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【感想】銀河英雄伝説Die Neue These 29話「はばたく禿鷹(ガイエ)」(3rdシーズン 激突 ep5)

新キャラ登場!

いきなりお腹の出てるえらそうなおじさん出て来たね。
アントン・ヒルマー・フォン・シャフト。これでも科学技術総監。他人を蹴落として手に入れた地位だとは言え、ここまで上がってこれるのもそれはそれですごい‥‥のかな。あるいは実家がめちゃくちゃ影響力のあるお家なのかもな。貴族だし。

野心と闘争心によって今日の地位を築いたと言われている、と言われちゃってる(笑)。
この映像で、前から来た階級下の人たちが横によって敬礼するのに対して、答礼すらしない傲岸不遜な感じが、ああ、こいつはそういう感じのやつなのなってのをしっかり入れてくるのがニクいぜ。
え、何あいつ。元帥閣下に何の用だよ、みたいな視線の人たち‥笑。
やだよね、あんなのを元帥閣下に近付けるの。

インターホン、あるんだ。ノックの時もあるけども。
来客などの予定がある時はノックで、アポイントなしはインターホン対応?
ヒルダの執務机があるのは宰相府?いや、でもリュッケがいたから元帥府だよね。うんんん????資料集ーーーーー!!!!!!!

シャフトの名を聞いて、少し目が揺らぐラインハルト。
決して好いてはいなかった。不機嫌そうでも超絶美人なラインハルトさま‥‥。それでも15分だけ会ってあげる優しさよ(優しさか?)。
嫌いだから、で会わないという判断をしてはいけないと思っているんだろうな。真面目だ。好きだ。
コーヒーまで出してあげて。優しいね。いや、15分で帰す前提だから飲むなって意味か??(笑)。自分が飲みたかっただけかな。

シャフトのお腹ぽっこりが妙にリアルなのがすごく嫌(笑)。ごめんな、シャフト。

お話し聞いてあげて、要約までしてあげて、つまんなそうな声ながら指摘までしてあげる。シャフトごときにサービスが過ぎるのでは?ん?

成功の条件を説明する声、熱がないから吐息混じりになってるのが、そこはかとない色気を醸し出しておられる。由々しき事態じゃ。キルヒアイスー!!!!!

シャフトの喋り方イライラするわあ‥‥。屋良さんのキャラ付け、完璧やんね。無駄に誇張したような抑揚をつけた話し方、癇に障る。
これ言ったら閣下絶対乗ってくるやろ!みたいなノリで、見事にラインハルトの逆鱗を的確にブッ刺しに言ってるの笑う(笑)。
よく瞬間的にブラスター抜かなかったな。ラインハルトが熱を持たない状態になっていたことがシャフトの命を救ったのだな‥‥??

それにしても固有名詞の強調の仕方に癖がありすぎるぞ、シャフト。

因縁浅からぬもの。あ゛ん!?みたいなお顔されてますが??気付かない??気付かないのか、シャフト。やはりその鈍感力がなければ、野心と闘争心でこの地位まで登ってこれないのかな。いや、致命的だろうに‥‥。

「最後まで聞くだけ聞いてやる。言ってみろ」
くだらん作戦だったら分かってるのだろうな、って副音声が聞こえたんですが、気の所為ですか?この表情のラインハルト相手に、よくご高説を垂れる気になれるな、シャフト。度胸と鈍感力と野心はすげえよ。

(パズルと比べるとOPの諸将集合の場面、格段に明るいな!?RGBとCMYKの差か‥?)

