「わたし何やってんだろ。」30代高学歴女子がバツイチ子持ちで無職、性産業にふみこんでみて「考えた」こと。

残念ながら、エロい話はありません。
いい経験でしたが、今思い出しても「わたし、何やってんだろ」と
しみじみと思い出す、過去のある1ページを
改めて書いてみたいと思います。

アメリカの4年生大学を卒業した身なので
一応「高学歴女子」と名乗らせていただきます。

30代まで
人並みに恋愛経験はありましたが、
二股や不倫、危ない恋に憧れなんかもなく。
誰でもかれでもセックスしたい、という性的な欲求もなく。
ましてや、
性産業への憧れや興味関心なんかもなく。

いたって「彼氏命」みたいな
恋愛しかしたことがなかった私が
性産業に関わるとは、自分自身、思いもよりませんでした。

いや、
誰かに強要されたわけじゃありません。

カネです。

普通に、「お金がなかった」のです。

お金がないから、性産業。

ある意味「普通のこと」「自然な流れ」かもしれません。

でも
わたしにとっては「普通のことではない」こと
でした。

少なくとも、

子持ちで、30代で。
学歴高くて。

普通、「選ばない」と思います。

もちろん、
今は「多様性」という言葉があり
生き方は色々。価値観も色々。

そんな世の中ですが。

少なくとも、

わたしは「したくないこと」だった。
だった、はずなのに。

もう「女を売るしかない」と思い
ネット上で「性的なチャット(動画、音声)」の仕事を
しようと、足を踏み入れました。

風俗的な「直接」の関わりは
絶対に、無理。

できない、ということが分かっていたので
オンラインで画面越しなら「可能かもしれない」と
自分に言い聞かせました。

結論から言うと
3日(稼働時間にして5時間程度)で
ギブアップ、してしまいました。

わたしには「できない仕事」でした。
元々、やりたくない。

だけど「カネのために」
わたしだって、やろうと思えば、やれる。

誰に、ケンカ売ってんのか。
誰と、張り合ってるのかわからないけど。

今思い返せば

わたしは、母親を恨んでいたので
母親に対して「おまえの子育ては間違っていた」
ということを、思い知らせたかった
のです。

自分を「汚そう」とするその行為は、
まさに、そのための、「手段」でした。

世の中の、
過保護で育った「高学歴女子アルアル」
のネガティブな現実、現状の一つだと思います。

このことについて、
わわたしの場合は
「自覚、把握、理解」するきっかけをもらい、
今は自分できちんと「整理」ができているからこそ
言葉にしたり、
誰かと普通に話せるレベルにありますが。

なかなか「言えない」人は多いと思います。

抜け出せなくて
悩んでいる女性も。

多いんじゃないかと想像します。

深刻な「社会問題の1つ」だと思っています。

たった3日でしたが
何人かの男性と「チャット」しました。

アダルトなので、もちろん「エロい話」もするのですが
きっと、こういうのも「引き寄せ」って、
あるのだと思います。

わたしを選んでくれた人は(アイコンは実物とは全然違いますが)
全然「エロい話」を求めていませんでした。

ちょっと、ビックリ。

「え、しなくていいんだ???」

ものすごくラッキーだと思いました。

最初の数分で、

「あなた、学歴高いでしょ?」
「こんなところで、何やってんの?頭いいんでしょ?」

と、言われました。

あ、高学歴とか、わかるんだ。
と、なんだか拍子抜けしたのを覚えてます。

と同時に
こういうところに、「エロさを求めてない人」も
いるんだな、ということに
そもそもビックリしました。

その人は

「妻がいるけど、妊娠中でセックスができない。
ムラムラしてたまにこういう所にくるんだけど、
エロい話だけでも、エロい話じゃなくてもいい。
ぶっちゃけ、話ができるだけでも、いい」

と。
そういう感じで利用しているようでした。

なんだか、複雑な気持ち。
よくわからないけど、
複雑な気持ちになりました。

男の人も、大変なんだな、とか。
もし自分が「妻の立場」だったら、どうだろうか、とか。
話ができるだけでいい、ってどういうことだろうか、とか。

で、

わたしは一体
何をやっているんだろうか?

と。

なんとも、虚しいような。

色んなことを「考える」機会になったことは
間違いありません。

その人とは本当に
普通に「ただの会話」を30分だけして終わりました。

よくわからないけど

こういう「タイプ」「ゾーン」の人たち
実は世の中に沢山いるんじゃないかな、と。
なんとなく思ったのと、

夫婦の「性生活」「男女関係」には
本当に「様々な関係性」があるんだろうな、と。

なんか、そんなことを思ったのです。

高学歴女子アルアルの話から
逸れていってしまったけれど。。。

「性」というのは

●お金
●恋愛、夫婦、家族

というものに
ものすごく深く繋がっている。

にも関わらず、
誰からもまともに「習う」ようなこともなく。

「情報だけ」が先走っていて。

日常に、
毎日の暮らしに
ものすごく密接に繋がっているものなのに。

それこそ「みんなが、知るべきこと」として
大事なテーマだったりするけれど、
興味ある人間が、探さないとたどり着けないようなものだったりして。

ものすごく「限定的」なものに
なってしまっているよな、と。
そう思います。

ものすごく「大切なもの」なのに。

いまだに世間的に「タブー視」されていることは
すごく「大きいこと」なんだろうなと。

どうしても
そう思わざるを得ません。





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