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黒猫親子が相棒のクリエイター。もの作りをベースに暮らしています。 生きているといろんな…

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黒猫親子が相棒のクリエイター。もの作りをベースに暮らしています。 生きているといろんな事がクルクルと回っている。だから人生って楽しい! https://kazueshima.com/pop/

マガジン

  • ER緊急救命室が好きすぎる

    不眠不休で24時間昼夜を問わずあらゆる急患を待ち受ける緊急救命室、ER。 アメリカの医療テレビドラマの名作「ER緊急救命室」シリーズ1〜15。 このドラマが好きすぎてマガジンを作りました。

最近の記事

島田潤一郎の本がトリガーになっている

春にこの記事を途中まで書いて下書きのままだったのですが、やはりアップしておきたくて。 「あしたから出版社」何年も前に、町の小さな本屋さんにぶらりと寄った時。私はいつも本屋さんでジャケ買いとかタイトル買いなどしませんが、この時ふと買ってみたくなったのが、島田潤一郎さんの「あしたから出版社」という文庫本でした。 私はデザインやイラストを仕事にしてきましたが、この時は長い制作の中でモノ作りに混乱し、少し仕事を休んでいた時期でした。なので仕事に関係しそうなワードや物からなるべく距

    • ER緊急救命室が好きすぎる その5 / ドクター・マルッチ

      ER 緊急救命室」は、昔のアメリカの医療ドラマです。 毎回 個人的に好きなドクターにfeatureしていきます。 デイブ・マルッチ/ Dr. Dave Malucci勝手に語る4人目は、シーズン6からジュニアレジデントとして登場の、ドクター・マルッチ。 この辺りで、マーク先生かカーター先生あたりを取り上げるか?と思いきや、まさかの初期メンバーでもない ドクター・マルッチ?という意外な流れですが、私、このやんちゃ先生嫌いじゃないんです。 なぜこの人がドクターになれたのか?

      • 【映画】 「人間の境界」は島国の日本人に届いているか

        100席にも満たない街中のミニシアター。もう東京ではここでしか上映していない、友人の投稿で知った映画「人間の境界」。 汗がじっとりと肌に絡みつく昨夜、観てきました。 大昔の話ではない。たった数年前 2021年のポーランドとベラルーシの国境でおきた話。森の中に人為的に引かれた境界線で起こってきた移民危機の実話です。 中東からの移民は最初は海からEUに入っていたけれど、そのうち陸から行けるし、そっちの方が安いし確実に渡れるという情報が行き渡り出した。そういう経緯で、映画はまず

        • 展覧会 | 石川九楊展に震える

          上野の森美術館で、前半〜後半と2部構成で開催中の、石川九楊大全。今年に入ってからずっと楽しみにしていました。 ・6月に前期「古典篇:遠くまで行くんだ」 ・先週に後期「状況篇:言葉は雨のように降りそそいだ」両展とも大変楽しませて頂きました。 初公開作品を含む石川九楊の全軌跡という大展示で、相当のボリューム。写真撮影が不可だったので、作品画像はありませんが、手持ちのものと宝物も添えて。 前期:古典篇 「遠くまで行くんだ」前期の「古典篇」は、なるほど本当に遠くまで連れて行って頂

        島田潤一郎の本がトリガーになっている

        マガジン

        • ER緊急救命室が好きすぎる
          5本

        記事

          ER緊急救命室が好きすぎる その4 / ドクター・ロマノ

          ER 緊急救命室」は、昔のアメリカの医療ドラマです。 その1で始まったこの勝手な投稿シリーズ、「ER緊急救命室が好きすぎる」のドクター編の始まりです。 毎回 個人的に好きなドクターにfeatureしていきます。 ロバート・ロマノ/ Dr. Robert Romano勝手に語る3人目は、シーズン4から登場したドクター・ロマノです。 この人、完全にアウトだと思う。今の世の中だったらヤバすぎるでしょう。 パワハラ、セクハラ、もうハラスメントの権化みたいな人。 でも腕は抜群。ト