切り捨てるものだと思ってた。うん。わしも。
理由がないからね。ラインハルトはそういう人だよね。気に食わないからって即切り捨てたりはしない。どうでもいいと思う気持ちもありそうだけど、自分の気分や機嫌一つで決めてはいけないと言う自戒を、貴族たちを反面教師とする以上は持っておかないとだしね。気質的にそうであるというのもあるだろうし。

不機嫌美人‥‥(二度目)。

オベ、後ろで手を組んでるの、キルヒみたいにがっしりと手を結んでるよりも、ふわっと手を重ねてるだけなの、地味に好き。

任に当たらせる人員にケンプを推されて、承諾するラインハルト。
不機嫌顔からの微笑み。微笑み‥‥。
オベ、鉄面皮でよかったね(???)。

イゼルローンでの敗北の雪辱を果たさせてやろう。
心の底からそういう意図というわけではなさそうな言い回し。失敗しろとかそういう話でもなくて、それすらどうでもいいと思っていそうな感じというか。雪ぐことのできる失敗でおまえはよかったよな、みたいなネガティブ寄りの思考が1mmくらい出て‥ないか?

ファーターおかえり!!!

丁寧にケンプ家を掘り下げてくれるノイエくん、大好き!!!!(歯軋りしながら)(本当に大好きだよ)(でも、でもさあ!!!!!)

ワルキューレの一搭乗員から提督になり大将。すごいな。すごいよ、ケンプ。真っ当な向上心があったからこその、今の地位。ラインハルトの麾下にいると言うことが既に「優秀」「有能」の証であり、時代の変化にも能動的に関わっていく柔軟性も持っている。
目が意外とつぶらでとても可愛い。大きな体が安心感ももたらしてくれて。
めちゃくちゃいいキャラだな、ケンプ。キャラデザも大好きだよ。

イザークもフランツも可愛いね。セーラー着てるの、少年っぽくていいな。
でも、これはどういう経路で文化復古したんだろ。ルドルフの趣味か!?(笑)。いや、ハルトさまは普通にシャツだったから、貴族文化的なあれではないとしたら、ルドルフはあまり関係なさそう。ルドルフは、自分が気に入らないものを排除することはあっても、全部を確認してるわけでもないだろうから、貴族文化は自分の好みで固めて、平民からは気に入らないものだけを取り上げ禁止してた‥んじゃないかなと思ってる。となると、セーラーはやはりどこから来たのか謎?かわいいからいいか!いいね!!(笑)。

子供の目線に合わせてから、いい子にしてたかって聞いてくれるパパ。ケンプパパ‥大好き。子供に対しても優しい目をしてたけど、奥さんに声をかけてからさらに眦が柔らかくなるの、最高に好き。この細かな表情の移り変わりを、繊細な絵の力を、愛でずしてどうする。

くつろぎ体勢でもネクタイまで絞めてるの、すごいな。部屋着でだるんだるんなわしからは考えられない。本当に休めてる?ねえ?

徽章かっこいい。敵をいっぱいやっつけたから貰ったご褒美。
名誉の裏に敵の死が折り重なってるのな。戦争だから当たり前なんだけども。作中人物が全員それに対して自覚的で苦悩してくれとは全然思わないけど、見ている自分はそこを忘れたくないと思う。

子供の無邪気さも含めて、色々考えさせられてしまうんだよ。
仕方ないんだよ、このご時世だから。

あなたが毎日帰って来てくれるのが嬉しい。
戦いに出たら月単位で帰ってこられない時間ができるんだもんね。リップシュタットの時も何ヶ月もいなかったんだし、その前のアムリッツァでもか。
ケンプはケンプで子供成長を逐一見ていられない寂しさもあるんだろうけど。
毎日家族の元に帰ることができる生活より、戦場で武勲を立てたい、と思ってしまうところ。ロイエンタールとミッターマイヤーに先を越されたことが、よっぽど焦燥になってるんだな。ケンプ、目の前の家族を見てあげてね。

夫の焦燥がわかるからこそ、そこへの不満や寂しさは口にはしない、奥さん。いい人だなあ。この素敵な人を、悲しませるようなことはしないであげてくれ、ケンプ。
子供達の相手をするケンプを好きと、家族の中にいるケンプを肯定して笑ってくれるの、愛だなあ。ちょっと困ったように微笑み返すケンプも素敵だよ。

翌日、元帥府。

リュッケが走り寄ってくるとこ、好き。リュッケがケンプを慕ってるからこそ嬉しくなっちゃったっぽい。その癖対応はめっちゃ冷静なのが可愛い。
ちゃんと元部下の人事把握してるケンプ。いいね!

