見出し画像

寄居町貧乏移住体験記 #8

2024.10.04(金) その2

 極上のたれかつ丼の幸せに満たされながら、Mさんの案内で、ぐるっと街全体を眺めて回ることに。
 出発前に、Yotteco(よってこ)の売店でお土産を先に買う。寄居特産のトロトロなす、ポポー(トロピカルな香りがする果物)、寄居産みかんのバームクーヘン。さあ出発!

 寄居町はおおまかに市街地地区を中心に、市街地の北に桜沢地区、用土地区、市街地の南に西部地区、折原地区、鉢形地区、男衾地区と区分されている。今回は東から順に男衾地区から鉢形地区、折原地区、西部地区と車窓から案内していただく。地域おこし協力隊員Mさんの愛車は中古と言いつつとてもおしゃれ(車種を忘れてしまった…今度聞こう)。男衾地域にあるJAふかやの直売所に「ちょっといいですか?」と車を止めるMさん。お目当てのパンがあるのだそう。「人気だから、まだあるかなあ」と言いながら、急ぎ足で店内に入るMさん。この瞬間だけはMさんは仕事を忘れているように見えた。

 野菜を一瞬見て、売り場に一直線に歩くMさん。ありました!お店の名前は「ノラのパン」。棚はすでにほとんど空っぽで、食パンと「れーずんとくるみのパン」という小麦胚芽を使った固焼きの楕円形のパンを1/2にカットしたものがあった。Mさんは「れーずんとくるみのパン」を、私は同じパンが食べやすくスライスされたものを購入。さあ、いざ寄居の旅へ出発〜。

 鉢形地区は風光明媚な鉢形城趾があり、晴れていたら案内してくださったのだろうけど、あいにくの雨で、車は鉢形地区を通り抜けて折原地区へ。Mさんの前任の街おこし協力隊員の方が古民家をリノベーションして運営されているという一軒貸し民家「帰宿穏坐(きしゅくおんざ)」を、車窓から「ここです」と見せてくださった。検索してくださるとわかりますが、真っ白な内装がとても素敵で、田舎にいることを忘れてしまいそう。いつか誰かと訪れてみたいなと思った。
 Mさんが借りているという畑にも連れて行ってくださった。綿やオクラ、なすが見事にできていた。もぎたてのなすとオクラを1ついただく。オクラをその場でかじる。もぎたてでおいしい!

 そして車は西部地区へと走っていく…。(つづく)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?