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復帰後に大活躍!育休中にアップデートしたことベスト5【後編】

 久しぶりに育休に関する記事を書いています。僕は小学校教員です。昨年度、8ヵ月間の育休を取得しました。
 記事が長くなってしまったので、2本立てで記事を書いています。
 前編はこちらから⇩⇩⇩


 後編は第2位の発表からです。


育休中にアップデートしたことベスト5【後編】

第2位 平日の家事

 平日って、やっぱり忙しいですよね。子育て世代は特にそう感じるのかもしれません。
 その忙しさの原因は、やはり「家事」でしょう。仕事と子育てのすき間をぬうように家事をしなければ家庭は成り立っていきません。

 僕は、子どもが産まれてからは、なるべく家のこともしなければと思ってやってきました。しかし、育休で家事をしていく中で、朝、保育園に送ることの大変さや、帰宅後の夕食づくりのあわただしさをとても感じました。

 復帰すると、やはり育休中のように多くの家事はできません。
 しかし、どのタイミングでどんな家事をすればよいのかが、分かるようになっていました。そしてこれは、とても大事なことだと思いました。
 なぜなら、妻と阿吽の呼吸で家事ができるようになった気がするからです。

 簡単にいうと、「お願い」が減りました。「食器洗って」とか「洗濯物たたんで」みたいに、家事を「お願い」することって時々ありませんか?言う方も言われる方もそれが微妙にストレスだったりします。
 でも、お互いにどのタイミングでどんな家事をすればよいかが分かっていると、相手のやっていることを察して、「じゃあこれをやっとこ」みたいに動くことができます。
「妻は食器を洗ってる。子どもは二人で遊んでる。じゃあ明日出すごみをまとめよう。それが終わったら、子どものはみがきだ」という具合です。

 また、家族が寝ている時間でもできる家事はあります。平日の朝はとてもあわただしいので、微力ながら役に立てたらいいなと思っています。おすすめの家事は、子どもたちの起床前に昨夜洗った食器を片付けておくことです^^


第1位 自分の「最高に調子がいい状態」がわかるようになった

 自分の「最高に調子がいい状態」がわかるようになった。これが第1位です。多くの方にとっては、意外かもしれません。
 そもそも、みなさんは、自分の「最高に調子がいい状態」を覚えているでしょうか?自分がどういう状態でいると、心が安定していて、よい仕事ができるのでしょうか?
 
育休前の僕は、自分の最高の状態を忘れていました。仕事を始めた20代前半から、少しずつ少しずつ、ずっとためてきた疲労感。友達と遊んだり、酒を飲んだりして取り除こうとしますが、完全に抜け切ることはできませんでした。
 「疲労感」というものは、多かれ少なかれ、日々の生活の中で感じる瞬間があるのではないでしょうか。特に、繊細な人ほど感じやすいかもしれません。僕だけでなく、いつも慢性的な疲労を感じている人も少なくないと思います。疲労がどれくらいたまっているのかは、自分に疲労がたまっている時には気づきにくいのです。

 僕は、8ヵ月の育休によって、心身の負担(ストレス)が激減していくのを感じました。妻との会話、子どものお世話とスキンシップ。そういう「人間らしい生活」は、心の安定をもたらしてくれます。
 筋トレも始めて減量にも成功。体が軽くなっていくのを実感しました。体が軽くなると、エネルギーも湧いてきます。心に余裕が生まれ、何か新しいことでも始めてみようかなという気持ちになっていきました。そうして僕は、noteを始めました。それが育休に入って5ヵ月目のことです。つまり、僕は慢性的な疲労感が抜けるまでに約5ヵ月ほどかかった、ということです。そして、この「何かをやってみたくなるエネルギーが湧いてくる状態」が自分の「最高に調子がいい状態」であることに気がつきました。

 自分の「最高に調子がいい状態」がわかるようになると、疲労がどれくらいたまってきたのかがわかるようになります。
 昔の僕は、疲労感が10になった時に、5しか減らせなくて、また10ためてしまう。さらに無理をして20ためてしまう。時々10減らしても完全に0にはならず、もう0の状態を忘れてしまっている…。そんな状態でした。0の状態がわからないと、ずっと慢性的な疲労感を感じ続けることになってしまいます。

 疲労感0の状態がわかれば、10たまったら10減らすように自分でコントロールできるようになります。僕の場合、子どもとのスキンシップ、自然にふれる、音楽を聴く、料理をする、カフェで読書、サウナ、運動、散歩などによって、疲労感を減らすことができると感じています。
 復帰した今は、10ためる前に、こまめに0に戻し、「最高に調子がいい状態」をキープできるように努めています。こうして自分で疲労感を把握し、数えられる範囲で生活していることが、大切だと思っています。

 僕は長期の育休で疲労を抜くことができましたが、「そんなタイミングがない」という人がほとんどです。そういう人は、家族に相談して、半日だけでも一人でのんびりとする時間をもらうといいと思います。温泉にゆっくり浸かったり、カフェでぼーっとしたりするだけでも、かなりの疲労感が抜けます。

 そして、働き方を見直して、少しでもリラックスできる時間を増やせるようにしたいものです。

 慢性的な疲労は、ため込むべきではありません。自分が調子を崩してしまっては元も子もないですよね。家族や職場の仲間と協力し、働く人が気持ちよく働ける環境をつくっていけたらいいなと思います。


【後編】のまとめ

 第1位への思いがあふれてしまい、後編も長くなってしまいました。
 「疲労をためこむな!」という思いは、過去の自分にも伝えたいこと、僕の後悔していることです。
 「最高に調子がいい状態」の自分でいることは、自分に余裕があり、そんな自分が好きでいられる状態であると感じています。この状態が続けば常に気持ちのよい生活になりますし、それが長ければ長いほど幸せな人生と言えるのではないかと思います。

 自分が幸せでなければ、人を幸せにすることもできません。自分を大切にする力もアップデートするべきではないでしょうか?

 ここまで前後編にわたって読んでくださった方、本当にありがとうございました。有意義な週末となりますよう、願っています^^




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