ミュラー!!最若手だから真っ先に来てる。えらいぞ、ミュラー。
張り切っちゃったのもあるのかな。野心は持ってるミュラーが好きなので、呼び出されて張り切ってるというのもあってほしい。

ケンプ、入って来て自分だけじゃなかったんだということに、ちょっとの落胆を覚えてそうなのと、二人で見える理由を考えてそうな思案顔。心情が読み取れる表情がしっかりついてて、素晴らしいなと思う。

ぴって敬礼する所作、軍人ぽくていいな。
え、何でこいつ隣に来たん?そもそも何でいるん?みたいな顔してるケンプさん☺️

やっぱりラインハルトの声には熱がないな。
心情が偲ばれて苦しい。キルヒアイスが隣にいれば、例えシャフトの提案に端を発したことでも、有効な手である以上、彼と語り合っただろうし、もっと熱も入っていたはずなんだよ。ねえ。胸元にいるのに。

シャフトの咳払いがわざとらしくて、それも含めて嫌なやつで最高。悪人とかそういう意味ではなくて。好きになれないやつという意味で。
シャフトの熱弁始まったけど、多分帝国軍人にとっては当たり前の認識でしかないことなんだよなあ。今更そんな熱入れて語られましても、分かってますが?って言いたいけど言えないわな。弁えてる二人、がんばれ(笑)。

もう終わるかなって思ってから5倍くらい長いの、本当にシャフトこいつ‥(笑)。
挟まれるハルトさまが美しいのと、ケンプとミュラーのやれやれ顔の違いを楽しむしか‥。だってシャフトの声も言葉も耳を上滑りしてしまうんだもの。脳味噌に届かない‥。何ということだ。

「これが何かご存知かな」
の試してる感というか、何というか、声の顰め方とか含めて腹立つぅうう。最高にシャフトっぽいけど(から?)腹立つ。声優さんってすごいね。シャフトで浮きまくってるからこそ成り立つ。

そのまま話し続けるシャフトに、まだ続くんかいってやれやれ顔するケンプ。わしもケンプと同じ気持ちだよー・・・。
恐ろしいことにまだ帝国内の常識を話してるだけで、本題に一切入ってない。話が、長いぞ、科学技術総監‥。

ハルトさまのつまんなそうな顔。興味なさすぎて無になってる。いや、一度話は聞いてるからこそ、ケンプやミュラーの反応を確認してるのもあるのかな。あ、目閉じちゃった。

要塞をして要塞にあたらせることである(ドヤア)。

提督二人とも何言ってんのこいつがさらに顔に(笑)。ミュラーが無言で首振ってるのも妙に好き。

1万光年の距離をワープ。すげえな。
それでもイゼルローン回廊自体を飛び越えることはできないのな。あれ、長征一万光年じゃなかったっけ?シャフトの誇張?それともハイネセンのやつはイゼルローン回廊を見つけるまでだっけ(後で原作確認しよ)。
いや、要塞をまず攻略して、敵の橋頭堡を無効化するわけだから、要塞だけ飛ばしてもあかんのか‥‥な?

そんなことが可能なのですか!?って食いついてきた若い子に、にやりとするシャフト。しれっと指揮官の能力の方に責任おっ被せてきた。

長い話が終わったら、ようやくお目目開けてくれたね、ラインハルト。
ケンプもミュラーも横顔が凛々しい。ミュラーのぴょこんとでたアホ毛がかわいい。

司令官ケンプ、副司令官ミュラー。
イゼルローンを攻略せよ!
要塞対要塞の始まりだー!!!!


われらが双璧!!双璧!!

置いてあるお酒の銘柄チェック楽しい☺️ヴァルハラという名のお酒。こっちの感覚で天国的なものとして捉えていいんだよね?