          ER緊急救命室が好きすぎる その4 / ドクター・ロマノ

          アフリカに行ってないけど、導かれている話

          昔から地から這い上がるような音楽、文様、図に惹かれる。 特に理由も思いつかないが、地を踏み鳴らす足や、空を仰ぐ手、もっと言うとマグマや地熱のようなものも好きだ。 大地から湧き出るような風や色風もそよそよと頬を撫でるようなものではなく、地をかき鳴らし、砂煙を巻きたたせるような豪風に心が震えてしまう。 育ったところはそういう場所ではないし、どちらかというと緑豊かな山の中である。癒されるのは青々とした木々の中だが、揺さぶられるものは砂とか土とかだ。 音楽も柔かで繊細な音色とい

          アフリカに行ってないけど、導かれている話

          大ピンチずかん 大人版 10選

          先日図書館の絵本コーナーで、久しぶりに「大ピンチずかん」を目にしました。まだ大人気ですね〜! 2022年に小学館から出版されて大ヒットしたこの絵本。昨年にはVol.2も発売されました。 こどもが出あう世の中のさまざまな大ピンチを、レベル別に分類し紹介しています。そしてそんなピンチに出会った時どうしたらよいか、また似ているようなピンチが挙げられています。 わかるわかる!と同時に、子供も大人も毎日ピンチの連続だなあ、と思いますよね。そんな大人バージョンのあるある「大ピンチずか

          大ピンチずかん 大人版 10選

          ブックマークを作りたいだけ

          最近楽しんでいる、読書ツールがあります。 それは、自作の「角ブックマーク」です。 本の角にブックマークがちょこんとあるのは楽しい。 ページの右上なので小さいのですが、このサイズがキュートです。本の続きを読み始める度にワクワクっとする!読書自体も楽しいんですけど、更にその時間の始まりを萌えさせてくれるツールです。 控えめに、好きな本と一緒にいつも視覚の角に寄り添ってくれる小さなヤツ。ページを捲る手を丁寧にさせる不思議な友達です。 移動の必要がないブックマーク本を読み始め

          ブックマークを作りたいだけ

          こういう日に君は来たまえ

          この年まで生きてきて、興味の無いものは?と聞かれたら 「詩です」と言ってきました。 それがこの数ヶ月なぜか詩が気になりはじめたら、ある日こんな詩に出会いました。 「こういう日に君は来たまえ」「ある日灰色の馬車を降り」これは「ある日灰色の馬車を降り」という詩集の中にある詩です。 1946年に17歳の林 玉樹という青年が、先に逝ってしまった級友に宛てた追悼詩です。 ちょうど時期的に家を巣立つ息子がいるので感情が被ったのか、 昔からずっと戦争で散っていった若い命を悲しんでいるせ

          こういう日に君は来たまえ

          消えていける街

          この平和な国で普通に暮らしているのに ふと消えいりたくなる時がありませんか? 特に理由も目的もない。 なぜ?と聞かれても説明のしようがない。 それなのに、するりと今の場所から存在を消したらどうなるんだろう?と 考えてしまう時があります。 何かそうなる喚起ボタンがあるわけでもないです。 夕食の買い物に行く途中 いつもの電車に乗り込む瞬間 大通りを歩いていて何かの看板を見上げる時 日常のふとした、本当に何気ない瞬間にゆらっと想像するのです。 かといって、きっと私は消えいら

          消えていける街

          ER緊急救命室が好きすぎる その3 / ドクター・ルイス

          ER 緊急救命室」は、昔のアメリカの医療ドラマです。 その1で始まったこの勝手な投稿シリーズ、「ER緊急救命室が好きすぎる」のドクター編の始まりです。 毎回 個人的に好きなドクターにfeatureしていきます。 スーザン・ルイス/ Dr. Susan Lewis勝手に語る2人目は、同じく初期キャストのドクター スーザン・ルイスです。 私、この人相当良い人だよね、と思っているのです。なにしろERで働く中、穏やかで明るく前向き。しかもあのお姉さんをあれだけ面倒見れる、ってかな

