クラウド5とクラウドモンスターを語る #On
2010年にスイスで誕生して以降、ランニングの世界で人気が高まり、最近では街で履いている人も増えてきた新進気鋭のスニーカーメーカー、On。
ナイキやニューバランス・アディダスをなど一通り触ってきた人が興味を持ち出しているメーカーのひとつでもあります。
そんなOnから、代表作の2つの型、クラウド5とクラウドモンスターをだいぶ長いこと履いてみたので、語りたいと思います。
CloudTec
OnといえばCloudTec。独特なソールデザインをもたらすこの機能は、公式ホームページで次のように説明されています。
このクッショニングシステムは、元プロアスリートたちが開発者であり、ケガを減らすための衝撃吸収を試行錯誤した結果生まれたものです。
この穴ボコは、ガーデニング用のホースの切り口が着想の原点と言われています。
クラウド5
今回私は、クラウド5ウォータープルーフというモデルを購入しました。
クラウド5は、オンの中でも最も代表的なモデルのひとつで、それを防水仕様にしたものになります。
履き心地
ひとことで言えば、CloudTecの履き心地は、ぷにぷにです。
CloudTecの構造はモデルごとに設計されるようですが、クラウド5の場合は柔らかすぎず固すぎず、ぷにぷにです。
雨などで濡れると、グニッグニッという特徴的な音がします。
サイズ感 〜要注意!!〜
サイズ感はとてもタイトです。
私は足長25.3cm、足幅9センチで、マイサイは26.5。ナイキだけ27を履いています。
私は最初、26.5を試着の上購入しましたが、履いていくうちに、とてもじゃないけど履けないというくらい小さいことに気づきました。
理由はおそらく、クラウド5の1番の特徴であるスピードシューレースシステム。
簡単に言えば、ゴム紐です。
スリッポン感覚で使えて便利な一方、フィッティング調整がほぼできないのが難点。
普通のシューレースも替えとしてついていますが、スピードシューレースシステム、使いたいじゃないですか。
その後27センチに買い直し、快適に履いています。
クラウド5(特にウォータープルーフモデル)はハーフから1センチ上げがオススメ!
クラウドモンスター
だいぶ長いこと履きましたが、結論、過去1番履き心地のいいスニーカーです。
履き心地
まずは実物を見ていただきたいです。
さまざまなメディアで取り上げられていますが、端的に言うと次の3つの点で履き心地がいいのかなと思います。
①つま先の反り方が尋常じゃない。自然と次の足がでるマグロシステム。
マグロシステムは私が名づけました。
つま先の反り方が大きく、一歩歩くと次の一歩が自然に出ます。それを、常に止まらず、前進し続けるマグロをイメージしてそう名づけました。
まさにランニングシューズのレガシーを感じるポイントです。
②圧倒的な軽さ。もはや履いていないゼログラビティの世界。
なんと総重量275g。
ナイキのエアフォース1は930g、ニューバランスの996は331g、コンバースのオールスターは840gと、他の追随を許さない軽さです。
スニーカーにおいて軽さは正義で、この履きやすさを実現してくれる要素だと思います。
③分厚いCloudTec。超ド級のリバウンド。
超ド級のリバウンドという表現は公式で使われているのですが、まさにその通りだと思います。歩くたびに跳ねるような、そんな履き心地です。
履き心地のいいスニーカーと言われるイージーブーストやニューバランスの900番代と比べても、圧倒的な快適さです。
※ただし難点も。
アッパーが穴が空きやすいです。
買って3ヶ月でひとつ目の穴が空きました。屈曲部分の強度が心配な印象です。
私の履き方やサイズの問題もあるかもなので参考までに。
サイズ感
クラウドモンスターは、マイサイでいけると思います。私はマイサイの26.5で少し余裕があるかな、程度です。シューレースを締めればちょうどになります。
まとめ
雨の日はクラウド5、そのほかの日はクラウドモンスターを履けば、人生は完結します。そのくらい快適さをもたらしてくれるマストバイ商品です。
またOnのデザインはとてもミニマルで洗練された都会的な印象もあり、そこもお気に入りポイントです。
ナイキやニューバランスを一通り体験したあなたも、ランニングが好きなあなたも、皆さんにおすすめできるスニーカーです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!