メックリンガーさんがいない時はあまり弾かれないのかな、グランドピアノ。
海鷲、女性の給仕(?)はいないのではなかったのかな。ノイエだとがっつりいるな。全員実は従卒‥なわけないので、この辺の改変は、未成年を酒飲むところで働かすのが良くないという判断からなのかもね。
そんな中で絶対女性を入れずに飲んでる双璧や元帥府メンバー。ガードが硬い👍

大規模な作戦計画の指揮に双璧が当たらないことが不満な部下さんたち。「吾らが双璧」って言っちゃうその誇りと上官大好きダダ漏れっぷりが面白いね。愛され双璧、いいぞ!!
ビリヤードの球を揃えるロイエンタールの所作が美しい。かっこいい。
ノイエは手の描写がしっかりしてていいな。いや、欲を言えばもう少し、ほんの少しだけラインハルトの手は滑らかなシワの少ない質感にしていただいてもいいんですがね!?(笑)。

期待されてないとは思ってないさ。うんうん、そうだね。
「オーベルシュタイン総参謀長殿のご意向」敢えて丁寧にいうことで忌々しさが伝わってくる。ミッタマ心底オベとソリが合わなさそうだもんなあ。根本的に人への眼差しが違うし。
ミッタマは後ろ姿もかっこいい。

まっすぐ転がった2を、跳ね返った3が押し除けるように弾いてしまう描写。うん、ノイエくん‥好きだよ。


試すようにフェルナーに意図が分かるか問うオーベルシュタイン。
それにはっとして、きっちり意図を読んで見せるフェルナー。オーベルシュタインの試しはどっちだろう。フェルナーにわかる程度に自分の打った布石がわかりやすいのかというものか、フェルナー自身の見識のほどを見たかったのか。オベのことだからどっちもありそうだなと思えてきたな。

試されても、うっすら笑んで見せるフェルナーの不敵なところと、ちゃんと意図を正確に読んでいる有能さ。フェルナーらしくてめっちゃいいね。

流れるように外す義眼。そんなに簡単に取れていいの!?後、衛生的に大丈夫?オベのお手手が汚いとは思わないけども、コンタクトとか付け直す時もては一応洗うし‥いや、ここまでカジュアルに外せるなら、むしろ眼窩の内側の部分にもメカ部分があるのかもしれないな。瞼の中も外の扱いになって、内部には影響しないならこのカジュアルさも頷ける。
8話でもほいほい外して嵌め直してたもんな。
もし眼窩も機械なら、本当にメガネくらいの感覚でつけ外しができそう。

死者にはどれだけの名誉が与えられても構わない。
生者に対しては別。せっかくキルヒアイスというNo2がいなくなったのに、誰かがその座については意味がない。本当、オベはブレないなあ。
そのために双璧とラインハルトも個別に会ったりしないよう、裏で画策してそうだな。特にミッターマイヤーがラインハルトと接する機会があれば、何らかの話はしそうだし。ラインハルトの方が拒否したとしても、ミッターマイヤーの心境には変化が生まれるだろうし、大丈夫なんだろうかって疑念が大丈夫じゃないという確信に変わる。それだけで未来も変わりそう。変えて。変えてくれよ・・・。

オベ、淡々としつつも、ラインハルトを頂に置いた理想的な支配の図式を語るときには仄かな熱がこもってるのが、めちゃくちゃ好き。

権威とはただ一人が担ってこそ、至高たり得る。
専制を続ける以上、これは当然の思考‥なのかな。オベ、ゴールデンバウム王朝を憎んで滅ぼそうとはしてるけど、銀河帝国自体を打倒しようとはしてないんだよな。その辺りの匙加減が面白い。別に最上級の皇帝がいるなら、それで構わない。もちろんゴールデンバウム王朝の轍を踏むような方向にさせないために、いずれいろんなものをつくる算段はあるだろうけど、今はまだ途中段階だもんね。まずは権力の集中。理想的な君主へと、ラインハルトを「育て」あげることが第一。