          ER緊急救命室が好きすぎる その3 / ドクター・ルイス

          展覧会 | みちのく いとしい仏たち が思い出させてくれた事

          東京が久しぶりに大雪に苦戦し明けた次の日、東京ステーションギャラリーで開催中の「みちのく いとしい仏たち」を観に行ってきました。 この展示会情報を知った時から、これは見に行かなくちゃ!と思っていたのに、ギリギリになってしまった。 とってもとっても良かった。素朴な仏様たちを観て周り、すっかりデトックスされた気分です。 館内の展示は撮影NGでしたので、イメージを伝えるために恐れ多いですが、ちょこちょこと私の落描きが入ります。バチがあたりそうで怖いです。 神社仏閣を回りまくるほ

          展覧会 | みちのく いとしい仏たち が思い出させてくれた事

          NYを駆け抜けた人 | キース・ヘリング展

          2024も明けて、あっという間にもう半月以上経ってしまいました。 今年も見応えのありそうな展覧会が色々あって、今から楽しみです。 展覧会一覧をながめなら、これもあれもと今からチェック中。 そして2023年の展覧会を振り返りつつ、昨年最後に訪れたのは、森アーツセンターギャラリーで開催中の「キース・ヘリング展」でした。 棟方志功を含め、ガッツリ系の展覧会が続いたので、このキース・ヘリング展は軽めにポップでちょうど良いな〜、と思ったのだけれど・・ それは私の思い違いで全然軽くな

          NYを駆け抜けた人 | キース・ヘリング展

          私の筆箱 | 太い鉛筆が好き

          ちょっと前の企画なんでしょうか。”わたしの筆箱紹介”というタグに行き着いたので、私も投稿。 絵を描く時、スケッチで使うのは太い鉛筆です。 太くても細くても鉛筆を使います。 もっと言うと、絵でなくても筆記具はほぼ鉛筆を使います。 絵もメモも、仕事の打ち合わせでも鉛筆。 立派な会議室の打ち合わせ時には「鉛筆で?」的な顔をされる事もありますが、実はボールペンが相当苦手。シャープペンも好きじゃない。 じゃあ万年筆か?となりますが、万年筆はメモを書く時には使いたくないのでおのずと鉛

          私の筆箱 | 太い鉛筆が好き

          絵であり文字であり | サイラス・ハイスミス展

          ある日インスタを開いたら、突然飛び込んできた「サイラス・ハイスミス展」日本初の開催!の投稿。 日本で個展をやってくれるんですか?!と、次の日ギャラリーに大興奮で駆けつけました。 サイラス・ハイスミス氏(Cyrus Highsmith)は、著名なタイポグラフィーデザイナー・イラストレーター・作家であり、講師でもあります。長年ボストンのFont Bureauでデザイナーとして仕事をされて、2017年からモリサワの欧文書体部門でクリエイティブ・ディレクターを務められています。 私

          絵であり文字であり | サイラス・ハイスミス展

          展覧会 | 棟方志功展で見た ”生きる”

          棟方志功は言いました。 本当に自由な人なのだ、と今回訪れた展覧会でこの言葉を実感しました。 東京国立近代美術館で開催中の「生誕120年 棟方志功展 メイキング・オブ・ムナカタ」に行ってきました。 小さい頃からどこかで作品は山ほど目にしてきたアーティスト。 広告・包装紙・教科書に至るまで、私たちはムナカタに囲まれた生活を送ってきたのだなあ、と改めて思います。 お孫さんが研究・分析した書籍 展覧会に行く前に読んだ「棟方志功の眼」は、棟方志功のお孫さん、石井頼子さんによって書

          展覧会 | 棟方志功展で見た ”生きる”