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【黒珈塾】読み手の「記憶領域」を思考する。

 読み手が「核となるセンテンス」に到達する時間とは……?

 今回は、もう少し深掘りした解説を行なって参りたいと思います。

1.「読み手を飽きさせない」手法とは?

 私は常々、読み手の皆さまを飽きさせない手法として、2つのことを意識しています。

 ひとつ目は「起承転結」を明確にすることです。

 私自身もこのスキルを磨く勉強中なのですが、起承転結がしっかりしていると、文章が頭の中にスラスラと入って参ります。
 所謂「筋道が立っている」状態です。

 速読派の私が申し上げますと、筋道の立っている書籍は、まるでリニアモーターカーに乗っているような快適さで、情報をどんどんインプットすることができます。

 逆に、泥道が延々と続いている悪路のような文章は、途中で頭が痛くなってリタイアしてしまいます……。

 ふたつ目は「伏線を設ける」ことです。
 「仕込み」というモノですね。

 せっかく読んでいただいているので、皆さまには最後にあっと驚いたり、クスッと笑って欲しいなぁという思いがございます。

 正直、伏線を考えている時間が一番楽しいですね(笑)

 クライマックスと同じく、私は伏線を回収したシーンを想定した上で、逆算していく作業工程となっています。


2.「核となるセンテンス」への到達時間

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