1人1宇宙
宇宙は1つではない
私たちは一つの宇宙の中で、無数の人間や動物、物事を同じように認識していると直感的に思ってています。
しかし、宇宙は私たち一人一人の中にある、つまり1人1つの宇宙を内包した存在だということが言われています。
現在はこちらの方がより確からしいようです。
今回は、この「1人1宇宙」とは何なのか、
またそれを知ることで私たちの生活にどんな影響を与えるのかについて考察してみます。
まず、「1人1宇宙」というのはどういうことかというと、
外側にある宇宙をを私達が見ているのではなく、私達の認識の中に宇宙が存在するのです。
どちらを主体とするかという点で、この2つは大きく異なります。
自分の外側に宇宙があるというのは、
宇宙が主体で私たちはその宇宙の参加者という立ち位置になります。
しかし、私たちの認識の中に宇宙があるという捉え方をすると、宇宙自体が私たちの創り出したものということになり、創造者という立ち位置になります。
どちらの視点でも、自分として存在し、現実を体験するという点で共通しますが、どのような立ち位置を取るかということが異なるのです。
そして、その立ち位置の違いが体験する現実を大きく変えます。
常識的には、宇宙は元々あって、そこに生まれ落ちた参加者のマインドですから、現実を大きく変えること難しいと思ってしまいます。
しかし、自分の認識の中で宇宙が存在する創造者のマインドであれば、現実を変えることはそう難しくいことではなさそうです。
自分の人生に対して主体的に働きかけるといった姿勢が、その立ち位置の違いにより変わります。
自分が宇宙を創っていると捉える方が、
より充実した人生を送ることができるのではないでしょうか。
他者の宇宙を理解する
これまでで、自分が自分の宇宙を創っているというと行く考えがあるというところまでは、
多少ご理解いただけたかと思います。
これと同様に、他者もその人自身の宇宙を創っている思考を持つと、人間関係の悩みは解決します。
人間関係の不和が生じている時、つい自分の認識を人にも押し付けてしまっています。
しかし、自分とは全く異なる宇宙を持っていると考えれば、自分の価値基準を押し付けることが人間関係を円滑に運ぶ妨げになることがわかると思います。
そして、自分の宇宙と相手の宇宙はどういった違いがあるのか、その人の宇宙はどういったルールで動いているのかということを理解するよう努めることができます。
相手の宇宙を理解するには、
どんな言葉を使い、どのように振る舞うか、どんな選択をしているか。観察してみることです。
無意識に行っていることほど、相手の本質に近いものです。
例えば、
説明が足りない仕事仲間がいるとして、
その人が誰かに対して「理解力が無い」といっているのを聞いたら、
その人は、理解力のない人に囲まれている宇宙を体験している可能性が高いです。
きっとイライラしていることでしょう。
となれば、それに合わせた対応をすれば円滑に接することができます。
相手の宇宙を理解するというのは、相手が望むこと、嫌がること、怖いこと、それらを理解することと同じことになりますので、1段階上の視点から見ることになり問題は解決するのは容易です。
どんな問題も1つ上の次元から見れば解決することができます。これはアインシュタインの言葉です。
私たちはそれぞれが、それぞれの宇宙を生きているということを意識しましょう。
そして、その宇宙はどういった宇宙なのか、自分の宇宙と他人の宇宙の法則をそれぞれ考えてみましょう。
その違いを理解し受け入れることが、人間関係が問題を解決することの本質的な手段になるでしょう。
最も、その他人というのは、あなたの宇宙の中の住人で、あなたが作り出した存在なので、
他者という自分を見ているだけということになります。
今回はややこしくなるので、それ以上は別の機会に触れることにします。