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育休生活に役立つたった1つの経験とは

 僕の8ヵ月に渡る育休生活も残り2ヶ月を切りました。復帰に向けて少しずつ胸が高鳴ってきているとともに、本当に幸せな育休生活だという余韻にも浸り始めた今日この頃です。

 今のところ僕の育休は大成功だと自負しています。もちろん妻のお墨付きです。今までの自分を見つめ、目標ができ、精神の安らぎを感じています。

 この期間が僕の人生のターニングポイントになったことは間違いありません。そう思えるくらい満足する育休生活を過ごすことができました。

 しかし、なぜこれほど満足のいく育休生活になったのでしょうか?

 僕の育休生活に役に立っていることとは何でしょうか?

 これから育休を取得したいと考えている男性が、今のうちから準備できることはないのでしょうか?

 そう思い、育休生活に突入する前に経験しておいてよかったことを考えてみました。すると、僕の人生の中のたった1つの経験が役立っていることに気が付きました。この経験をしておいて本当によかったと。この経験があったから育休生活も円滑に楽しく進んでいるんだと思います。とってもシンプルですが、その経験とは一体何なのかをお伝えしようと思います。


➣育休生活に役立つたった1つの経験とは

 育休生活に役立つたった1つの経験。それは・・・

一人暮らしです!


「はい、もう結婚してるから経験できませーん」

と、気分を悪くされた方。申し訳ありません!でも理由を聞けばきっと分かっていただけると思うので、ちょっとだけお付き合いください!!


 いや、経験しておいてよかったことを一生懸命考えてみたんです。ですが、やっぱり育休中の夫の役割って家事と育児しかないんです。その上で育児は夫婦ともに初めてですから、妻と共感し、一緒に学んでいく姿勢があれば何とかなります。だから家事ができるかどうかについては、夫のステータスとして非常に重要になってくると思うのです。

 奥さんには授乳がありますから、どうしても最初のうちは育児を奥さんが担う割合が多くなります。夜中も何度か起きて授乳するので、睡眠不足になっています。その間、夫が家族のためにできることは何でしょう?家事です。家事しかありません。料理、洗濯、食器洗い、掃除、ゴミ出し、買い物。こういった家事の王道を1つでも多くこなせると、育休生活がとても円滑に回ることは容易に想像できると思います。

 では、僕が家事ではなくあえて「一人暮らし」にしたのはなぜでしょうか?その理由は2つあります。

 1つ目は、金銭感覚を養うためです。育休中は、夫一人でスーパーやドラッグストアに買い出しに行くことがたくさんあります。家族の人数分を考えて購入したり、今月の支出を考えて商品を選んだりすることは、なかなかに頭を使います。一人暮らしの経験があると、一人分が食べる食材の量や一回分の買い物の金額など、だいたいの感覚を掴んでいるはずです。育休中は、手当てが出るものの、やはり収入は減ります。金銭面に不安がある人は、収支のバランスのとれた買い物を心掛ける必要があります。僕は、そのあたりの感覚は一人暮らしの経験で得ることができました。自分がバイトをして稼いだお金で生活をやりくりする。その感覚が今の生活にも生きています。

 2つ目の理由は、家事のタイムスケジュールを組み立てられるからです。家事には、やろうと思ってすぐにできるものとできないものがあります。例えば洗濯ですよね。洗濯機を回すことはすぐにできますが、干すことはすぐにはできません。その待つ時間の感覚ってやっている人にしか分からないと思うんです。頭の隅っこに「後から洗濯物を干す」ということを置いておき、その間にご飯の準備をしたり掃除機をかけたりして、時間を組んでいきます。

 他にも、掃除機は夜にかけると近所迷惑になることを気にする家庭もあるでしょう。上の子の保育園や学校の登校時間に合わせてご飯を準備したり、帰ってきた後のスケジュールを考えたり。ゴミ出しの曜日も把握しておく必要があります。慣れていれば習慣化してしまっていて、ルーティンのように家事をこなす人もいますが、最初のうちは段取りが悪くて苦労すると思います。僕はここでも一人暮らしの経験が生きているなと感じています。


➣積極的に家事をやろう

 ここまで読んでくださった方はお気づきの通り、一人暮らしでなくてはいけないわけではありません。要するに「一人で家事ができるくらいになろう」ということです。これは一人暮らしでなくても育休中でなくてもできます。例えば、週末に夫一人でスーパーに買い物に行ってみる。正しくゴミを分別して、ゴミ捨ての曜日を忘れずに捨てる。洗濯機の使い方を知っておく。食洗器対応と非対応の食器を知っておく。本当に小さなことでも、今のうちからやっておくとかなり違うと思います。

 育児で寝不足。イライラしている奥さんに対して、夫が「これって食洗器対応だっけ?」「これって金属ゴミかな?」「これは・・・?」と質問しまくっていたらどうでしょう?いつか爆発しそうで怖いですよね…。そんな僕も何度も聞いてしまいがちで、偉そうなことは言えませんが…。こうして家事について書いてみると、やることってたくさんあって本当に大変だなと思います。家事における夫の役割は極めて重要です。

 育休取得を考えている男性は、今のうちから自分にできる家事を一生懸命始めてみてください。1つでも多く増やしていってください。確実にそれは幸せな育休ライフにつながります。いや、奥さんの笑顔につながります。それほど嬉しいことはないですよね^^ 育休取得を考えていなくても、積極的に家事に取り組む男性が増えるといいなと思います。


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