表に出すような単純さも持ち合わせてなくて、複雑で単純で、ヤンの魅力がごりごりに詰まってて、たまらんな。
ヤンが全く怯まないので、怒鳴るだけのやつになってる小物ポンティ。
はっはっは。ざまーみろ(口が悪くてすまんね)。
いいぞー!!辞表を叩きつけるべき時は今だー!!!!!
あああ、ああ、あ・・・。
せっかく辞表取り出したのに、緊急事態発生(笑)。
ぺっしょりしちゃったじゃないか、ヤン。かわいそうにww
ビュコック提督の元にも同じ知らせが届いてるよ!
ヤン、もうちょっとの辛抱だ。って態度悪!(笑)。めちゃくちゃヤンらしくて笑ってしまう。欠伸くらいするよね。こんな茶番に付き合ってあげたんだもん。
あ、電気ついた。
決まりが悪いからか、上官たっぷりにイゼルローンのひいては同盟の危機を伝えるネグロポンティ。うわっ滑りしてて笑える。姿勢を正したまえって言われたのに足組んだままだな、ヤンw
おちょくりまくるな、ヤン。本領発揮しとる。
今まで散々いびってきた相手に、厚顔無恥にも命令できるの、スゴイなあ。
無言の攻防好き。怒るでも不機嫌でもなく、普通のトーンで「わかりました」って返すヤンが好き。皮肉がたっぷりだけど、少なくとも同レベルに堕して怒ることはしない。
暗におまえらのためじゃないけどね、って言ってんだけど、ポンティとかわかってなさそう。行ってくれるならよしってか、そこまで頭回らんのだろうな。
君は自由だ。
つまり今までは自由じゃなかった、自由を奪っていたと自ら白状してますが‥??ダメダメポンティ。
言質を取って、退出。失礼させていただきます、の笑いを含んだような声。呆れも含んで、やってられっかって怒りもあって、笑うしかない見たいん感じ?
厚顔無恥二回目。
ダメ出ししまくった相手に対して、手のひら返してミラクルヤンとか言っちゃう。本当にこいつは‥。
「できるだけのことはしますよ」のトーンが低くなってるのもすごく好き。
「わざわざこの時期を選んで」ってのは、何らかの裏があると踏んだのかな、ヤン。多分それはポンティには伝わってないところなんだろうな。
原作読んでたら、結構早い段階でフェザーンの介入に意識を向けてたな、ヤン。
そう、救国の英雄様だね。
本人はそんな呼ばれ方するのは全く望んでないけども、少なくともここにいる連中よりもはるかに直接的に「守って」るんだよなあ。命を奪っているわけなので、それ自体を賞賛する気は全くないけど、それでも、その重みを背負って対峙してるのはヤンであって、この人たちじゃない。
ホワン、色々わかってても、止める力は持たない人なんだろうな。でも、ちくっとする言葉は投げられるほどの位置にいる。これだけ反目し合いそうな考え方してるのにこの場に入れるのは、よほど一目置かれてるか、人間関係の構築の仕方が上手いのかな。
ホワンって多分長年議員をやってきてるんだろうと思うんだけど、何というかめちゃくちゃまともな自己相対化能力を失ってなくて、すごい人だなと思う。権力の近くにいれば、全員が堕落するのだとは思わないけど、それでもすごいな。逆に彼自身もそれほど清廉な人間ではないからなのかもしれない。それを自覚しているからこそ、色々見えている人。そんな気がする。
そういう議論より、って一刀両断できるのもホワンの強さの一つなんだろうな。めちゃくちゃ現実的なところに視点がある。
ロックウェルもオリベイラも、無言でネグロポンティを見るの、ひどくない???いや、オリベイラが辞表を出したところで何にもないんだけどもさ。
自分たちもしっかり参加しときながら、自分たちは責任負う気ゼロだもんな。そりゃ口で何とでも言えるわ。自分は何もする気ないもんね。
はあああああ。
ひとまずおかえり!!
フレデリカ、ビュコック、マシュンゴ、あの連絡を受けたあとすぐにここに来て、待っててくれたのかな。出迎えが気心の知れた人たちで、安心するよね。おかえり、ヤン!
車中の会話、もどかしいほどに不器用な二人だな。にこにこ。
「ありがとう」にこもった穏やかな感情だけで胸がいっぱいだな、フレデリカさん。でも副官として、という立場を崩さないのがまた最高なんだよ。
ビュコックさんの、こんなところかあって言いたげな顔(笑)。
キャゼルヌ先輩は一分一秒でも早く帰ってきてほしいと思いますが!?(笑)。まあうん、頑張れ、先輩‥‥。
去就すらも指示を仰ぐなよ。自ら責任を負えー!!!
