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ごめんなさい。平日の朝を甘く見ていました。

子育て世代のみなさん、平日の朝ってどう過ごされていますか?

僕は正直、育休を取る前は「平日の朝」をなめてました(笑)

仕事がある時の僕は、家族が起きる前には出勤していたので、朝みんなと顔を合わせることはほとんどありませんでした。

わが家の場合、保育園に送るのは妻、お迎えは僕とだいたい相場が決まっていたので、朝については

「よろしくねー」って感じで、いそいそと仕事に行っていました。

だから、朝保育園に送っていくことがこんなに大変だなんて知らなかったのです。



「知らなかったで済まされるかあぁ!!!」

って怒られますよね…。


ごめんなさい…。本当になめていました。

送りと迎えを分けて、育児を半分半分♪
そんな風にちょっと浮かれてた自分が恥ずかしい…。


お詫びして訂正いたします。

子育て世代、特に共働き家庭にとって、平日の朝はまさに「戦場」です!

保育園に送るのは、お迎えの5倍、いや10倍は大変です。

「育児を半分半分♪」なんて全くありません…!8対2ぐらい違います!


いや一回、二回なんて余裕ですよ?
娘だって「今日はパパだ!やったー!」くらいなテンションになってくれましたし。

でもその気持ちも毎日は続きません。毎日やるって本当に大変なんです。


僕は育休前までお迎えには毎日行っていたので、送るのもまあできるだろう、と甘く見ていました。

「準備して送ってくだけでしょ?」くらいに。

今日はそんな甘ったれていた僕が、気が付くと朝の戦場に迷い込んでいた話。


保育園に送る方がお迎えより何倍も大変

まず、子どもが起きてきたらやることが主に4つあります。

①朝ご飯を食べる
②歯を磨く
③着替える
④保育園までつれていく
(保育園の準備は前日に済ませておきます)

4つなので大したことなさそうでしょう?
そこにいろいろと子どもの事情が入ってくるので大変なんです。

「このふくいやだ」
「おかしたべたい」
「ぎゅうにゅうこぼれた」
「○○見たい」
「めるちゃんの○○どこにあるの?」
「これ持ってってもいい?」
「ほいくえんいきたくない」
「あっちからいこうよー」

などなどなど…。
こんな要望に対応しつつ、円満にやること4つを進めていく。それが朝のミッションになります。

実際、朝送るのとお迎え、どう違ってどう大変なのか。


*送りと迎えの違い①子どもの精神状態*
まず、「子どもの精神状態」が違います。

特にうちの長女は、寝起きがすごく悪いので、その日の朝によって気分に波があります。めちゃくちゃ波があります。

きっと家の子だけでなく、みんなそうなんだと思いますが、昨日はスムーズに行けても今日もうまく行くとは限りません。

布団から出なかったり、ご飯を食べなかったり、突然遊びに熱中しちゃったり…。

そのうち
「今日は行きたくない」
と言い出す始末。
やっとの思いで連れて行ってもお別れが寂しくて離れられなかったり…。

子どもは気まぐれなので何を思ってどんなことをするのかは、その日の気分によるものです。


その点、お迎えは
「やった!おむかえにきてくれた!」
という気持ちで待っていますので、ほとんど喜んでもらえます。
(時々「ママがよかった」と言われちゃいますが)

そう思うとお迎えは、かなりいいとこ取りなんですよね^^;


*送りと迎えの違い②時間*
朝送るのとお迎えの二つ目の違いは「時間」です。

お迎えの時は、
「お迎えに行かなきゃ!」
っていう時間の焦りはありますが、自分次第なので何とかなるものです。
自分が早くすればいいわけですから。


反対に朝は、自分だけが急いでも、子どもは全く動いてくれません。岩のように動じない姿勢を見せつけてきます…。

むしろ「行きたくない」と思っているので、あえて時間を稼いでくることも^^;

そうこうしているうちに、出発の時間が来てあせるあせる!
だんだん言葉も荒々しくなり、険悪ムードに…。

平穏に送り出したいのに、毎日そんな調子です。

小さい子どもにとって時間なんて大して影響がありません。
わかってます…。時間に焦っているのは、親の都合なんですよね。

それなのに子どもを急かし、イライラしてしまう自分を虚しく思ってしまう気持ち。

「もっと気持ちよく送ってあげたいのに、何でいつもこんな風に送り出してしまうんだろう」

送った後もついつい自責の念にかられる日もあります。

一日の始まりがこんな調子だと、やっぱり気分がよくありません。
朝から子どもの涙を見ると、どうしても自分への精神的ダメージはさけられません。

妻はこんな気持ちで仕事をしていたのか…。
僕はなんて甘かったんだ!!


