宮城県栗原市で活動する一般社団法人くりはらツーリズムネットワーク(通称:くりツー)です。
私たちが2021年度から始めた取組み「CLEAN WETLANDS Project」の活動をnoteで紹介していきます。
どうぞよろしくお願いします。
くりツーは、宮城県栗原市で体験プログラムや販売などのイベントを主に実践している市民団体です。詳しくは、Facebookページやウェブサイト、Instagramをご覧くださいね。
ラムサール条約登録指定湿地の伊豆沼・内沼
宮城県の北部、栗原市と登米市にまたがる伊豆沼・内沼は、夏はハスの花、冬は渡り鳥が飛来する美しい湿地です。農業・内水面漁業・萱場として人間活動に利用されてきました。
「水鳥の生息地として国際的にも重要な湿地」を指定するラムサール条約登録湿地であり、国指定鳥獣保護区でもあり、その他、多くの保護対象に指定されている場所です。
気になっていたゴミの多さ
でも、ずっと気になっていたのがゴミの投棄が多いこと。
上流から流れてくるもの、観光やレジャーに訪れた人の落とし物、意図的な不法投棄…
理由はいろいろありそうですが、無造作に捨てられているゴミが見ると、人間活動のいい加減さに嫌気が…
ゴミ拾いで時間が搾取されていく
もちろん、私たちも気がついた都度、ゴミ拾いをするものの、気がついた度にゴミ拾いしていると、どんどん時間が搾取されていきます。
「気が付いた人が拾う」だけでは、小規模な非営利団体の業務時間を圧迫していき、負担がジワジワと重みに…
ゴミ拾いをウェルネスで持続的な活動に
正直、自分たちのやりたいこと、他者からのやってほしいことで、人手も時間も今は目一杯です。
でも、ゴミは拾いたい。
矛盾しているけれど、目の前にある自然に心ないゴミが捨てられている現状を我慢するのは苦痛でしかありません。
そこで、ゴミ拾いを「ウェルネスで持続的な活動」にしていくための取組みとして「CLEAN WETLANDS Project」をはじめることにしました。
定例にゴミ拾いに加えて、私たちくりツーが最も得意にしている体験プログラムとの組み合わせで、ゴミ拾いをウェルネスなアクティビティにしつつ、持続的な仕組みを模索していきます。
幸い2021年度の活動は、 公益財団法人 公益推進協会 の 「自然公園等保護基金(2021年度)」の採択を受けることができました。
トングなどの必要な道具を購入して、必要最低限の道具を準備できました。
自分たちの時間を使うことに変わりありませんが、他の人たちの時間も少しだけいただきながら、取組みを続け、何等かの持続的な仕組みをつくっていきたいと思います。
ゴミ拾いがカルチャーに、いずれ、ゴミが無いことがカルチャーになることを目標にこの「CLEAN WETLANDS Project」に取り組みます。
まずは動くこと、動き続けることが大事です。