ケープのハルトさま一層美人。ナレーションで語られる原作の地の文の辛さよ。二人で誓い合った野心を実現しないといけない。よりそう影を失い、片方の翼を失っても、牙は残っている。「いずれ折れ砕けるものであろうとも」やめろよぉ。そういう認識を持ってしまってることが辛いんだよ。
キルヒがいれば、そんな「未来」も粉砕して進めたはずなのに。
辛い。二十歳ちょっとでいずれ折れ砕けるものという認識の牙を、磨き上げるのか、一人で。一人のものではないはずの野心を抱えて。辛い。


ほのぼの日常に忍び寄る不穏

イゼルローンの説明から始まるよ!
帝国から奪取した人工惑星の要塞。
宇宙港素敵だな。二万隻の艦艇を収容できるの大規模すぎる。1000m級戦艦だぞ。直径60kmだっけ。でかい。というか人工惑星造れるの何事だよ、本当。帝国艦は上下にあまり幅がないけど、同盟艦割とあるな。ベースの設計思想の違いとか、何とかなるもんなんだね。拿捕された戦艦駐留したりもするかもだから、ある程度対応できるように造ってったのかな。
整備工場、同時に400隻だと、本気で激戦になったら修理待ちでえらいことなりそう。大規模な修理が必要なことは早々ないという、帝国軍の要塞依存の現れかなあ。

200万の同盟軍人とその家族300万人。
規模がすげえ。入植(という表現でいいのか分からんけど)するだけでもすごい時間がかかりそうだなあ。大きな森林公園、気持ちよさそう。
学校、商業施設、娯楽・スポーツ施設、この辺り、帝国時代のものをどれくらい使っていて、どのくらい新設したんだろうね。娯楽施設とかめっちゃ少なそうだしな、帝国時代。というか、帝国時代は家族連れてきてたりはしてない純粋な軍事基地だったんじゃかなったっけ。必要な施設がそもそも違いそうだね。

食を支える施設も、エネルギー施設も、設定細かくて見てるだけでも楽しい。飽きない。

民間人居住区と軍人居住区は、そもそも仕様が違うのだなあ。
オルタンスさんご飯美味しそうすぎます。食べたいです。イゼルローンフォートレスで復刻しないかなあ‥。
シャルロットめっちゃユリアンお兄ちゃま見るやん‥。かっこいいもんね。不可抗力だな。

キャゼルヌ邸も当然の如く帝国仕様と同盟家具っぽいアンバランスで構成されてるの面白いなあ。
ユリアンお絵描きもできるのすげえ。シャルロットも妹ちゃんも可愛いったらないね。ケンプ家の団欒もあたたかったけど、キャゼルヌ家+ヤン家の団欒もほのぼのしてて大変良い。1話の中で帝国の軍人家庭と同盟の軍人家庭、どちらも描写してくれるの、とてもありがたい。どちらにも当たり前のように幸せな暮らしがあるというのが余すことなく伝わる。辛い(結局辛いのか)。

ヤンおにいちゃまと呼ばれたい三十路。不満顔にならないで。可愛いな。
一生独身のまま社会に貢献した人のリストアップ数が減ってる(笑)。現実的な範囲に収めてきたので、このヤンならまじでさらーっとリストアップするな。本気が伺えてこっちはこっちで良いな。

もっと多く知ってるよ。キャゼルヌ先輩の揶揄いの時の柔らかな声、とても好きだ。意地悪そうな時も勿論大好きだけど。その辺り、ヤンがどう反応するのか大体読み切ってて声音も選択してそうで、やり手な先輩だぜ‥って舌を巻いてる。

真面目な話になると、しっかり声のトーンまで変わる。この辺りの切り替えが優秀さを自然と感じられていいな。

なんかこの回のヤン、前髪ちょっと短いな。散髪したてか?

