失敗を恐れる子どもたちへ
毎年、新年度になると感じることがある。
それは
失敗を恐れる子が多い
ということ。
だから、私は最初に伝えることがある。
「失敗は成長するためのヒントなんだ。」
それでも、子どもたちは恐れている、失敗を。
思えば、大人だって、失敗を恐れることってあるはず。
だから、私は語ることにしている。
「失敗していいんだよ。」
それでも、それでも、子どもたちは恐れている。
そこで、失敗を体感させる。
例えば、クイズを出してもいいかもしれない。
クイズを出したら、当然、間違える子が出てくる。
それがチャンスだ。
間違えたら、褒める。
教育現場では、価値づける、という。
「失敗したから、違う答えを考えようとするでしょ。失敗しなかったら、その考えが間違っているかどうか分からないんだ。だから、あなたのおかげで前にいけるんだ。」
そういう経験を繰り返すことで、失敗が価値のあることだと、子どもたちは認識するようになる。
そして、成長するためには、失敗が大切だということ。恐れずに失敗してよいと思えるようになってくる。
それが広がっていくと、成長するクラスになっていくのである。
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