トリューニヒトのいやらしさ全開。「わかるね?」じゃねえよー!!!!
レストラン、閉店後だったけど融通きかせてくれたのかな。というか、食事後にレベロが合流したっぽいな。
レベロの疑念は多分尤もなんだよなあ。
わしらは神の視点でヤンの政治嫌いや、独裁教唆を跳ね除ける強さを知っているけども、それはレベロからは見えないし、本人の性質よりもむしろ、声望がヤンが望まない地位に押し上げてしまう可能性すらもあるんだもの。
読者側にだって、ヤンを無責任だと詰る人がいるんだよ?本人の意思を曲げてでもやらないと無責任なんだって。何でやねん。ヤンのあれこれを読んでなお、ヤンが独裁者になればよかったのにとか言ってしまう人がいる以上、何も「読めない」一般大衆が、権力に近づくことすらも嫌がるヤンを、むしろ憎悪してもおかしくないだと思う。わたしたちを救える力があるはずのあなたが、わたしたちを救わないなんて!って糾弾されるんだろ。嫌だな。めちゃくちゃ嫌だな。
レベロは民衆の身勝手さがヤンを攻撃する方ではなくて、ヤンを祀りあげる方を心配してるけど、わしは前者の方にこそリアリティを持つなあ。期待を裏切られると、人は攻撃に回るんだよ‥怖いね。
とにかく、外側から見ればレベロの懸念はわかる。政治への不信が急激に高まっている時に、「英雄」がいる、しかも中央から距離的にも離れ、実態が容易にしれない。武力も持っている。去年に実際クーデターも起きている。もしヤンがクーデターの主犯になった場合、それに抗し得る戦力は、同盟には既にない。ヤンが同盟のために精鋭を集めれば自身の強化を疑われるの、めちゃくちゃ皮肉。
ルビンスキーの手のひらの上、ということなのかな。いや、彼はその状況を看破して利用しているだけだから、ルビンスキーが全てというのとは違うんだけど。上から描いた絵の通りに、進むように見えてしまうよなあ。
流石にルドルフになるかもとまで言われちゃあなあ。
レベロさん、真面目すぎるよ。あなたの前にいるのは、先鋭化するほどの正義感も強くないし、責任感もないし(辞表提出未遂してます、その人)、適度に不真面目な人だよ。ルドルフのような世界を自分が背負わなければならないというような責任感とは無縁の人だし、もう少し信じてくれていいんやで‥‥。
ヤンが真剣な質問をする時の声音がとても好き。
レベロが公正な政治家だったと知っているからこそ、この人でも自分を「見誤るのか」と感じてしまったような、落胆とは違うんだろうけど、何かしらのもどかしさみたいなものが滲み出ていると感じる。
祈る前に信じてよ。
なんて言えんだろうな。
しんみりしたところで出待ちポンティー!!!
来るな、おまえはもう!!!!
レベロは一緒に帰ってこなかったんだな。レストラン側にお礼言ったりしてるのかな。
腕ぎゅってされてそこに向けたヤンの視線の冷ややかさよ。
ネグロポンティの心臓は鋼ですか?
無理やり握手したところでそろそろいい加減にせえよおまえって感じで出てくるマシュンゴの威圧。怖い。でも引かないポンティ。やはり心臓鋼コーディングか・??
後ろからでもわかる、手を離させようと力を入れているのが(笑)。
あ、やっと振り払えた。汗が散るのめっちゃいやぁああ。ポンティ必死すぎるよ。この後ヤン、手めっちゃあらったでしょ(笑)。
ヤンの冷たい声、かっこええね。
何だかんだ言って、命令しなれている立場の人なんだよな、ヤン。感情隠すの上手いし。カッコ良い。
ダメ押しポンティ。本当情けなさと小物っぷりがいっそ笑える。
上滑りするような、陶酔しているような感じの浮ついた声、最高だな。めっちゃポンティ。いい声なのにイラっとする。そういう演じ方をされてるのが絶妙でたまらぬ。
エレベーターが長ーい。立っているだけとは言え、上から見たら恐怖心に駆られそう。
ハイネセンはもう見限った、ということになるのかなあ。
元々商船で暮らしてきたヤンだから、土地に対する愛着はあまりないだろうし、自分が大切だと思える人たちがいる場所こそが、家なんだろうな。
間髪入れずにツヴァイヘンダー起動!!
あ、ここにファイエル入ってたんだ。劇場の時はここにはなかった気がする。また今度章立ての方も見てみよ。でも話数区切りが先だから、ここに入っているのが所謂「正」なんだよな。ふむ・・・?
要塞対要塞。
いよいよ始まるよー!!!!!!!!!!!