時間を制する者は平日の朝を制す

この戦場から脱出すべく、いろいろと試行錯誤を試みています。

約半年間の戦いの末に、僕が導き出した答えは

「時間を制する者は平日の朝を制す」

ということです。

はい、当たり前のことです。

でも、とにかく「時間管理」。これに尽きると思うんです。

「時間」については、今は親の都合の押し付けですが、そのうち子ども自身も自分で自分の時間を管理できるように鍛えてあげないといけないと思います。

そこで今やってみているのが、アラームで何をする時間かを知らせるということです。

iPhoneに初期からインストールされている「GarageBand」というアプリで音声を録音し、アラームの音に設定しています。

時間になると、娘や妻の声で

「お着替えの時間だよ」
「歯磨きの時間だよ。きれいに磨こうね」
「急げ!保育園におくれちゃう。先生が待ってるよ」

と、スマホのアラームが鳴って教えてくれます。

子どももアラームが鳴るとハッとして行動してくれるので、とても便利です。

何度も口うるさく言う機会が減ったので、自分のイライラ防止対策にもなります。


また、子どもが何かに熱中し始めたときは、こんな感じのタイマーも効果的でした。

急に遊びを始めてやめられないときや、テレビやYouTubに熱中しちゃったときなどに、
「タイマーが鳴るまでにしてね」
とセットしておきます。

時間を可視化してくれるので、子どもにもわかりやすくて便利です。


「余白の時間」で戦場から脱出せよ!

これだけやってみても、結局うまく進まない日もたくさんあります。

だから一番大事なのは、子どもはいろいろ要求してくるものだと割り切って、あらかじめ余裕のある時間管理を設定することかな、と思っています。

何事もなければ、ボーっと過ごしてもいいような「余白の時間」をあらかじめ設定することで、かなり心に余裕が生まれます。

朝1時間で準備できないなら、1時間10分にする。
それでもうまくいかないなら、さらに10分伸ばす。
その分、前の日に早く寝かす。
(勝負は前日の夜から始まっています)

何もしなくてもいい余白時間を入れることで、子どものイレギュラーな要求にも腹を立てずに済みます。


結局、朝自分がイライラしてしまうのって、時間に急かされているということがほとんどでした。

子どもが言うことを聞かないときもイライラしますけど、時間がないときのイライラはまた別物のようです。

ついついギリギリに動いてしまうんですが、この「余白時間を設定する」という心がけを忘れないようにしたいと思います。

まとめ ー無理しないー

バタバタした朝をやりくりしながら、気づけば半年…。

僕が仕事復帰したら、また妻が保育園に送る日々が始まる予定。子ども一人でも大変なのに次女の面倒も見ながら…。

大人1人に子ども2人。
考えただけでぞっとします(涙)

妻はそれを了承してくれていますが、それが簡単なことではないこと、そして当たり前ではないことを忘れてはいけません。

今、身をもって体験してみてよかった…。
このありがたみは絶対に忘れません。

育休が終わる3月まで、妻には朝少しでもゆっくりしてもらえるように頑張ろうと思います^^

大変そうなら、復帰後の僕の働き方も変えてかなきゃいけませんね。


子育てをしていると、
「あれさせなきゃ」
「この方がこの子のためになる」
そんな気持ちがたくさん出てきます。

そうやって無理しすぎて、結局自分が疲れちゃうことも多いようです。

自分が無理しすぎると、家が一瞬にして戦場と化します(汗)

わが家では、無理をせず、焦らず、子どもの成長に合わせてやっていこうと思います。

特に朝は。

笑顔をたっぷり見せて、気持ちよく送りだしてあげよう^^

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