冗談混じりに流そうと思ったけど、先輩は本気だぞ。ちゃんと聞きなさい、ヤン。面倒臭いのはわかるけど!!けど!!!
先日のトリューニヒト邸の政治家どもの勝手な危機感と敵意があるからね。ヤンが気付いてないはずないのに何も手を打とうとしないの、キャゼルヌ先輩を筆頭に、周りから見たらハラハラなんてもんじゃないよなあ。

お絵描きしながらも(ちょっと中断?)耳を攲てるユリアン。わくわくしてる妹ちゃん可愛い☺️

ただの人気取りの政治屋風情だったら、とっくに失脚してるもんね。帝国侵攻作戦の時も無傷になる方を選んでるし、クーデターの時も地球教徒に匿われてたし。生き残る力の強さが恐ろしい。戦場で散った有能な提督たちがいればいるほど、それでも生き残るトリューニヒトの違和感が強くなる。どれだけ他人を死地に追いやっても生き残る。怖いよ。

後方支援の部門ならではの情報網とかありそうだもんな。作戦内容とか以外なら、軍備とかも含めて、キャゼルヌ先輩の方が情報早そう。ヤンは逆に十三艦隊内に味方をほぼ固めてしまってるので、外の情報はそれほど入ってこなさそう。ビュコックさんと個人的なパイプがあったとしても、ビュコックはヤンにはぼやかないだろうし。

「その時は辞表を出しますよ」
「嬉しそうに言うな」
このやりとり大好きだ!!

と思ったら畳み掛けるようにオルタンスさんがママ力を限界まで発揮し出して、陥落してしまう。「おねむの時間」で妹ちゃんをなでなでして、まだ寝たくないと主張するシャルロットに「だぁめ」。ぐぅ‥‥ママ。最高です、オルタンスさん。

「お姫様、お手をどうぞ」
照れもせずこれができちゃうユリアン、何!?何事!?
シェーンコップ少将(あれ、中将?)ならこんな時どうするのかなあとか考えてたら、わしが嬉しい。ナチュラルボーン王子様でも全然構わないけども。
シャルロットがちょっと驚いて、でもそのまま受け入れるの、将来有望だな(何が?)立ってちょっとだけ傾げてレディのお礼してるのもめちゃくちゃ可愛い。何だよ、可愛い人しかいねえな、この空間。

保護者には悪い友人が‥いっぱいいるねえ。この、私的な空間では軍人とかの階級、上官部下とかの立場を完全に取っ払っちゃえるのも、同盟ならではって感じがするな。帝国だとどうしても立場と人がイコールになってるところがあるから、私的な会話も局所的になりそうだし‥ビッテンとオイゲン、メックリンガーが私服でご飯食べに行ってたのが珍しいことではないことを祈るよ。

あと、ヤンが知らないだけでピーターという友達ができてたり、フライングボールのチームメイトはいたり、するのもとても良いなと思う。依存とかそういうのとは全く無縁な親子関係なんだなって気がして。
それに、多分本当にユリアンはハイネセン時代の学友とかとは連絡取り合ってないだろうし、司令官の養子という立場でこの場にいる人たちより腹割って話せる人がいるのかって言われたら絶対そんなことないと思うし。どこかで双方が遠慮するでしょ。ユリアンはヤンの立場を考えたら可能な限り品行方正で居ようとするし、自然体の付き合いがどこまでできてるかは疑問が残る。ノイエのオリキャラピーターが大好きなので、勿論友人ではあって欲しいとも思うけど、ユリアンの性格上、やはり素を出すのは難しいんじゃないかな。そういう意味では結局ヤンの言う通りでもあって。
直接見ていないし情報も得てないのに、本質はちゃんと見てるヤン。いいな。自分の立場がユリアンの交友関係を邪魔してると言う自覚もありそう。

あといい子なだけじゃないんですよって言えるのも多分キャゼルヌ先輩だけだろうし、いい子なだけじゃないって言うのを聞いて安心するのもキャゼルヌ先輩だけなのかもしれない。

