恐怖を超える

恐怖で行動が起こせない

わたしたちは挑戦しようとすると、
恐怖が湧いて来て行動を起こせないということがあります。

その度、
行動が起こせずに悲しくなったり、
悔しくなったり無力感を感じたり、

ネガティブな感情になってしまうものですが、
挑戦の前の恐怖は見方を変えると、
非常にポジティブなものです。

今回は挑戦の前の恐怖について考察していきます


恐怖の対象は「変化すること」


挑戦する時の恐怖は、

変化することに対する恐れです。

私たちの遺伝子の記憶は、
ほとんどが サバンナ時代を生き抜くために必要な情報を持っています。
今この記事を読んでいるあなたは、
文明が発展した後の生活しか知りませんが、
それよりもっと深い部分のあなたは、
対サバンナ用の機能を今も大切に持っているのです。

そして、行動に反映されるのは深い部分のあなたの影響が大きいです。

このためほとんどの場合、
サバンナ時代の生存戦略を取る行動をします。

その生存戦略とは動かないことです。

命を安全に保てる場所を見つけたなら、
できるだけ今から動かないようにします。

動けば 捕食者や気候などの自然の脅威にさらされるからです。

私たちは、
現在の環境と本能が想定する環境とのギャップで苦しむことが多々あります。

まず本能と現在の環境にギャップがあるということを知っておくと、恐怖を感じても、
そういうものなんだと達観し中立的な視点で見ることができます。

恐怖のその先に

あなたが深い部分で変化を恐れていることを自覚することで、気分をニュートラルにすることができます。

まずこの時点で、
恐怖というものに対してネガティブに捉えることがなくなっています。

これだけでも、
恐怖という感情に振り回され強いストレスを感じることがなくなるでしょう。


そして、さらに深く考えてみると、
そもそも恐怖を感じるということは、
変化が目の前にあるということになります。

変化するということは、
成功の可能性があるということです。

成功までの距離が短いから怖いのです。

それをしたら成功してしまうと本能がブレーキをかけてしまうのです。

私たちの本能にとって成功と失敗の区別はありません。どちらも等しく変化です。

このため、
成功も避ける対象になってしまうのです。

このことを認識すると、
挑戦の前に恐怖が出た場合、

「成功は目前だ」と思えるわけです。

怯えて震えていたのが、
武者震いに意味を変えるのです。

もちろん、高いところから命綱無しで飛んだり、走る車の前に飛び出すといったときに恐怖を感じても、動く必要はありません。

恐怖というのは「センサー」なのです。

何かが変わるということを教えてくれるのです。


その先の変化が、
自分にとって良いものなのか、悪いものなのか、

見極めて、
センサーをオフにして、

前に進むことができます。


恐怖はそこまでしか進めない合図ではありません。

何かが変わるラインの合図なのです。


このことを認識すると、
恐怖をポジティブに捉えることができ、
挑戦を楽にすることができるでしょう。


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