
ER緊急救命室が好きすぎる その1
きっと「ER緊急救命室 クイズ選手権」があったら、優勝するかもしれない、と思っているくらいとにかくこのドラマが好きです。
本当は「ER緊急救命室を語る会」とか、club houseあたりでやってほしいと思います。そんなのあったら即参加したい!
「ER 緊急救命室」は、古いアメリカの医療ドラマです。
マイケル・クライトンが制作総指揮&スピルバーグが共同制作ですもんね。
今でもやっぱり素晴らしいドラマだと思います。
特に医療に詳しいわけでもないですが、「医療」とか「法律」とか、自分とはかけ離れた世界のドラマや映画が割と好きです。
もう何回見たのだろう?というくらい見ているのですが、
いつも〜シリーズ8くらいで終わってしまいます。
理由は最初のキャストが大好きなため、です。
ER シリーズはキャストの構成によるか
Dr.コバッチュまではなんとかいける。
でもやはりグリーン先生やベントン、ロスやキャロルなどのキャラクターの魅力が圧倒的すぎて、どうしてもその先に進めません。
やはり初回からのインパクト、今までになかったカメラワークの緊迫感、
これらも相まっての人間像劇。
当然キャストの持つ個性はこの作品の要と言ってもいいです。
そんなわけで、これまで何回も何回も見ているわけですが、ロスが去り、キャロルも後を追い、その後どうしても〜シリーズ8(ベントンがカウンティを去ってマークが亡くなる)までしか見続けられなかった。
しかし、今回こそは!と今 何回目なのか全く数えれませんが、現在シリーズ10を見ている所です。
ER、院内のカップル成立率がすごい
このドラマ、とてもリアルでありながら、とにかく病院内でのカップル成立率が異常に高い。もしかしたら病院って本当にそうなの?とも思ったり。
なにしろ人命を扱うものすごいストレスとプレッシャー、激務、孤独の中、何かにすがったり、温かいものを確かめたくなるのは当然かもしれませんね。
しかし、先週まであっちのナースと付き合っていたかと思えば、今週から別のドクターと恋仲になる、とか。
割り切りが良いというか、執着心がないというか。
ちょっと日本ではなかなか考えられない状況なのも、このドラマがまるで自分の生きている所とは別世界なのだ、と当時は感じていました。
仕事に行き詰まったり苦しい時、いつもこのドラマの事思います。
こんな次から次へと人の命を預けられちゃう人たちに比べたら、私の仕事の苦しさなんて大した事ないのだろうなあ、と思ってしまいます。
人の命なんて託されたこと無いので、感覚が全くわからないですが、毎回死亡時刻を宣告するシーンになると、ため息が出てしまいます。
「これで終わりだ」と決める瞬間の責任。
こんなことを考えると息が詰まりそうになります。
ER、労働時間がすごい
日本の労基でも昨今問題になってきた労働時間の件。
カウンティ総合病院が相当ブラックなのか、ドクターの世界ってこんな労働時間って普通なんでしょうか。どの話でもものすごい勤務時間で、ドクター大丈夫なのか?と毎回考えちゃいます。
いや、逆に患者サイドに立ってみるとですね、休息を取ったドクターに開胸してもらいたいですよ!?って思うんですが。
「昨日から連続32時間勤務してて、もう限界」とか、さらりと言わないでほしいです〜。もしかしたら十分な睡眠時間や休息を取ったりすると、一人前のドクターになれない、とか??
そもそもあの仮眠室で眠れるのか?と毎回思う私。
あの仮眠室の位置が今一つわかっていませんが、めちゃ廊下に面してませんかね?
そしてあんな乱暴な起こされ方をされたら、心臓発作とか起こしちゃいそうで、毎回見ている私の方が飛び上がります。
怒鳴り声もびっくりするけど、ラッパとか笛とか!絶対心臓に悪いのでやめてほしい。。
ER、1カットのカメラワークがすごい
このドラマ、私にとってのもう一つの魅力はカメラワークです。
よく1カットであんなにカメラ回しちゃうなあ、と感心します。(映画監督のロバート・アルトマンのロングカメラみたい。)
当時は、役者さんを追ってカメラが場所を移動する撮り方は斬新だったと聞きました。
確かに1つの空間を移動している様は、病院の中で同時に起こっている事がリアルに感じられる大きな要因だったと思います。
それが時間との戦いや、瞬間の出来事であることが病院という、患者としてしか見たことのない世界を別の角度から考えさせられました。
このロングカットと難しい医療用語のセリフ。俳優さんも大変ですよね。
薬の名前〜病名まで、普段馴染みのない言葉の羅列だろうし。
なのでこのドラマのNG集もかなり楽しいですよね♪
https://www.youtube.com/watch?v=MJ6G_mQQqY8&t=148s
(シリーズ別のbloopers、どれも楽しい〜♪)
後にノア・ワイリー(Dr.カーター)はインタビューで、一番長く難しかったセリフ、今でも言えます、と再現していました。
確か、ベントンと廊下を歩きながら延々と患者さんのレポートをする場面だったと思います。きっと覚えて覚えて苦労したセリフだったのでしょう。
このERシリーズの話、全く個人的な好みのキャストへの想いを綴りながら、しばらく続けます。
余談ですが、前述のロバート・アルトマンの「ザ・プレイヤー」は冒頭のロングカットが印象的な映画です。
なにしろティム・ロビンスがめちゃいやらしくて、かっこいい。
でもこの俳優さんは、ちょっとこの役をやるには、私には良い人っぽすぎちゃうと思っていますが、まあスーザン・サランドンを実の奥さん(事実婚)にしちゃう人だから、なかなかどうして。