リビングのテーブルに置かれた鳥籠。ちょっとだけ持て余してるだろう感が出てるな。お隣さんの押しが強すぎて断りきれなかったのかもしれない(笑)。

厳然として夕食抜きを言い渡す‥作ってくれるのユリアンだもんな。それも踏まえて自分だけ食べるとかできんよね。キャゼルヌ先輩が全て見透かして、自分も夕食抜きにしたんだろって言ってくるのいい。直接そうだと答えず、翌朝食欲があったことは事実ですよとか無駄な抵抗を試みるヤン、永遠にここは先輩後輩なんだろうな。可愛いったらない。
ほうほう、食欲がねえって揶揄う先輩大好き。

家庭人として完璧じゃなくても、子どもは育つし、不完全な親を反面教師にして自主独立の精神を育てる。ある意味厳しいこと言ってるけど、ヤンへの揶揄い混じりにフォローを入れてあげる先輩は、やはり優しい。ヤンが家庭というものへ何かしら思い入れを持つこと、それが引いては帰ることへの執着になり、戦場から生きて帰るための呪縛になると思ったからこそユリアンを連れてきてくれたような節があるからなあ、先輩。
遠くが見えすぎるあまり、自分の命に対する執着もそこまで強くないように見えてしまうヤンに、ちゃんと帰る場所を与えてあげたかったんだと思ってる。他の件に関しても、色々キャゼルヌは策士だ。

唐突に結婚しろとか言う先輩。ヤン、咽せるなw
戦争が終わってないのにですか!?今日一大きな声が出るヤン(笑)。
結婚する気はある感じがするな、わしには。相手も‥ねえ。うむ。ノイエの描き方、織り上げ方、好きだよ。

すぐ思考が人類の罪、引いては自分がしていることへの罪の自覚とそれに対する罪悪感が顔を出してしまうヤン。わかるがよ。

前線で直接人を殺してるヤンと、後方支援部門専門のキャゼルヌ。色々認識のズレや抱えてるものの違いがありそう。同じ軍人でも違う二人。分かり合えないとかそういうことが言いたいんじゃないよ。見えてるものに違いがあることが、こういうところでうっすら輪郭が見えるところが面白いなってね。

志を継ぐものがいたとしてもそれが血縁者である必要性はないと言えるヤン。最初は養子の受け入れさえ回避しようとしたヤンがよ?これはキャゼルヌ先輩の作戦勝ちな気がする。勝負ではないことは百も承知だけれども。

志なんてないよって見せてるヤン。本人どこまで本気で言ってるのかなあ。

戦略的撤退。逃げとるやないかい(笑)。
「ったく」ってぼやくヤン。かわいい。

ちゃんと椅子を引く動作が座るという動作に組み込まれてるアニメーション、いいね。
ヤンの双肩にかかってるものを考えれば、ユリアンに忠告するのは間違ってはいないし、頼られて嬉しいユリアンの気持ちもわかるし、当然っちゃ当然なんだけど、一方で子供に何背負わす気だよってのも思ってしまって。キャゼルヌも勿論わかっててそれでも言わずにいられないことだったのだとは分かっていてもね。結局命に優先順位を付けていると言うことになるので、しんどいな、戦争。

ユリアンの理解が早すぎて。君はまだ子どもでいていいんだよ。って言ってあげられないのが辛いね。

「いい人選をなさいますね」
明るく言ってるユリアン。事の重大さも分かってるんだよなあ。

なにしろあいつときたら、って言ってる途中で帰ってきたヤンに気付くあたりのリアリティというかお芝居のうまさというか、空気感の出し方が癖になる。
帝国の脅威がヤンを守る最大の盾な皮肉。

何も考えてないわけではない→本当‥?
トリューニヒトの玩具になるのはごめん→これは本心ぽい。

その辺りで一旦安心する二人だけど、ヤンのこれでいいでしょうって言ってそうな顔に、今言われたばかりで気を抜いてどうする僕、と自戒してるようなユリアン。この辺りセリフはないけど、後から戻ってきた時にどういう感情だったかはっきりしそうだな。
本当、何度でも何度でも繰り返し見るたびに意味が生まれるノイエ銀英伝、最高だぜ。

来週は「一本の細い糸」。あいつの出番だな!!
乞うご期待。

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